私の闘病日記vol.41〜膵腫瘍手術編〜『待ちに待った退院』
こんにちは!
今回は…
私の闘病日記vol.41
『待ちに待った退院』
をみなさんにお話ししたいと思います。
前回のお話を読んでいない方はこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そして。
私と同じ病気で悩んでいる方。
または。
大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、少しでも勇気になればと思っています。
そして。
私みたいに病気ではなくても、人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。
仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。
将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…
中には『自殺』をしてしまう人だっています。
何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。
私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。
でもね…
正直に言えば!!
もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…
私は、あなたが『羨ましい』です。
だって…
私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、日常生活でも不便なことが多い。
(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)
と思うことも多いです。
でも!
人の悩みに、大きいも小さいもない。
そんな風にも思います。
私みたいに『体』に問題を抱えてる人、それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。
いろいろな人がいるけれど、
『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。
そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。
私の闘病日記
では、ここからは、
私の闘病日記vol.41
『待ちに待った退院』
をお話していきたいと思います。
レッツゴー!!
りなさん退院
手術から13日後。
この日は、りなさんの退院日。
やっぱり羨ましい。。笑
朝、りなさんの病室に向かう。
すると…
病室の前には、
りなさんの家族やお友達と思われる人たちがたくさんいた。
病室の周りは、賑やかだ。
そして、
りなさんが私に気が付いた。
「退院おめでとう〜!」
と、りなさんに言うと、
「ありがとう。また外来で明後日来るから、その時病棟に顔出しに行くね!」
と言った。
少し話をして、
「またね!」とバイバイした。
自分の病室に戻る途中、
(いいなぁ。。私も早く退院したい…)
(そろそろ家に帰りたいなぁ…)
と、思いながら病室に戻った。
りなさんが退院したということもあって、ただでさえヒマだったのが更にヒマヒマになり、
1人で病院内にあるコンビニへ行くことに。
お菓子とチーズケーキを購入。笑
もう普通に何でも食べられるし、何ならもう入院する前みたいに元気。笑
病室でこっそり1人で食べた。笑
この日あたりから、
ストマがあったところの傷(縫ってある糸)がチクチク痛痒く感じるようになってきた。
(早く抜糸して欲しい。。)
ここで問題なのが、誰が抜糸してくれるかだった。
もう胸毛先生には極力関わりたくなかった。笑
どうか主治医にやってもらいたい。。
スキンヘッド先生との絡み
この日の夜。
いつものように1人で病棟内をお散歩していたら、スキンヘッド先生に会った。
「あれ…まだ退院していないの?」
と聞かれた。
(いやいや…私だって、好きでまだ入院しているわけじゃないもん…)
と言いたいのを抑えて。。笑
笑顔で、
「そうなんです〜…まだ退院できないみたいで。。」
と答えた。笑
早く家のベッドで寝たい。
家で好きなものをたくさん食べたい。
お風呂も時間を気にせず家でゆっくり入りたい。
病院のお風呂なんて、30分っていう時間制限が本当に短すぎて。。
もう十分、元気になった。はず。笑
病院にいるのが、さすがに飽きてきてしまった。
でもなんだかんだ、前回の入院の時もそうだったけど、
看護師さん達とお話ししたり、先生達とお話ししたり、
思っていたより、この入院生活は楽しく過ごせたかなって思う。
みんな優しい人たちで良かった。
これも思い出。
ここで入院したことはこれから先、きっとずっと忘れないと思う。
お見舞い
手術から15日後。
この日、りなさんは外来の日。
先生の診察が終わった後、病棟に来てくれることになっていた。
病室で大人しく待っていると…
ピロン…!!
スマホの通知が鳴った。
『外来が終わったから、今から病棟に向かうね!』
と連絡が来た。
(楽しみ!!早く来ないかな…)
ベッドでゴロゴロしていると、カーテンの外からノックが聞こえた。
(あ…!!来た!!)
