6日目 ベトナムハノイ到着、初値段交渉チャレンジの苦悩

昨日の記事です、今日から1日ずれます、明日からはちゃんと昼投稿にします

昨日は人生初の空港泊だったが、興奮してたのか眠くなかったので寝なかった
普段から10分寝付けなかったら起きるようにしている、眠るまでじっとして耐え忍ぶあの時間は何にも変え難い苦痛だから
その間ネトフリの「ポップスがが最高に輝いた夜」を観た、We are the worldのドキュメンタリー映画
Youtubeに上がってるボブディランの録音風景みたいなのが結構前から好きでお気に入りの動画だった、今回の映画でそのシーンが解説(ライオネルリッチーだったかな?)付きで見れて嬉しい、確かにYoutubeでも周りに人映ってなかったけどまさか全員退出していたとはw
ボブディランがニッコリしているカットを見れただけで満足した


そんなこんなでベトナムに着く、予想はしていたがやっぱりクソ暑い
でも香港の方が湿気があった、なんなら香港では毎日雨がパラついてたはずだ、天気がどんよりしていないってだけで天気に関しては大満足だった(少なくともこの時は)

バスにしばらく揺られて旧市街の方へ、宿も探しチェックイン、さあまだ昼前だ何をしようか
香港では日数をそこまで取れない分非常によく意欲的に動き回った、毎日20kmは確実に歩いたと思う、普段履き慣れていないサンダルだったのもあって少し靴擦れが起き始めていた
だからベトナムではゆっくりしよう、ある程度長い時間滞在し、満足したら次の街に行くくらいののんびり旅をしよう、まずはゆったりどっかのカフェにでも入って、いや公園でまったりもいいな
そんなことを考えていたはずだったのに同時に足は歩き始めていたようだ、すでに宿からだいぶ遠くまで来てしまっていた
僕の場合は脳が足に信号を出すわけではなく、足が自我を持って動くらしい
頭だけでなく足にも脳があるのだ、タコと同じ構造だ、ぼくはタコだ、ぼくは磯に住むタコだ!


ベトナムの街は想像するような東南アジアといった感じだった、信号なんてあってないようなもので、バイクがこれだもかってくらいクラクションを鳴らしながら走っている
めっちゃうるさかったが、洗練されていないごちゃごちゃ感がかなり気に入った、元々人がたくさんいるごちゃついた街の方が好みなのだ


街をぶらついているといろんなことがわかってくる、多すぎるマッサージ店、日本にはないメニューのコーヒー屋、そのうちの1つどうやら値切りの文化があるらしい
人生で値切りの文化に触れて来ていない、どんなもんなのか確かめたくなった、決まりだ今日は値切りというものを体験しよう
目標が決まりテンションもおさまるとあることに気がつく、この国暑すぎる
日中の最高気温は39℃、 え?39℃?
体感気温は44℃、 は?44℃??
どうなってんだよ!!

腹ごしらえ
米を食いたかったのでチャーハンにしたが、イマイチ
味がだいぶ薄かったような…

まぁ良いでしょう、決戦に向けて準備万端だ
とりあえず賑やかな方へ賑やかな方へと歩く、短パンがある店全て入り値段を聞く(狙いは短パンにした)
店によっては値段が書いてあったりなかったり、商品は同じものがよく売られているが値段は違ったり
何軒まわっただろうか、どうやら完全な値切りの文化ではないらしいことに気づく
値段を聞いて帰ろうとすると向こうからいくらがいいんだと聞いてくるところもあれば、こっちから値段を提示してみても全く取り合わないところもある、これは大変そうだ
地図を見ていないのでわからないが、その後もだいぶ歩いたと思う
靴擦れ箇所が完全に剥けた頃、服屋がたくさん入ってるショッピングモールのようなところに着く、ショッピングモールといってもだいぶボロく、雰囲気的にはフリマとかアウトレットっぽい
ここまでくると商品の上にがっつり寝っ転がって完全に就寝している人が出てくる、しかも半分ぐらいはそうなのだ、寝ているか、起きていても動画かゲームである
値下げ交渉どころか、起こして売買交渉からしないといけないのか

暑いし疲れたしで弱さが出たのだろう、このモールではほとんど通過しただけになってしまった
結局また違う道の賑やかな方を目指す
他の店と比べて今までで1番安い店を見つける、ここにしよう
相場がわからないからとりあえず半額で言ってみた、ノーと言いつつ値段を下げてくれる
何回か繰り返し、両者譲歩しあった、そして深夜特急で読んだ帰るふり作戦を決行した
帰るのを見ると一気にこちらの提案を飲んでくれた
初値下げはこうして成功に終わった

何時間も歩いて数百円の値下げ
歩いていカラカラの喉を潤すための数百円
このビールを買ったことで結局赤字

勝利のビールがうまい、達成感がある、時間を使って歩いた甲斐があった
しばらく余韻に浸るが、どうもやられた気がしてくる
帰るふりをして一回でその値段まで下げるということは向こうはそれで満足だったのだ
帰るふりした段階である程度値下げし、俺を引き止めてもう一度交渉に持ち込むこともできたはずだ
少なくとも帰る作戦は2回はできると思ってる、そう考えるとこちらの最初の言い値か譲歩額が高かったのだろう、そう思うともっとこうしておけばの思考が止まらない
この反省を元に今すぐもう1度挑戦したいが、流石に暑いし疲れた、ひとまず帰ってシャワーにしよう
結局この時点で20km弱、今日も20kmコースになってしまった

夕飯を食ってビールを飲んでいると隣の人が日本人で声をかけてくれた(思ったより日本人は少なめ?)
同い年だったこともあり盛り上がる、もう一軒行くことに
そのあとはマジシャンの助手としてパフォーマンスに参加させられたり、ベトナム人にベトナム語で話されて全く伝わらない会話をしたり、もう1人合流したり、最終的にはクラブに行ったりした
この辺は話すと長いから省略しよう、面白い話もあるので気が向いたらそのうち書こう
楽しい夜だった

今日の自立散歩のお供
ベトナム着く前に空港を探検しながら聴いてた、日記とは全く関係ない選曲です
RenaissanceのNovella

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