#6 セブ島ボランティア其4 〜最高の出会いと別れ。子供達が僕にくれたもの。〜
こんばんわ。
セブ島ボランティアに関する記事は今日で終わりになります。
何だか僕も書きながらこの経験を思い出し、まるで現地にいるかのような気持ちだったので書き終えるのがどこか寂しいです笑
今回、最終回ということもあり、内容盛りだくさんでいこうと思いますのでよろしくお願いします。
目次▷
・最高の出会いと別れ。
・子供達が僕にくれたもの。
・スモーキーマウンテン
1.最高の出会いと別れ。
“人は出会いと別れを繰り返し成長していく”
僕はセブ島でこれからの自分の人生の軸を決めるキッカケをくれた仲間たちと出会いました。
これは、ある晩のお話です。
その日のボランティアを終えた僕たちは“今日は夜市に行こう”と決めていました。
しかし、夜市に訪れたところ、衛生面が日本と比べ物にならないくらい悪いんですよね笑
食中毒とか怖いじゃないですか普通に笑
大体10人ほどで行動してたんですが半分はジョリビーに(不気味なアリで有名なお店)
残り半分、四人は夜市で食べることになりました。
僕は“できるだけその国の全部を知りたい人間”なもんで夜市に行きました。
その時のメンバーでは僕が最年少であの場はすごく学び、刺激に溢れていました。
"みんなバックヤード、立場がそれぞれ違うけど、このボランティアに対し何らかの意味を持って自らの意思で来ている。"
そりゃあ、刺激が多いわけだ。
僕がボランティア留学を人に勧めるとしたら現地の経験もそうだけど、こういう普段交わることのない日本人同士の出会いも同じくらい推したいですね。
僕自身が本当にそうだったってのがあります。
そして、話を戻すと夜市でのご飯ですが、
マジでうまい。
何やろ、リスク背負って食べたからなのかな笑
正直にセブで食べた中で一番美味しかった笑
(こんな感じのバイキング形式で好きなものを選び、焼いてもらって食べるというスタイル。めちゃくちゃディープですよね笑)
この日は、ディープな飯をアテに熱く人生観を語りながら飲み明かしました。
(おっと、安心してください。当時僕は19歳でしたがフィリピンでは18歳から飲酒は合法でした。)
そこで、僕の人生においての“金言”を授かるのでした。
〜自分の目で見たものだけ信じろ。気になったら自らの目で確かめに行け。〜
ありきたりな言葉かもしれませんが、僕にはすごく響きました。
今でもこの言葉は自分の行動の原動力になっています。
確かにそうかもしれない。僕はここに来るまで“発展途上国=貧しい国”と心のどこかでは思っていた。
でも実際に来てみると、前回述べたとおり、経済的には貧しいに値するかもしれないけれど、その人達全てを貧しいと勝手に判断するのは違う。
同時に、彼らから見た“日本人の心の貧しさ”というのも垣間見えた。
これは僕が実際に動いたからわかったことであって、学校の授業、メディア、ニュースの情報だけを鵜呑みにしていても絶対に気づかなかったことであろう。
だから
僕はこの金言を自分の人生の原動力にしました。
そんな刺激的な仲間たちは僕たちよりも二週間早くプログラムを終え日本に帰国しました。
別れが本当に苦手な僕はお別れ会の夜大号泣しました😭笑
(別に二度と会えなくなるわけじゃないのに笑)
でも別れというものは必ず来るもんで
人は出会いそして別れ、
そうやってまたお互い違う環境、立場に戻りそれぞれの日常に帰っていく。
でも、会う前とあった後では何かまた違った、日常になる。
そうやって、人間は出会いと別れを繰り返し成長していく。
あゆを。
(セブの美容室でかっこよくして下さいとだけ伝え、カットしてもらった結果。)
2.スモーキーマウンテン
これはセブ島にあるゴミ山、スモーキーマウンテンです。
セブ島の海岸沿いにそびえ立つこのゴミ山の大きさはサッカーコート4面分くらいあるとか。
本当に、ここは他とは比べ物にならないくらいの衝撃でした。
漂う異臭。湧いてくるウジ虫、底の見えないゴミの量
どれもが衝撃的すぎて言葉を失いました。
さらに何とこのゴミ山でも生活している人がいます。
(捨てられたゴミを仕分けしジャンクショップと呼ばれる買取屋に金目のものをに運び、わずかながらの収入を得る彼らをスカベンジャーと言います。)
そして、みんなにも知ってもらわないといけない事実があります。
海で流れ着いたアジア近辺の他国から出たものでこのゴミ山ができたと言われています。
また、フィリピンでいちばんの貧困地区とされているのがこのスモーキーマウンテンの地域に当たります。
私たち他国がこの現状をつくりあげてるという事実を重く受け止めなければなりません。
この記事は、自分の中で衝撃的すぎて書こうか迷ったところもあるんですが、日本で生まれた以上絶対に伝えなければならないと思い、記事にしています。
また、国民的有名漫画ワンピースのグレイターミナルというルフィらが育った街はフィリピンのゴミ山をモチーフにしたと言われています。
