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「自信をつけるしかなかった」〜18歳で海外へ飛び出して得られたこと
「日本のもので恋しいものはあるかな?」
「塩昆布です!あとポテチ!」
私の問いかけにすぐにそう答えたゆみこちゃん。彼女はカナダに移住して今年4月で12年目になります。穏やかで優しい雰囲気とは対照的な芯の強さと驚くほどの行動力を兼ね備えた持ち主。そんな彼女を突き動かす原動力/マインドはなんなのか、ルーツと共に聞いてみました。
このインタビュー記事はキャリアスクール “SHElikes”の10期海外コミュニティのメンバーをインタビュー取材したものです。
海外の魅力に触れたメンバーの紹介を通して、この記事を読んでくださるみなさんが少しでも海外に興味を持ってもらえるきっかけになれば幸いです。
SHE:SHElikesの略称 SHEメイト:SHEの受講生 サポ隊:コミュニティサポートメンバー
ゆみこちゃんのプロフィール
ゆみこちゃんは鹿児島県出身の29歳。現在カナダのトロントに在住。
高校卒業後、カナダのバンクーバーの語学学校へ進学。語学を1年間学んだあと、カレッジへ入学。その後、元々デザインが好きだったことからネイルの学校へ通い始め、技術を習得し、カナダの永住権を得てトロントへ移住。今はネイリストとして働きながら、SHElikesにてWebデザインを学び中。
Q.海外に行くきっかけは?
海外に興味を持った最初のきっかけは母の存在です。
小学生の時に「近所に英会話の先生がいるよ!」という母の言葉をきっかけに、英会話を習いはじめたんです。
その当時は海外へ誰もが行ける時代ではなかったため、もしかしたら娘には海外に触れるきっかけを与えたかったのかもしれません。
そこで英語の楽しさを知り、英語コースがある高校に進学しました。修学旅行でニュージーランドに行ったことで、海外生活に憧れを持ち始めました。
進路を考える時期になり、最初は外大に進学!と考えていて、キャンパスの見学にも行ったんですが、そこに行ってからの自分があまり想像できませんでした。それなら「これが好きってことに1回かけてみたい!このまま海外に行きたい!」と思って、母を説得したんです。
担任の先生からは「海外に行って、やっぱり日本に住みたいってなった時に、大学に行ってないとあなた苦労するわよ。」と言われたんですが、「先生の苦労が私の苦労とは限りません。」って、私そう答えたんですよね(笑)
先生はこの子に何を言っても無駄だと思ったみたいです。ちなみに先生は海外を飛び回ってから、大学に入り直して英語の先生になったっていう経緯があって。最終的には「行くだけ行って帰ってくるのもあると思うし。」と言ってくれたので、たとえ私が日本に帰ってきても、先生はそれを失敗ではなく経験としてみてくれているんだと私は受け取って、あらためて海外行きを決意しました。
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Q.SHEに入会した理由は?
手に職をつけたかったからです。元々デザインが好きなんですが、自分のWebサイトを作りたくて。2年前からハンドメイドでアクセサリーを作っていて、それを将来オンラインで売るなら、自分でWebサイトも作れたらかっこいいなと思ったんです。
またオンラインに商品を載せる時に写真も大事だなって。写真をキレイに見せるにはPhotoshopのスキルが必要だと気づきました。
私には独学は難しかったので、Webデザインのスクールを探していたところ、SHElikesを見つけました。カナダの学校と迷ったんですけどね。日本語の方がきっとよく理解できるはず!と思って、SHElikesに入会を決めました。
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Q.海外(カナダ)に11年間住んで得られたことは?
