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12年前に起きたDVを今、考えてみる

今月2月の中旬に行われた、
DV加害者更生教育プログラム全国ネットワーク(PREP-Japan)のオンラインセミナー~DV加害者更生教育プログラム参加者が気づきを語る~
に参加してきました。

セミナーに参加する前の、被害者である私の心環境


私は、12年前にDVが原因で、離婚をしました。
離婚後、一部の人を除いて、その事実を周りの人に言う事はありませんでした。

ですが、2020年、私に大きな転機が起きたのです。
私は、何故かDVで離婚した事実を公言しなければならない状況にいました。。。

現在、フランス人のパートナーと0歳児とフランス在住。2017年より、日本人ママ友からの集団いじめに合い、パートナーとの関係をも危うくする陰湿な嘘噂に立ち向かうべく、DVを公言し、パートナーと乗り越えてきた事実を公にした。

フランスは、DV問題に対して、とても敏感です。
2020年のDV加害者に対しての処置を話題にした記事です。↓
https://news.line.me/list/oa-afpbb/t2nq5o77f3a0/glmo37kgtlt3?utm_source=OA_digest_oa-afpbb&utm_medium=202009261217&utm_campaign=none

DVに関しての、デモもフランスでは起こります。

私が、DVを公言したきっかけは何にせよ、公言した事で、私を知る周りの人達(周りのフランス人含め、日本にいる友人も)は、その事実を受け入れ、今の私を支えてくれています。

脅威もなく、支えられている事を十分に感じられている今の状態は、
私の心環境は、安定している状態である。と言えます。

それは、
心の底から少しづつ湧いてきていた、DV問題に対して、私自身が小さなことでも良いから、何かしら取り組んで行こうとする気持ちの準備が整った。
っと言う状態であると私には思われました。

なぜ参加しようと思ったのか?


フランスは、男性が絶対とされる国の移民もたくさんいます。
TVのCMでも、DV問題が取り上げられており、日常的にもこの問題が日本より、非常にみじかなような気がしてます。

私自身にDV経験があるので、余計に目についてしまうのも事実ですが。

ちなみに、私のDV経験というものは、束縛にアザができるほどの暴力でした。

幸い、今のパートナーは、声を荒げることもなく、手を振り上げることもなく、もちろん、私を叩くことも、蹴ることも、必要以上に強く私をつかむこともありません。

パートナーに出会い、こんな安定していて、寄り添ってくれる男性もいるのだなと思って感謝しています。

そんな、暴力のない今の環境にたどり着けた私が、最近になって思う事、
それは、

元夫は、どーしたかったのだろう?

です。

偶然に見つけた今回のセミナーを見た時、
その疑問の答えを知りたいと思いました。
そして、同時に、DV加害者更生教育プログラムとは何なのだろうか?
とも思いました。
その存在を知らなかったのです。

私は、迷いもなく、参加の申し込みをしたのでした。

DV加害者更生教育プログラム参加者の話を聴き終えて

今の私の心環境は、安定している状態であると思っていました。
セミナーに参加をするまでは。。。

私は、安定どころか、話を聞きながら心が乱れていくのが分かりました。
正直、気づきを語ってくれた彼らの話を、まともに聞くことは出来ていません。

12年も経っているのに、あの当時のことが、私の中で、フラッシュバックされてきたからです。

このDV加害者更生教育プログラムに参加している彼らに対しては、怒りや憎しみは湧きませんが、彼らが正直にまっすぐ話そうとすればするほど、彼らを蔑んで見てしまっている私自身がいました。

それでも、彼らがなんとか自分を変えようとしていることは感じ取ることは出来ました。

それは、元夫には感じ取れなかった感覚でした。

あの時、12年前に、このプログラムが反映されていたら。。。

私は、あの時、彼を更生させようと、まず、彼自身に、これは家庭内暴力なのだと理解してもらおうと必死に動いていた事もあったのです。

彼らの話を聞き終えて、決して、気分は良くありませんでしたが、DV加害者更生教育プログラムというものが現在は存在するという事を知り、

元夫は、どーしたかったのだろう?という疑問はまだ解決していませんが、

私が、出来ることは何かないのだろうか?

という、前向きな希望にも似た行動する意欲を得る事が出来たのでした。

このDV問題に対して、今の私が、出来ることは?


私は、あれから12年の月日が流れ、今は安全に暮らしていますが、
世間では、あちら、こちらに、同じ問題は転がっており、死に至るケースあるようです。

今、この時も、時には小さな子供にまで、身体的な暴力だけではなく、モラハラなどの精神的な暴力が及んでいるという事を思うと、悲しく、苦しくなります。

このDV問題に対して、私が、出来ることを考えてみました。

1、まず、知ること。
DV加害者更生教育プログラムの存在も、今回初めて知りました。
拡散するための、情報を集めることは大事だと思います。

2、情報を拡散すること。
確かな情報(被害者の為、加害者の為)を必要な人が、見つける事が出来るよう拡散をする必要があると思います。
私の場合、自分がDV被害者であった事を公言しています。
非力ながら、現在進行である被害者、加害者が耳を傾けてくれるよう、私自身が発信をしていくもの一つの方法であるとも思います。

私が、できるところから、少しづつ行動に移していきたいと思っています。
まだまだ、お話ししたいことはありますが、ここで締めようと思います。


今、現在もDVに苦しんでいる被害者、加害者が救われる事を強く、強く願っています。





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