3. 子供達が僕にくれたもの。
最高の仲間たちが帰った後も、僕たちのボランティアはまだまだ続きます。
そして新たに日本からボランティアをしにくる人達。
彼らは最初の僕たちと一緒で異国の地で右も左も分からない状態です。
僕たちはプログラムの先輩たちに、現地での生活、うまい店、色々と世話になり助けてもらいました。
だから僕たちも同じように、彼らに村での嫁の作り方、街中でのファンサービスや様々なことを教え、彼らが何不自由なくやりやすいような環境作りに励みました。
そうやって人から人へバトンが繋がり、この活動、このボランティアプログラムは成り立っているんだなと思いました。
(こら。笑)
そして、
なんども村を訪れていると
だんだん、僕のことを覚えてくれた子供達もでき、
日に日に増えていく嫁、
日々のババ(おんぶ)で仕上がっていく身体。
また、ある村ではAyuという神が信仰されており、Ayuと名乗っていた僕は神格化されたりとなんとも嬉しいことがいっぱい起きていきます。笑
そんなかんだ僕たちも三週間のプログラムを終えました。
僕たちが彼らに関わったことで、彼らの人生は何か変わったのだろうか。
僕たちはボランティアとして活動を行なっていたけど終わってみれば、ずっと彼らから学ぶことばかりだった。
僕たちが1日、2日関わったところで彼らの未来は何か変わったのかな。
その日の笑顔、幸せは生まれたのかもしれないけど、明日からはまた彼らはいつ死ぬかわからない不安に押しよされる日常、学校に行きたくても行けない現状、中には帰る家がない子だっている。
何も変えれなかった。
でも、だからと言って今のお前には他に何ができた?
何もない。
お金も能力も何にもない僕が他に何をできた?
考えても考えても、本当に不甲斐なさしか出てこないし、何より無力すぎる自分が嫌になった。
そうやって僕はこのボランティアを終えてから“この答えが出ない問い”から考えもせず、ただただ逃げる生活をずっとしていました。
そして、就活を迎えた今、僕はいわゆる“ガクチカ”というものでこのボランティア活動を誇張して書いていました。
本当は何もできてないのに。
この矛盾が本当に嫌でしょうがなかった。
そしてもう一度この問いと向き合うことにしました。
無力な僕が今できることは何なのか。
それは、
自分のこの経験、感じたことを発信することだと思いました。
影響力もない僕。だけど、友人や知人くらいになら伝えることができる。
知った人、共感してくれた人は
僕の記事を通して見える観光地では見えないセブ島の一面を知ってもらえる。
また、発展途上国を一概に貧しいなんて見なくなるかもしれない。
そして、もしかしたら実際にボランティアに足を運んでくれるかもしれない。
そう思い始めたのがNoteで、今僕ができることだと思いました。
偽善でも何でもいい、やれることをやろう。そう思いました。
そして、子供達が僕にくれたかけがえのないもの
それは“笑顔”でした。
高橋優というアーティストの「福笑い」という歌の歌詞にこんなものがあります。
〜きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて、笑顔だと思う。
子供だとか大人とかに関わらず、男とか女とかじゃなく〜
〜誰かの笑顔につられるように、こっちまで笑顔が映る魔法のように
理屈ではないところで僕ら通じ合える力を持っているハズ〜
まさにこの通りだと思いました。
僕たちと子供達は互いにあまり言語も通じなかったのでしたがなぜか繋がっていました。
そしてそれが“笑顔”でした。
面白いですよね、笑顔とか笑いって伝染するんですよ。
ほんで、笑ってる時って何だかよくわからんけど必ず幸せだと思うんですよね。笑
この動画よかったら見てください。絶対に幸せになれます。笑
そして、僕は彼らから最高の笑顔をたっっっくさんもらいました。
だから、次は僕の番です。僕は自分の人生を通して関わるみんなにたくさんの笑顔を育み続けます。😁
また、これは彼らからの使命なのかもしれません。
そして、ここまで僕を成長させてもらった“セブ島”には
これから先、もっと大きくなって何らかの形で恩返し続けたいと心から思っています。
これで僕のセブ島ボランティア期は終わりです。
何だか、一つの小説を書き終えたくらいの達成感笑
書いてて本当に楽しかったし、自分自身に向け書いてたような感じも何処かしました。
みなさん楽しんでいただけたかな??😜
それでは、
おわり。
ほんま楽しかったなぁ
あとがきを書きたいと思っていたのですが、きりがいいので、明日にまわそうかと思います🤗
あとがきでは、
・まいかわ、やまとのインタビュー
・僕たちがお勧めするセブの楽しみ方。
・お得な情報
などを書いていこうと思います😝
ではでは
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