カナダに来た時は全部怖くて不安でした。
でもやっぱり、自分で決めたことだからやるしかなかったんです。
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①自分を大事にするマインド
ネイルの学校に通っていた時、他の生徒さんがズバズバ意見を言う方ばかりでした。これくらいじゃないと海外で生きていけないのかもしれないと思いました。なんで外国人があんなに自信たっぷりに見えるのか、考えてみたんですよね。
私の中で出た答えが、”みんな自分を大事にしているからこそ、他人を大事にできる”という考え方です。
そして、自分を売り出すのが海外のやり方。「自分はこれができます!」って言えると、それを強みとして見てもらえるんです。
だから、私も自分の言いたいことを言えるようになりました。
私は田舎で育ってきたので、人の目が気になる性格だったんですが、今はそういうのが全くないです。
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②永住権を取れたこと
私は運が良かったと思います。
永住権を取りたい人はたくさんいるんですけど、みんなすぐに取れるわけではなくて、学歴とか職歴とかいろいろ基準があるみたいです。
私は当時お付き合いしていた方が永住権を取りたい方だったので、じゃあ一緒に永住権を取ろう!って話になったんです。彼もカナダ人ではなかったので、外国人同士で永住権を取るケースがあまり周りにはいなくて…。弁護士さんにお願いして、なんとか無事に取れました。彼とはその後、お別れしてしまいましたが(笑)
もし永住権が取れなくても、日本には帰国せず、他国へ移動していたと思います。
そんな私なので、周りからは行動力がすごいって見られがちなんですが、私はただ自分が好きなことをやってるだけなんですよね。
③行動力がついたこと
彼からトロントに移住しよう!って言われた時も、最初は嫌だったんです。バンクーバーから離れるつもりは一切なくて。理由は、当時働いていたバンクーバーのネイルサロンが大好きで、これ以上の職場はないと思っていたので。
「ダメならまたバンクーバーに帰って来ればいいじゃん。」
彼のその言葉に納得して、「もしかしたら、住めば都かも?」と思い、トロント移住を決めました。
不安で行動にうつせないよりは、やってダメだったら違うことをすればいい。自信をつけるしかなかったんです。
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余談ですが、移住して感じたことは、さまざまな国の歴史をもっと勉強しておけばよかったなと。カナダは移民が多いので、外国人と話す機会も多く、他国のことが知れる反面、日本のことを聞かれた時にあまり答えられない自分がいて。
また海外にいるからこそ、日本の良さはひしひしと感じますね。
Q.1日のスケジュールは?
8時に起きて、ゆっくり朝ごはんを食べて仕事に出かける準備をして、10時に家を出て出勤します。
11時〜19時頃までネイルサロンで働いています。20時には帰宅して、夕食後はアニメを見たりゲームをしたりしています。そして深夜1時に寝ています。
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Q.今後のVISIONは?
フリーランスですかね。ただカナダのフリーランスがどんな感じなのか、まだ正直なところ、あまり分からなくて。
ハンドメイドのアクセサリーを作るのが趣味なので、自分で自分のWebサイトを作って、EC運営も自分でやりたいと思っています。
また、日本のデザインと海外のデザインは色の使い方が全く違うので、両方のデザインを学びたいと思っています。英語だと配置も全く違うんですよね。
ネイルの仕事はずっとはできないと思っています。すでに腰を痛めているので、長くは働けないなと思っています。
SHEメイトさんへのメッセージ
女性として自信が持てることをやってほしいです。女性って結婚や出産でキャリアを諦めないといけないことが多いですよね。私の周りの友達が実際そうで…。私はSHEメイトさんと繋がって、自分が悔いなく続けられることを一緒に見つけていきたいと思っています。
海外に行くことは最初は不安だと思いますが、思い切って海外に行きたいって口に出すことで、意外ときっかけや方法は身近にあると思います。
私自身、SHElikesというコミュニティに入ってから、みんなのやる気や行動力に刺激をもらっているので、これからもみんなとやりたいことをどんどん発信してチャレンジしていきたいです。
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おわりに
ゆみこちゃんの行動力にはハッとさせられることばかりでした。
SHElikesに入会してまだ2週間という時期に10期海外コミュニティのサポ隊に応募。また自身の学習にも力を入れ、アウトプットを積極的に行い、入会2ヶ月でSHElikesのクリエイティブコンペに採用されるなど、成長のスピードが凄まじいです。
今後のゆみこちゃんの活躍が本当に楽しみです。
Yumiko(インタビュイー) X:https://twitter.com/yumi_Kgsm
Yuka (執筆) X:https://twitter.com/yuka_tabicoorde
ズシン(バナー制作) X : https://twitter.com/9_21xin