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20歳大学生主婦,ランウェイ歩いてみた
どないもこないも,川村です。(※1月9日現在は21歳です)
この記事を読んでくださっている皆さまは,ランウェイを歩いたことはありますでしょうか・・
結論からお話しますと,これは私の失敗談です。
昨年11月23日,kyanly stage the2nd generation 1st runwayにて,apparel bland collaboration stageの外部モデル枠として人生初ランウェイを歩くことになりました。
私の出番は,(刺繍が個性的でとにかく格好良い)ヒュブリスマンさんの衣装を着て,ステージの決められた場所まで歩いて2パターンポージングをした後,同じブランドの枠で出演した(私含め)5名で音楽に合わせて交差するように歩き,最後は5人全員でポージング,そして順にステージを後にするという,
言って仕舞えば「約5分の(音楽の)中で2往復歩くだけ」の仕事でした。
でも!!!!!
言うまでもありませんが!実際はそう簡単なことじゃない!!!!!!!!
そうです,ただ歩くだけ,でも歩けばそれでいいってもんじゃない。
いや,なんでこんな記事を書いてるかっていうと,
私自身が本番直前まで「どうせただ歩いてポージングするだけやろ」とか!
「まあ頑張るって言っても緊張しないようにするとか体型管理とかやんな」って!!
めちゃくちゃ舐めてかかってたんですよ!!!!
もう本当にお馬鹿さん!!!!!
私がいかに舐めてかかってたかっていう話に言い訳をするとすれば二つあって。
まず第一に,出演前日までインフルエンザでくたばっててリハーサルもレッスンも欠席せざるを得なかったこと。これはある意味体調管理も仕事のうちですよね,っていう当然の話ではあるんですが,もしインフルに感染していなければ出演二日前のレッスン時点では焦っていたんじゃないかなって思ったりはします。繰り返しますが,体調管理も仕事のうちです。ランウェイ出演で学習したことの一つでもあります。
急遽体調不良のひとの代役を用意できたとして,事前イメージや歩くのにだってペースや順番があります。プログラムの構成次第では,代役を用意するのに衣装着替えが間に合わないことだって,そもそも人が足りない可能性だってあるし,衣装だって各人のイメージに沿った衣装をブランドさんが用意してきてくれているわけです。(特に今回はアパレルブランドさんとのコラボステージだったので尚更です。)
そんなことまで私はエントリー時点で想定して体調管理をしていたのか,っていう問題なんです。(うん,できていなかった。)
それでも当日にはインフルの外出自粛推奨期間が終わっていて(しかも当日から外出OKだった,これは不幸中の幸いでした),なんとか出演させていただくことが叶いました。よかった。
当日も病み上がりで楽屋裏で先輩方(特にまゆさん,けいかさん)にはめちゃくちゃ助けられました,代表のKyanさんにも羽織物をかけていただいたりで本当に温かく優しい現場でした。ありがとうございました。。
そして二つ目の言い訳は,情けない話なんですがポートレートの被写体経験があるからポージングには問題ないし緊張してもなんとかなるだろうと,慢心していたことにあります。
たかが5分,そして2往復するだけ,それぞれでちょこっとだけポージングをする。
ここだけ切り取って私は,2-3時間ほどにわたるポトレ被写体に比べたら超楽勝やと勘違いしてしまったんです。実際はその逆やのに。。。
少しだけで良いので,もしよかったら考えてみてください。
自分が衣装を着て,そのお洋服の,そのブランドさんの,魅力を伝えるのに与えられた時間が,``たったの5分しかない’’んですよ???
いや流石に短すぎやしません?って話でして。
しかもその5分の中でも自分の出番は,2往復,ポージングだけで言ったら多く見積もっても4パターンくらいのもんです。
そうです,ここまで読んでくださった方ならもうお気付きのことだとは思いますが,
「時間が短い=楽」ではなくて,「時間が限られている=全集中して最大限のパフォーマンスをその時間内に発揮しなければいけない」なんです。
ポートレートならば,ある程度決まった時間の中で試行錯誤しながら渾身の数枚が作品として公開される。一方でランウェイは,その場限りのものだったのです。
ここまで書いてきたような,ランウェイモデルの方なら当たり前に知っている事実を,私は出演してようやく気が付いたんです。
遅すぎる!!!!!!!
もっと技術的な話に踏み込もうとすると,例えばブランドさんのコンセプトや自分流の着こなしを事前に想定/把握しておかなければ,お客さんから「どんなふうに着合わせたら良いですかね?」なんて質問をしていただいても答えられるわけがない。
それから今回はあまり触れませんでしたが(というのも私もまだ練習中のアマチュアなので),歩くのだって姿勢や目線,立ち止まった時の衣装の見せ方,音楽のリズムに合わせたウォーキングが当たり前にできるようになってようやく,「ランウェイモデル」を名乗れるようになるわけです。
それにしたって,私にはまだまだ課題が多すぎる!!!!
というわけで,本業は主婦,なんちゃって大学生の私ですが(現所属は今年度退学予定,来年度からは新たな進路に向けて準備中),絶対にランウェイ,リベンジしたいです。
2025年の目標の一つですね,頑張ります!!!❤️🔥
photo: @ishidahide
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