EC・D2Cを8年してきた私が、SmartHRに転職した理由
本日から新年度!ということで、気持ち新たに近況報告します。
実は2月中旬より、株式会社SmartHR に転職していました。
株式会社SmartHRは、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の企画・開発から運営・販売まで行っている会社です。人事・労務の業務効率化を実現し、働くすべての人の生産性向上を支えるSaaSを提供しています。
私はマーケティンググループのナーチャリング(顧客育成)ユニットに所属しています。どんなお仕事かというと、以下の内容です。
今回SaaSのマーケに転職しましたが、直近はスタートアップ2社でEC運営サポートをしていました。
このnoteでは、入社経緯や今後していきたいこと、転職での学びなどについてお伝えできればと思います。
SaaSやtoBマーケのキャリア・転職について考えている方や、SmartHRのマーケティング、ナーチャリングのお仕事に少しでもご興味ある方の何か参考になれば幸いです!
EC・D2Cを離れ、SmartHRのマーケに転職した理由
私は仕事をする上で「まだ世の中にひろがりきっていないけど、本当に良いと思うものをひろげる」「プロダクトを通じて、人の不調を防ぐことに貢献できる」かどうかを重視しています。
なので昨年は数人のスタートアップに挑戦し、ヘルスケア・ウェルネス領域のブランド2つ(総合的な菌ケアサービスを展開する「KINS」と、女性向けの植物性ウェルネスプロテイン「KOREDAKE」)に参画していました。
どちらも代表やメンバーの想いが詰まったブランド・商品を展開している会社で、貴重な初期のフェーズで採用いただけたことに感謝しています。
初めてのスタートアップは反省と学びだらけで、0から1を生み出すこと、バックオフィス体制・組織づくりの難しさを痛感。
会社のことを考えると「今のフェーズではこういうマインド・スキルセットのある人の方が最適だろうな」と思う場面が多々あったので、双方合意の上で辞めました。今も陰ながら応援しているブランドです!
スタートアップを経験し、バックオフィス体制・組織づくりの大切さを身に染みて学んだこともあり「業務を効率化し、もっと働きやすい環境をつくるにはどうしたらいいんだろう?」「誰もが自分の強みを発揮しながら、心身が健康な状態で働き続けられる仕組みをつくるには?」と考える機会が増え、強い興味が湧いてくるようになりました。
領域でいうと社内DXや健康経営、ウェルビーイングといったところでしょうか。
※上記のウェルビーイングに関する記事ですが、スマホからだと何故かサイトに飛ばないため、気になる方はPCよりご覧ください。
ブランドや商品を通じて、お客様の心身の健康(ウェルネス)に貢献したいと思ってきましたが、働きやすい環境をつくることで、働く人の心身の健康をサポートしたいという考えに少しずつシフトしてきたのです。
そんな考えのもと転職活動をする中で、SmartHRのいいなと思ったところは主に5つです。
選考を受けていくと、面接に出てくる方々が会社の価値観(バリュー)を体現している素敵な人ばかりで、進むごとに入社したい気持ちが増していきました。
価値観(バリュー)を掲げるだけでなく社内に浸透・実現しているところに感動し、転職を決意しました!
SmartHRに入社して感じたことや、今後していきたいこと
入社してまだ1ヶ月半ですが、大きなギャップを感じることなく毎日快適に過ごせていて、入社できて本当に良かったです。
今までいろんな会社や働き方を経験してきましたが、SmartHRに参画する中で特に印象に残ったことを忘れないうちにメモしておきます!
簡単にいうと、オープン・フラット・遊び心のある社風と文化!
とても有り難い環境で働けて日々感謝しているので、早く貢献できるように自分らしく頑張っていきたいです。
今後SmartHRでしていきたいのは、人材マネジメント領域をもっとひろげられるようにマーケティング活動をコツコツ行っていくことと、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用できるようになり、顧客体験をより良くしていくこと。
幸いなことに、MAツールを使用する際、EC・D2Cの業務で培ってきた知識やスキルが活かせていると感じています。
なので今は、SaaSのマーケやMAツールの勉強中です。また自分自身もっと発信力を高め、同業界・職種の方々の何か少しでも役に立っていきたいと考えています!
色々転職してきて、自分らしい仕事選びで大切だと思ったこと
過去に私は8年以上EC・D2Cに携わってきましたが、その領域から離れることに対して、実はものすごく葛藤がありました。
「今まで積み重ねてきたことが無駄になるのでは?」「今の年齢から新しいことを始めて大丈夫か?」という不安で、眠れなくなる日もあったほど。
Twitterやnoteで時々言っていたのですが、自分でウェルネス領域のD2Cブランドをつくることも視野に入れていたくらい、ずっとこの業界に関わっていると思っていました。それもありスタートアップに参画したくらいです。
ただ今回、1から自分を見つめ直して気づいてしまったんです。
ブランドを立ち上げることで実現したい社会や夢が叶うなら良いのですが、私の場合「ブランドをつくること自体が目的になっていないか?」「どうしてもブランドをつくらないと実現できない何かがあるのか?」と。
ここ数年ブランドを立ち上げる人が増え、「自分も何か立ち上げないといけない」といった焦りがあったのかもしれません。
EC・D2Cはお客様の役に立つための一つの手段であって、立ち上げるのがゴールになってはあまりよろしくないなと思いました。
なので今回その枠をとっぱらって、本当に自分が実現したいことと向き合った結果、選んだ道が今の会社に入社すること。働く人の不調を防ぎ、働きやすくすることに貢献していきたいと思っています。
実は私自身、過去に心身のバランスを崩して休職したことがあるのですが、一人でもそういう人を減らしたいですね。
そのためにもまずは自分がご機嫌に働き続けることが大事だと思うので、目の前のことをしつつ働きやすい仕組みについて研究していきます。
あと今回、自分らしい仕事選びで一番大事だと思ったことは社風や文化、自分が貢献できるフェーズとの一致。
どんなにミッションに共感していても、ここが合っていないと自分らしく働き続けにくいと思いました。同じミッションでも、会社のフェーズが違うと自分に求められる役割や業務の範囲が大きく変わってきます。
なので、入社前にここのすり合わせがしっかりできていることが大切だと思いました!
自分と向き合うため、ほぼ毎日更新していたTwitterを約2ヶ月(2021年11月中旬〜2022年1月中旬)更新頻度を減らして距離をとっていたのですが、その期間でいろんな方々のサポートもあり価値観・方向性をじっくり見直すことができ、自分とマッチする会社・人に出会えました。
東京にきて数年、初めてベンチャー・フリーランスやスタートアップを経験して毎日生きるのに必死すぎましたが(笑)、今回の転職を通じて自分と向き合う時間ができて良かったです。余白の時間をつくること、大切ですね!
以上、長くなりましたがSmartHRに転職した理由と今後のご報告でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!新年度も、よろしくお願いいたします。
少しでもSmartHRに興味をもってくださった方がいらっしゃれば、心からおすすめできる会社なので下記資料やサイトをのぞいていただけると嬉しいです。私と友人の方はリファラル採用も可能なので、気軽にDMください。
ナーチャリング担当が具体的にどういう仕事なのかもっと知りたいと思ってくださった方は、先日SmartHRのナーチャリングやMAツールの活用に関する記事が公開されましたので、よろしければこちらもご覧ください。
※追記:ナーチャリング担当の募集要項も掲載しておりましたが、おかげさまで今期の採用が決まりました!ありがとうございます。(時期により採用再開の可能性あり)
他のマーケティング職はまだまだ募集しておりますので、上記の採用情報よりぜひご応募くださいませ。お待ちしております!