こじらせ女の婚活記録⑧結婚してくれない男への執着心が招いた人生のどん底への道の巻
あの男に執着することさえなければ、晩婚になることはなかったとやっぱり思う。26-31歳くらいの、婚活しとけばまだ全然いけたこの時期を結婚してくれない男に無駄に使ってしまったアホな女のお話。
ちょっと熱くなりすぎて長いです!!
結婚への道を振り返るシリーズです。
26歳頃、失恋からの実りのない合コン三昧の日々で、「こんなはずじゃなかったのに」とわたしの自己肯定感は地に落ちていました。アラサーと呼ばれる年齢になり焦りしかない。
後輩が結婚し始め、親戚も年下の子たちが結婚し始め、挨拶がわりに「結婚は?子ども産むなら早い方がいいよ」の日々。
「もう玉の輿なんてどーでもいい、お金なくていい、手近でとりあえずわたしのこと好きそうな人なら誰でもいい」
と、なんとなく付き合い出したのが会社の上司でした。
6歳年上。結婚歴なし。仕事人間で出世街道には乗っていた。見た目も悪くはない。
付き合う前から、2人で週2.3は飲みに行き、ジムも一緒に通い、家も近所だし、行きつけの居酒屋でもお似合いだと盛り上げられ、ディズニーランドやら日帰り旅行やら彼の地元に旅行して友達に紹介されたり、新婚旅行ばりにリッチに沖縄の離島に旅行したり、年に一度取れる1週間の休みも一緒、お互いの誕生日、クリスマスなどいつも一緒、社内でも取引先でも公認の仲となっていました。(それでも手さえ繋いでません)
それはそれで楽しかったのですが、なかなか付き合うという形を取らぬままグズグズグズグズしていた時点で怪しいと思うべきだった。
それが、正式に付き合うという形を取るようになってから彼は変わったのです。
元々ドタキャン癖のある人でしたがさらに悪化。旅行ですら当日キャンセルが当たり前。
遊ぶ約束も飲みに行く約束も当日まで来るかわからないから、準備しながら「今日は本当にあるのかな?また期待して来なかったら悲しいな」といつも憂鬱。デート前の女の心境ではない。かといって他の予定を入れられない弱さ。
家族や友達に週末の予定を聞かれてもまたドタキャンされたなんて言ったら「その男やめろ」の嵐なので、彼との約束は隠すようになっていました。
気乗りしないなら最初からそういえばいいのに、毎回仕事とかそれらしき理由をつけてドタキャンしてくる。もう、ああまたかという感じ。
たまにわたしが逆襲に出て怒ろうものなら
「俺は今仕事にいっぱいいっぱいで精神的にも疲れてるのに鮎の発言に傷ついた」
みたいな被害者発言をし音信不通の術を使ってくる。3.4ヶ月連絡無視されたこともあります。
結婚の話をしてもそんな感じ。
「俺が今それどころじゃないのわかってるでしょ」のお決まりのセリフを吐き音信不通。
別れたいからちゃんと話をさせてくれという連絡も無視。
タチが悪いのは他に女がいるわけではないことと、会社の共通の知り合いに私と付きあっているとか好きだとか話していること。
自己肯定感低すぎるわたしはまさかのここで「この男やめよう」じゃなくて反省をしました。
「わたしが悪いことしちゃったのかな、確かに言い方はきつかったかもしれない、女らしく男を立てられないと結婚できないんだから我慢しないとな」と。
こうなるともうドツボですよね。
モテない女の執着地獄の始まりでした。
こんな状態がまさかの4.5年続いたと思います。本当に信じられない。
なんで別れなかったのか。
周りから「結婚は?せめて彼氏はいるの?」と聞かれたときに、別れるという形を取らなければとりあえず彼氏はいると答えられたこと。
そして婚活に挫けすぎて、再び婚活市場に舞い戻るのが嫌すぎた。新しい彼氏ができる気がしなかった。
1番大きかったのは付き合ってから時間が経っていくうちに、アラサーのこの大事な時間と労力を彼に費やしてしまった分、結婚という形で回収しなければと思っていました。こう思い始めるとやめ時がわからない。(投資とか株とか絶対やっちゃダメなタイプ)
いつかまた昔の楽しかった頃に戻るはずだ。
何かがすれ違ってるだけ。
家庭の事情も色々ある人で、ちょっと繊細で気難しい彼をわかってあげられるのは私だけだとか思っていました。
