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アニメフィルムフェスティバル ガンダムF91

アニメフィルムフェスティバル2018。

初参加だと、思う。

何作品か応募し、席が取れたのに、入金し忘れるミス。

でも!1次先行だけではなく、ガンダムへの想いを2次先行にかけた。

そして、無事、ガンダムF91と、逆襲のシャア略して逆シャア取れた!
と言うか、取り直した。

初AFFTへ。

仕事帰り、お酒一杯呑んだら、お腹が痛い。

ギリギリで会場入り。

満席。感涙。

友達と、トークショーの登壇者を予想してた。友達は、シーブックの声優さん。私は、森口博子。監督は、来て欲しいけど、無理かな〜?なんて、思ってた。

そしたら…来たよね!最初に、監督見えて、我が目を疑った。

監督を、初めて拝見したのが、豊島区の公会堂?での上映会。次に、TOHO日本橋出来た時に、トークショー。そして、今回で、3回目なんだ。

アラフォーで生きてて、たった3回…。大好きな監督作品。イデオン、ザンボット3なども見てきてるのに。

ゲストは、監督だけでなく、音響さん、シーブック役辻谷さん、セシリー役冬馬由美さんも、来て下さいました。

監督が来た!と、言う事は、安易に済む筈が無く…終わり時間、長引くのでは?と、思いました。先に、トークショーの、始まりです。

司会者が、登壇者を、紹介すると…
監督。「今日は、司会者(司会進行)を無視します。」いつも通り〜〜〜!!!わー!この、台本通り、進まないパターン!!!

そして、各当時の感想を話されてました。

辻谷さん「舞台からの、初めての声のお仕事でした」え?初めての声優?にしては、上手いよ!!!

冬馬さん「当時は、若く、28年振りに、まさかイベントがあるとは!(当時)頑張って演じました。」冬馬さん、お綺麗〜!28年振りと、思えないほど、声も変わらずです。

監督「映像は、4Kで綺麗になっていく。ただ、汚い処は汚く出ちゃうの。この1年くらいで、音もどうにか出来ないか、考えていた。今回は、音響も、今の(映像に合った)ものに合わせたものにしてもらった。」いえいえ、充分、当時のサウンドでも、味があって、いけますよ〜。有難いですが!

音響さん「まだ、(映画館では)音響がどうなってるか、見てないので、これが初めてです。」音合わせしたけど、試写はしてないって事なのかな?

監督「最近になって、本当、最近、お褒めの言葉を頂いた。僕のいるサンライズからは、褒められたりしない。 褒められた人物というのが、森口博子さん。」

会場(客席)に、来ていた森口博子さん紹介

森口さん「今日は、一ファンとして来たんです。 当時、森口博子はバラエティにとなったのですが、そんな中、エターナルウィンドの主題歌のお話を頂きました。」
「最近、台湾公演に行ったのですが、誰もペンライトを合わせてと言い出した訳ではないけど、曲が重なる処…♪プレイドント ブレイクアディスフォエバー その眩しさをみーつめーてー(るー)プレイドント〜の時の振りが同じで、その時、ペンライトも、同じ色で。宇宙に連れてってもらいました。」「監督に、エターナルウィンドを貰った事、御礼を申し上げます」

冬馬さん「(舞台挨拶の台本通り)家族の話をするとか…さっき…」
音響さん「司会進行なら人に、司会させてあげてよ」
監督「それでは、司会の人、どうぞ」

司会「この物語は、家族の話でもあると言う事で、その辺り、如何でしょうか?」

辻谷さん「今朝、F91を見返してきました。若い頃(当時)は、何とも思わなかったんだろうが、シーブックのお母さんが、息子を乗せる為に兵器を作った訳じゃない’と言うセリフにドキッとした 人はあらゆる処から、そう言う…影響を与えてるのかもしれない」

冬馬さん「貴族の事を監督に、お伺いしました。貴族の物言いを、貴族だからこそ、母親にこう言う言いかたをする…。 当時、高校生だった女の子に、(セシリーが若くして決断した事で)高校を辞めようと思うと言う、お手紙を貰いました。私の関わった作品で、人生を変える事もある。 ガンダムには、沢山、ステキなセリフがある」

森口さん「当時、お母さんと見に行きました。」

〜と言うような(うろ覚え)質疑応答の後、登壇者さん達が一礼し、森口さんは、最前列の席に戻り、上映スタート!

