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私の闘病日記vol.42〜膵腫瘍手術編〜『退院後のおはなし』

こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.42
『退院後のおはなし』

をみなさんにお話ししたいと思います。

前回のお話を読んでいない方はこちらから

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

私の闘病日記vol.41
『待ちに待った退院』

WEBサイト:イラストFactory

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』をしてしまう人だっています。

何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、日常生活でも不便なことが多い。

(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、

『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.42
『退院後のおはなし』

をお話していきたいと思います。

レッツゴー!!

激痛抜糸タイム

退院してから6日後。

この日は、主治医の外来があった。

退院してから初めての外来だった。

診察室に入ると、いつものように主治医は優しい表情で迎えてくれた。

そして、

元々、ストマのあった部分の抜糸をすることに。

(ドキドキ…痛かったら嫌だなぁ。。)

お尻の管を取る時と同じように、糸をグイッと引っ張って、糸をチョキチョキ切っていく。

皮膚がはち切れそうに痛かった。

(待って待って、、超痛いんだけど…)

そう思いながら目に涙が溜まっていく。笑

本当、冗談抜きで痛い。笑

なんで抜糸ってこんなに痛いんだろうか。。

一旦、中止!!

って言いたい気持ちを抑えて、痛みに耐え続ける。

今思うと、ちゃんと正直に"痛い"って言えばよかったって思う。笑

多分、抜糸している時間は数分だったと思うけど、何時間にも感じた。

痛みに耐えながらも、無事に抜糸を終えることができた。

主治医曰く、

手術が終わってからも、定期的な検査は

これから先も、やらなきゃいけないとのことだった。

まぁ。。そうなるよね。。

といった感じ。。

仕方ないことはわかってる。

もう私の人生、病院に行くことに行くことに関しては、もう習慣というか、日常というか。

20歳の頃から、そういう感じだから。

主治医にも会えるのも、毎回楽しみだし。笑

それに、まだ癌になる前の半年に1回内視鏡検査を受けていたあの頃、

家族性大腸腺腫症(FAP)という病気は、一生付き合っていかなきゃいけない病気って

言われた時のことをふと思い出した。

言われたその時は、衝撃だったというか。。

ただただ怖くなって、自分の病気を受け入れたくないというのもあって、

ずっと考えないで過ごしてきた。

この先も不安は尽きないし、定期的に検査もしなきゃいけないと思うと

嫌になっちゃう時もあるけど、これからも頑張ろうと思った。

胸毛先生ラスト診察

退院してから2週間後。

この日は、胸毛先生の診察の日。

今回をもって、肝胆膵外科の外来はラスト。

これからも膵臓の腫瘍などが再発しないか、

定期的に造影剤CTをすることにはなっているけど。。

もし肝臓や胆臓、膵臓に異常が見つかれば、

また胸毛先生にお世話になることになるから…

それだけは絶対に避けたい…!!笑

これからは、健康に気をつけていきたいものだ。。

ということで、話を戻して、、

胸毛先生のラスト外来。

待合室で待っている人がたくさんいるわけでもないのに、結構待たされた。

予約の意味よ。。笑

仕方ないかもしれないけど。。

主治医の診察の時は、待たされたことがあまりないから、今回はちょっと長く感じた。

すると、

電子掲示板に、自分の受付番号が表示された。

(あっ!!やっと呼ばれた…!)

ドアを開けて診察室に入る。

ちょっと久々の胸毛先生。笑

軽く挨拶を済ませて、手術で切除した膵腫瘍についてお話が始まった。

手術で切除した膵臓の腫瘍の写真を見て、胸毛先生は

「こんな小さいのに、本当に取るの大変だった…!!」

とかとか。。

あれやこれやと。。

(いやいや、、それ入院している時に何回も聞いたわ…)

結局、入院中にも聞いた話を数分間聞くことに。。

(もうさ、わかったから、、)

って心の中で言いながら。。笑

ついに今回で、膵腫瘍の件は終わりで、

「あと何か、他に気になることがあれば、

基本的には◯◯先生(主治医)に言ってくださいね」

とのことだった。

胸毛先生とのお話を終えて、そのまま診察室を出た。

久しぶりの病棟

退院してから約1ヶ月後。

この日は、りなさんのお見舞いに行く日。

ストマを閉鎖する手術のため、入院したりなさん。

病棟に行くのは、およそ1ヶ月ぶり。

まだ1ヶ月くらいしか経っていないのに、すごく久しぶりに感じる。

病棟専用のエレベーターに乗りこんで、病棟のある階数を押して、到着するのを待つ。

上の階に行くにつれて、結構エレベーターの中が混んできた。

途中途中、止まって降りる人がたくさんいたり、、

数分後。

やっと自分が降りる階数になって、エレベーターから降りる。

(やっと病棟についた〜!!)

すると…

そこには懐かしい景色が広がっていた。

(あっ…!!)

思わず笑みがこぼれる。

自分が長い間入院していた病棟。

一気に記憶が蘇ったというか、、笑

私ここに少しの間、住んでたじゃん!!って。笑

病棟メンバーとの再会

そのまま、恐る恐るナースステーションの方に進んでいく。

(看護師さんたちいるかな…)

すると…

早速、知っている看護師さんと清掃員のおばさんに会って、笑顔で挨拶をする。

(なんかこの感じ、、懐かしい!!笑)

ちょっとテンションが上がる。笑

そのまま、ナースステーションの方に近づいていく。

すると、椅子に座って待っているりなさんの姿が見えた。

(あっ…いたいた!!)

りなさんの周りには看護師さんたちもいて、みんな楽しそうに騒いでいる。

懐かしい。。

「りなさん!!」

と声をかけると、こっちに気が付いた。

看護師さんたちも私のこと覚えてくれていて、嬉しかった。

(入院していた頃を思い出すなぁ…)

それからは一旦、りなさんの病室に行って、2人でお話をした。

少し話たところで、

「じゃあ、もうそろそろ帰ろうかな〜」

と言って、りなさんと病室を出た。

もう1回ナースステーションに寄って、看護師さんたちと薬剤師の人に挨拶をする。

それがまた、みんな話し始めると止まらなくて、、笑

しばらく立ち話をしていると、廊下の方からもやし先生が歩いてきた。

(もやし先生じゃん…!!笑)

まさか会えるとは思ってもいなかったから。笑

もやし先生は、私に気が付いて、

「え…!久しぶり!!」

と声をかけてくれた。

それから、ナースステーション前でみんなと話して、病棟を出た。

結構話してたから、迷惑にならなかったかなってちょっと心配になったけど。。笑

それよりも、とにかく何とも言えないくらい懐かしくて、

みんなに会って話せたのがすごく嬉しくて、

いつかまた外来の時、病棟に遊びに行こうと思った。


ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.42
『退院後のおはなし』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

私の闘病日記vol.43
『遺伝性腫瘍遺伝子検査と検査結果』

WEBサイト:イラストFactory

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櫻根あゆ|大腸癌・膵SPN
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