自分が怖いし気持ち悪い。情けない。
圧倒的黒歴史です。
今ならわかるのです、なぜ周りが彼はやめといたほうがいいと口を揃えて言ったのか。
わからなかったほうがおかしいか。
本当は私もわかっていたのだと思います。でも認めたくなかった。
ちょっと精神的にも危なかったと思います。変な占い誘われていきそうになったり、同じように悩んでる人の知恵袋を調べまくったり、心理学とかの本買って読んでみたりしました。夫に支配されてモラハラされる女性ってこんな感じなんだろうなと。
その後、音信不通からのご機嫌タイム、ご機嫌タイムからの音信不通を何度も何度も繰り返され疲れ切ったわたしは、旅先で突然ブチ切れた彼にフッと気持ちが切れました。
あ、この人もうダメだな
何怒ってるんだろう、気持ち悪い
あ、もういいです結構です
と彼に対する全ての感情が突然死んだ。
翌朝、彼をホテルに置いてひとりで観光し帰着後
「今までありがとうございました。さようなら」とLINEしました。それにも返事は来ませんでした。
彼はその後も当分私と付き合っている気でいたんじゃないだろうか。
その後も会社の飲み会などで会うことがあるのですが、全くもって普通に接してくる怖さ。
あれから5.6年たった去年の同窓会で、2人で1時間近い道のりを一緒に帰る羽目になったことがありました。
いろんなとこに老いを感じましたし(人のこと言えないけど)、心身の不健康さが見た目に出ていたし、相変わらず仕事に病んでるアピールすごいし(なら辞めろよしか返しが出て来なくて相槌しか打てず)。
何より1番うわあ〜と思ったのは
この人の世界はまだあのちっぽけな会社しかないんだ
と感じたこと。
この時わたしはもう転職も転勤もして視野も広がって新しい世界があったので、余計そう思いました。これに気づいた時、本当に別れてよかった、危なかったー!と思った。
いつももっと一緒にいたいと思っていたのに、
「早く電車着かないかなートイレって嘘ついて途中下車しようかなーでも俺もとか言いそうだなーどうやったらまけるかなー」
と帰り道ずっと考えていました。
帰りがけに「また2人で飲みに行こうよ」と言われ、わたしは返事をしませんでした。
「もう結婚決まってるし。元彼と2人なんてありえないし」
と心の中で呟きながら。
当時のわたしに今すぐ戻って下記を伝えたい。
彼みたいな男に使う時間も、労力も、お金も、その涙も全部無駄だよ。
人生経験として辛い思いをするのも無駄じゃないかもしれないけど、あんな男のためにそんなに思い詰めたり自分を責めたり、自分をおさえてそんなにキラキラできる時期にどんよりとあいつを待ってる時間なんてもったいなさすぎる。
周りの言う通り、絶対他にいい男がいる。ていうかそいつが底辺だからこれ以上落ちることってない。そいつと別れても絶対に彼氏はできる。結婚もできる。
万が一一生彼氏できなかったとしてもそいつと付き合ってる今よりは間違いなく幸せ。お父さんやお母さん、顔も知らぬご先祖さまに恥じるような恋愛をするでない。
とりあえずはやく環境を変えなさい。
その男は大ハズレだったと認める勇気を持ちなさい。
ぜーーーーーーったいに大丈夫、人生何とかなる。
GOGOGOGOーーーーーーーー!!!!
(ひろみ GO風に)
ちなみに彼はいまも独身とのこと。
共通の友人を通じてわたしの結婚の話を聞き、まだ引きずっているような発言をいまだにしているらしい。
わたしを思ってGLAYのWay of Differenceを歌っているらしい。
GLAYの名曲を汚すな!
そして転職を経ていまはわたしの方が給料が高いらしい。
あーほんとに彼と結婚できなくてよかった!
心の底から思います。
人ってどこまでも強くなれる。
これ以上強くならなくていいんじゃんて思うけどきっとこれからもどんどん強くなる。
そして変わりたいと思ったなら変われる。
男に振り回される人生なんてクソだ。
人生楽しみましょう。
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しばし続くどん底期↓