28日目 怖くてエロくてグロいブッダパーク・スリランカ青年の受難・姉妹旅

昨日書いたようにビエンチャンには何もない
僕がもう少し寺院とかに興味があればそれなりにみる場所はあるのだろうが…
このまま行くとビエンチャンの物価の安さの恩恵を受けて、ただ飯を食い目的もなく歩き飲んだくれているだけになってしまう
流石に、ということで今日はブッダパークという場所に行こうと思う

このブッダパーク1958年に造られた割と新しい施設
芸術家でもあった制作者の意図がかなり反映されている上、制作に携わった人々に仏像建設の知識経験がなかったことで、不思議で歪な世界観となっている

石像じゃなくてコンクリート像らしい

この奇妙な感覚は仏教の知識が全くない僕でもわかるほどであり、あまりみたことのないエロい仏像や攻めた仏像なんかもみられた
それではダイジェストでどうぞ

いきなりでかい顔の口が入り口になってる
動かないのはわかってるけど意外と怖い
中にはフロアごとに世界観がこれは2F
像に四方を囲まれていて怖い
四肢欠損・首なし
こんなのがたくさん
てっぺんには木みたいなのが生えてる
誰が工事したんだという急すぎる階段
ひどいところは10mくらいの高さなのに
手すりもないし幅も10cmくらいしかない
3Fは人魚の空間
人魚とブッダの融合なんて初めて
1Fは地獄、骸骨と処刑人みたいなのがたくさん
天井から吊るして顔に串刺ししてる
こわーい
床は骸骨だらけ

外にもたくさんの像がある
なんでも200体いるそう

おじいちゃんブッダ
エロ同人誌にありそうな構図
舌出してるところがみそ
1番意味不明だった
グラドルみたいなポーズでカッパみたいなのを食べてる
この構図結構何体もいる
組体操、楽しそう
グロい
ロッドレイスの巨人みたい
寝込みを襲うブッダ
この近距離で弓矢攻撃
お茶目
女神バージョン
女性バージョンは全部胸大きめに作ってる
おデブちゃん
みんなのギターヒーロー

宿に戻ると声をかけてきたスリランカ青年
なんでもスマホをなくして親と連絡を取れないからスマホを借りたい、昨日から何も食べていないから一食分のお金が欲しい、的なことを言っている
怪しいことこの上ない
が、果たしてこれが嘘なのかどうか確かめてみたくなった

これでもかというくらい質問攻めにしたがどうやら嘘はついていないように思える
彼の言い分は、
今はビザ申請中、荷物を取られた、他の人のスマホを借りて親から送金してもらうことになっているがそれまでお金がない、送金先はちょうど僕が泊まっている宿の従業員のスリランカ人、だからこの宿のそばでいろんな人に声をかけたが誰も止まってくれない…とのこと
都合が良いように思ったが、うちの宿にスリランカ人が働いているか確認するとどうやら本当のようだ

タバコを吸いながら物乞いしているおっさんと比べたら、よっぽどこちらの方が可哀想だった
最悪300円だし騙されてもいいやと思って、その代わり一緒に食べに行こうと提案した
彼は英語を話せたし、同い年だったし話は盛り上がった
スリランカのことなんて何も知らなかったので、彼の話は新鮮で面白かった
インドと近い分、インドの文化は入ってくるようで、RRRを見たと言ったら手を叩いて喜んでいた
スリランカはタミル語という言語らしい、日本人がタミル語で日本の話をしてくれればスリランカで1番のユーチューバーになれる、是非ユーチューバーになってくれと言われた
アホか、英語すらままならないのに
でもこの旅でスリランカにも寄りたくなった
最後に明日の朝食用のお金を貸してくれと言われた、さっきの食事代は僕が奢ったが、今回のは送金されたら返すと言う
正直彼の話に嘘はないと思うが、ここで貸したお金が返ってくるかは別問題だし可能性も低い気がした
だが旅を始めて最初の経験だし彼にかけてみたくなった、返ってこなくても良い経験になると思ったし、300円で世界の感覚(スリランカの、はたまた彼だけのかもしれないが)を知れるなら安いとも思った

明日夜お金が送金されるらしい、日本人の感覚では彼は間違いなくお金を返しにやってくる、それほど楽しく話した
だが世界的基準で言えば返しに来ない人の方が多い気もする
客観的に考えれば返しにこないと思う、でも感情的には彼とは楽しく話せた分返しに来て欲しいと思っている
結果は明日夜わかる

宿に戻ってラオスビールを飲む
ラオスのビールはとても美味しい、本日飲んだDARKを持ちましてBeerlaoコンプリート
おすすめはIPAです、次いで無印

宿に日本人姉妹が泊まっていて少し話す
彼女たちは姉妹で世界一周するらしい、まだ始めたばかりで僕と同じような感じだった
特に手工芸などに興味があるらしく、行った国は同じでも僕と違った角度からの旅の思い出がある
彼女達は旅の記録をnoteでつけているというのもあり親近感
彼女達の丁寧な感性と等身大でゆったりとした旅の楽しみ方を見ていると、少しの憧れと共に、旅の多様さになんとも言えない興奮みたいなものを感じた
僕の旅もこれからどうとでもなるしどうとでもできるんだなと

今日の自立散歩のお供
ゆらゆら帝国のSweet Spot
「2024年世界旅行」やっとります

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