『この夏のこともどうせ忘れる/深沢 仁』
高校生の夏休み。
大人でもなく子どもでもなく、それゆえに傷付いたり傷付けられたりする、胸の奥の鈍い痛みを思い出させるような作品ばかりだ。
見てはいけないものを見てしまう、見てはいけないものを見たくなる、そんな感覚。どれも普通の日常を描いているだけなのに、とても怖い。
どれも主人公たちのその後が気になってしまう。
暑い夏にぴったりの作品だと思う。
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