F91の内容…(以下、ネタバレあり)

宇宙世紀のある時、地球が汚染され宇宙のコロニーと言う空間で暮らす人々。そのコロニーの1つが破壊され、地球連邦軍ではない、“何者か”が入ってきた。

それは、滅んだはずの、海賊の様だった。

コロニーの港(ドッキングベア)辺りで働く修理工や、パンを配達している者が、呟く。 ところ変わって、広場では、お祭りが開かれていた。工学科?のシーブックが、セシリーの手を引いている。セシリーを、美女コンテストに連れて行くシーブック。セシリーは、母のドレスを、着用するも、「賭けの対象でしょう?賭けの対象には、されたくない!」と、シーブックの手を避ける。

広場の司会が、セシリーを呼ぶ。 そして、美女コンテストで、見事、優勝を発表されるセシリー。一言、挨拶を、している際に、セシリーの目に飛び込んだものは…。モビルスーツと呼ばれるロボットだった。モビルスーツ(以下MS)のみの、戦い。急に始まった戦闘に対し、人々は、為すすべも無かった。しかし、若者達の世代では、地球連邦軍が守ってくれる、謂わゆる統治下にあって、MSもある時代に生まれた。戦争に慣れはしていないが、そう言う歴史は知っている。子供達、シーブックは戦火の中、親を無くした更に幼い子供たちにも、手を述べ、逃げる。赤子すらも、親を無くし、子供たちが、助ける始末。

そんな中、‘セシリー’は、“何か”を、感じていた。

美女コンテストの司会をしていた、シーブックと同じ学生のカムリは、戦火の中、電話をかけている。父が軍副司令であり、この戦闘はどうなっているのかと、軍に電話をかけた様だった。

其々、子供たちは、散り散りに逃げ、路上の車に乗り込み逃げる。

セシリーもシーブックとシーブックの妹モニカも、各家に戻り、戦乱があった時用の、バックパックに更に荷物を多少詰める。セシリーも、母のドレスを脱ぎ、誰も居ない実家のパン屋で、母のドレスを着たから、少し逃げ遅れそうになったと、叫ぶ。

また、戦闘の中の街を逃げて行く子供たち。コロニーには、戦闘があった時様に、シェルターが何箇所かあるが、追い出される。 途中、カムリが軍関係者と知る人が、カムリを車から降ろそうとする。カムリの近くにシーブック達こどもの、車を付け、ほかの車に乗るカムリが降ろされそうになるのを、助ける。 カムリは、退出ルートを知っていた。其処に向かう、こども達。行先は、博物館だった…。そんな処に、退出ルートが、あるのか?だが、カムリを信じ向かうと、扉は固く閉ざされている。どうしたら?扉を叩き割ろうか?と思ってる中でも、戦闘で、子供たちは、危ない。 すると、突然、‘博物館の中から’展示してあった戦争時代のクラシックMS、ガンタンクが出てくる。博物館館長は、実は武器マニアでもあり、沢山溜め込んでいた様だ。その中の一台、ガンタンクを館長が運転してくる。シーブックの友達たちも、やられるよりは、戦うと、館長たちに手を貸す。 学校では、既に訓練も受けていた。なので、事あるごとに、それが後々、活かされる。 死線を潜り抜けて行こうとするシーブック達だが、仲間が死ぬ。そのガンタンクのパイロットをしてた、館長すらも。 そして、博物館から、地下のシェルター?通路?を、館長は潰していたと言う。

そんな戦火の中、シーブックの父に会う。そして、父から船の場所を聞き向かう、シーブック達。船に乗り込み、少しドッグの中にいる途中、セシリーは外に出る。

其処で、セシリーの父に会うのだが、セシリーを違う名で呼び、連れ出そうとする。

セシリーを、呼びに来た、シーブック。止めに入るが、セシリーの父は、“家族の事だ!”と言う。必要とあらば、シーブックを、打つとも…。

そうして………戦争に巻き込まれた、子供たちの運命は?セシリーは、何者なのか!!?果たして、子供たちは、生きて帰れるのか………。

と、長々と書きましたが、兎に角、戦争の悲惨さや、家族の絆、そして、恋愛を描きたかったのかなぁ?と、思いました。子供の頃の私は、この作品を見て、ボロ泣きしたんだろうな………。覚えてないけど。 今の私には、恋愛要素が、何処で発展したのか、家族の絆や、貴族の在りかた、理想を描いている。 監督が自ら、これは駄作と言うか、後悔が残るらしい。どうしても、自身のイヤらしさで作った作品が、拭いきれず、28年経った今も、後悔はあるらしい。

兎に角、あんまり…最後には、“敵”と言う明確なモノは倒れるんだけど、‘戦争’の根本は解決してない。 ただ、シーブックの親子関係は、良かったと思う。お母さんが、シーブック自身を信じ、セシリーを感じなさいと言うシーンには、感動すら、ある。この、ニュータイプと呼ばれる“精神的な繋がりが、此処に明確になってる”。

と、私は、感じてる。 そして、ヨガみたいだなぁとも、思った。ヨガは、詳しくないが、大地やら気を感じ、自然に溶け込むみたいな感じが、ニュータイプと似てるのではと、思った。

監督は、本当に、天才だ。監督曰く、脚本からして、“わかりやすくする”のが、監督だと、仰っていた。だから、細かく説明しなくても、“わかりやすい脚本で、絵で語り、声のお芝居は、声優さんにしてもらえる様にと、心掛けてるそう。そりゃ、声優さん自身が、演技する内容を分かってなかったら、感情移入も、出来ない。

但し、富野監督独自の、富野節や、戦争の用語などは、声優さんかて、難解であろうな。

兎に角、たしかに、分かりやすい面白さだった。それだけは、言えよう。あと、わかりやすい感動の最後ですね。

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