ADHDの私が接客業8年つづけてわかった職業選びのポイント5つ
集中力が続かない、逆に気になることには全力。落ち着きがないと言われる、忘れ物が多い。
見落としが多い、マルチタスクが苦手。
これらのことが原因で、仕事選びに悩んでいませんか?
ADHDの人は接客業には向いていない、とよく聞きますよね。
なんせ上に記載したことすべてが重要な問題となるからです。
私もまさに、ADHD注意欠如型で、幼少期から今まで悩まされてきました。
そんな私が最初に選んだ仕事、それは居酒屋でのバイトでした。
そのあとバー、ホテル、カフェ、など。
その結果、私は接客業がすき、と言えるまでになりました。
私が経験した仕事、どれも共通点がなさそうに見えますよね。
では仕事選びの際に何を重視したらいいのか、お話しします。
自分が興味のある分野
これは大前提とします。
自分は何が好きか、何が得意か。
まわりから褒められることは何か、ありませんか?
どんなに小さなことでもいいんです。
それを掘り下げてみてください。
あとはタイミングに任せて、良いなと思った会社にアタック
私は昔から、外国語を使う仕事がしたい、と夢見ていました。
初めての仕事であるスーパーのレジ打ち、品出しは本当に苦手でした。
まずレジが使い慣れず、見落としも多い。
お客さんからの目線が恐怖でした。
やっと理想の仕事につけたのは、大学時代、知人のつてで見つけたホテルの仕事。
当時台北の大学に行っており、世界的にも有名なホテルで
ありがたいことに接客を経験することができました。
台湾が好きなこと、大好きな中国語を使えること、なにより日本語という母語を強みにできること。
などがあり、とても好きな職場でした。
自分の好きなこと、得意なことを理解することが
職場で成功する秘訣です。
人と話す仕事
はい、接客業といえば、コミュニケーション。
人と話すのが苦手であれば、接客業は向いてないといえます。
ですが、ADHDさんの特徴として、
「話しやすい」というのがあります。
私も、特性が仕事のミスを生み、同僚から少しめんどくさがられてたと思いますが、
(幸いそういった話は耳に入ってこなかったけど)
お客さんからの評判はいつも良い、と自負しています。
私の話好きが功を奏したのは、バーと雑貨屋さんでの仕事。
これらの仕事はスピードは重視されず、いかにファンを捕まえるかが勝負どころ。
こう見えて、愛嬌がいいとか、ノリがいい、と言われてました。
(本当です!)
ずっと話を聞くのが苦手、というのもADHDの特性のひとつ。
相手がはなしていることに一点集中する。
そしてわからなかったら質問したら、そこから話題が膨らみます。
量より質を重視する職場
私が今までホテルで働いてた経歴は長いです。
というのも、事務作業はほぼなく、あっても簡単な伝達事項など。
接客業において一番重要なのは、態度、話し方、立ち振る舞い。
お客さんはそれらに期待をおいています。
イライラ、せかせかしていると、お客さんを不安にさせてしまいます。
会社としてもそれは避けたい。
なので基本的に「お客様ファースト」と言われます。
もちろん極端にゆっくりでは、仕事量が限られてしまうので
適当に(テキトーではなく)、ひとつのことをこなしたら、次のことに集中。
マルチタスクをこなそうとするのではなく、
ひとつひとつ丁寧に対応することが大切です。
芸術・クリエイティブ
絵をかいたり、歌を歌ったり、物をつくったり
アーティストになるということ?
そうではありません。
もちろんアーティストで成功するADHDの人もたくさんいます。
私がホテルで働いてた時は、よくロビーに飾る絵をかいたり、
お部屋の飾りつけをしたりしていました。
特別上手、というわけではないのですが、
発想がおもしろい、と褒められることがよくありました。
頭の中では常にいろんなことを考えているので
絵を描いていると心が落ち着きます。
アーティストの道でなくとも、あなたの得意なことを活かせる仕事が
意外なところでみつかるかも。
スケジュール管理がしやすい
スケジュールが毎日バラバラだと、寝坊したり、忘れ物する原因にもなります。
いつも朝の仕事なのか、夜の仕事なのか、それがわかるだけでゆとりのある生活が送れます。
私もそうなのですが、手帳に書いても手帳を見ることを忘れてしまうんですよね。
そうならないように、なるべく勤務時間が大きく変わらない仕事を選ぶこと。
もしくは、融通が利くような職場だといいですね。
さいごに
今回は仕事探しの際のポイントを5つ紹介しました。
今後も、当事者である私だからこそお伝えできることを、記事にしていこうと思います。
同じADHDの方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
読んでくださりありがとうございます!
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