ものすごい雑な場所でコロナワクチン2回目を完了した話-NYのワクチン事情-

昨日、無事2回目のワクチンを打った。一回目を打ったのが一ヶ月程前。

NYでは4月頭に３０代以上ならば誰でも予約してワクチンを受けれる事になり、早速予約しようとした。

が、近所の提供場所はどこも既に埋まっていてとれず・・さすが皆考える事は一緒か。その時点で空きがあったのが、ナイアガラの滝辺りの提供場所。いやさすがに片道５-６時間は無理笑　と思い断念。

しばらく日を改めてまた予約サイトを訪れてみると、近所には無いものの、車で片道１時間半程の場所では受けられる事が判明。早速予約した。

予約はオンラインにて。自分の郵便番号を入力すると、近い場所からワクチン接種会場がズラーっと出て来る。会場と空きのある時間帯を選択し、簡単な情報入力だけでサクサクと進み、すぐに完了した。

第一回目のワクチン

一回目のワクチンは、地元の短大の体育館を借りて設営された大きな場所だった。アーミーの方やナース、係員の方等もたくさんいて、割としっかりした場所と運営の印象。写真や動画の撮影もNGだった。

受付を通り、体育館に通されブースで仕切られた場所に一人づつ座り、簡単な受け答え(住所や体調等について)をし、早速注射。ちょっとチクッとするくらいで、インフルエンザワクチンの様な感じ。

打った後は、体育館内の椅子にて一人づつ間隔をあけて座り、１５分待機するように言われた。アナフィラキシーショック等が起きないかどうかを確認するためだ。もしもの時に備えて、医療関係の方も体育館内にスタンバイしていた。１５分経ち、特に変わった様子も無く、あっさり終了。無駄に並んだり待ったりする事も無く、とてもスムーズに無事1回目のワクチンを接種できた。

2回目のワクチンはびっくりするくらい適当

当初は2回目も1回目と同じ会場で受ける予定だったが、どうやら普通の薬局でも受けれるらしいという噂を聞き、予約サイトを再度チェック。

すると近所のCVS(アメリカにたくさんある薬局のチェーン店)でも受けれるようだ。こりゃ片道１時間半かけるより近い方がいいと、予約場所を変更。

そして昨日2回目のワクチンをCVSに受けに行って来た。

中に入るとCVSの受付の人が端っこに小さいテーブルと共に座っていた。受け付けは名前、保険証、1回目のワクチンを受けたという証明書(の様な物)の確認。それをさくっとすませると、ここに並んでて~と言われ、お菓子やらクスリやらが並ぶ陳列棚の間に並ばされた。

え、ここでやるの？笑　↑この傾いた囲いの中でワクチン接種は行われているようだった。不安しか無い笑　いやビールの前・・

前に１人待っていただけで、長蛇の列は全く無かった。少し進むとまたCVSの係の人が薬剤師さんの所へ案内してくれ、そこでも再度名前等を確認、入力された。

そしてしばしまた菓子の前で待つ事数分、1畳も無いくらいの狭い適当ブースの中で、ナースらしき人に第二回目のワクチン注射をプスっとしてもらい、一瞬で終了。今回もチクッとしただけで大した痛みは無い。

同じ薬局内の文房具売り場の下に簡易的に設置された待機場所で、一回目と同様、各自１５分待機し様子を見る。ちなみにスタンバイの医療関係者は見当たらなかった。無事に１５分間何事も無く過ぎ、あっさり帰宅した。

副反応はあったか？

1回目のワクチン接種後、翌日から打った箇所を中心に腕が痛かった。強い筋肉痛の様な痛みで、寝る時に注射した腕が下になるとイタタとなるくらい。

１回目より2回目の方が副作用が出やすいという話を聞いていたので、内心ビビりながら、今過ごしている。

今のところ翌日の今日、一回目同様に腕が痛い。肩こりもひどい様な、身体も何となく痛い様な、風邪の前の節々や筋肉が痛い感じに似ている。私は熱は出ていないが、人によってはだるくなったり頭痛がしたり、熱が出る人もいるとか。とりあえず身体が何かしら戦っている感じはする。

手を抜く所は抜く。アメリカのスピード感の理由

先ほどの傾いていたブースのように、2回目薬局でのワクチンの接種場所はものすごい適当。もちろんワクチン自体はしっかり管理されている(と願う)が、手を抜く所はとことん抜いている、というか気にすらしていなさそう、という印象。でも本当に必要と見極めた所はスピード感を持って突き進める。アメリカらしい。

そのおかげもあって(もちろんそれだけが理由ではないが)、こんなにも早く、簡単にスムーズに多くの人がワクチンを受けられているのかなと感心した。予約を始め、全体を通して非常に迅速で簡単だった。

アメリカに住んでいて感じるのは、日本は良くも悪くも、全てがきちんとしすぎている事。完璧を求めすぎというか、きちんとしている事が当たり前になっている。完璧を求めすぎて、スピードが遅くなる。まさに自分の性格にも当てはまるから耳が痛いが、これも国民性なのだろうか・・

日本だったらきっとすごく清潔なきっちりした環境で受けるのかな〜、とお国柄を想像して、見習うべき所が色々あるなと思った貴重な体験だった。