カーテンを開けると、りなさんがヒョコッと顔を出した。
「やっほー!!来たよーん」
まだりなさんと2日しか会っていないだけなのに、
なんだか久しぶりに会ったように感じた。
「これあげる〜」
と、りなさんが言うと、テーブルの上にクッキーがポンと置かれた。
チョコ味とバニラ味の2色のミニクッキー。
院内にあるカフェで買って来てくれたらしい。
「ありがとう〜後でいただくね!」
それから少しお話しして、
「じゃあ、また連絡するね!」
と言ってバイバイした。
ストマグッズの寄付
ストマちゃんが病室にやってきた。
ストマ閉鎖手術をしてから、あまり話すことがなかったから、会うのは久々だった。
今回、ストマちゃんに病室に来てもらったのには、ちゃんとした理由があった。
もうストマは閉鎖したから、余っているストマグッズを寄付することにしたからだ。
使っていない新しいストマグッズをストマちゃんに渡す。
ストマがあった場所の抜糸は、どうやら胸毛先生ではなくて
主治医かストマちゃんが抜糸をしてくれるらしい。
(よかったぁぁぁ…安心。。)
だって、、
また胸毛先生にやってもらって、何かトラブルみたいなのがあったら嫌だなって。。笑
大丈夫だとは思うんだけどさ。。笑
そして、
しばらくストマちゃんと世間話をして、
「また外来で会うかもね〜」
と言って、ストマちゃんとバイバイした。
明日は、ついに退院日。
この日をどれだけ楽しみにしていたことか…!!
荷物をまとめて、退院の準備をする。
これが意外とめんどくさくて。笑
時間がかかりながらも、無事に退院する準備は完了した。
入院中の思い出振り返り
夜。
入院最終日の夜もやっぱりヒマ。笑
(最後の病棟散歩でもするかぁ〜)
そう思って病室を出る。
いつものように病棟内を歩く。
もう当分、この景色を見ることがないと思うと、
少し寂しい気持ちになってみたり、そうでもなかったり。。笑
病棟内を10分くらいお散歩した後、
ナースステーション前にある椅子に座って時間を潰す。
(もう明日の今頃は、家にいるんだなぁ…)
久しぶりの家。
帰るのがすごく楽しみ。
入院して手術して、痛い思いだったり苦しい思いして、、
多分、生まれて初めてこんな大変な日々が続いた気がする。笑
だけど、
この入院生活の中で、たくさん楽しいこともあった。
病棟内をお散歩している時も、
いろいろな人から声をかけてもらったり、お話ししたり。。
結構楽しかったし、嬉しかった。
いろいろ今までのことを振り返っていると、
ナースステーションから看護師さんが出てきて、こっちの方に歩いてきた。
「明日休みで退院見届けられないから…少し早いけど、退院おめでとう〜!」
と言ってくれた。
もう入院なんてしたくないけど、思ったよりも楽しい入院生活を送れた気がする。
先生や看護師さんたちと過ごした、ここでの時間。
ここの病院のこの病棟に入院、主治医に手術してもらえて、本当に良かった。
癌と診断されたときは、もうどうなるかと思ったから、、
先の見えない不安ばかりが増えていって、
もうこのままどうにでもなれってやけになったり。
ここまで頑張ってきて本当によかった…!!
看護師さんたちとお別れ
手術から16日後。
入院してから19日後。
この日は、待ちに待った退院日…!!
ここまで本当に長かった!笑
朝。
時間に余裕ができた看護師さんたちが、病室までお別れしに来てくれた。
「退院おめでとう!!」
「寂しくなるけど、本当退院できて良かったね!」
「外来の時、また病棟に遊びに来てね!」
…
なんだかんだ楽しい入院生活だった。笑
大腸癌って診断された11月から2回目の手術が終わる4月まで、本当に長かった。
でも、
たくさんの人に支えられて、なんとか乗り越えることができた。
家族、先生、看護師さん、薬剤師さん、清掃員のおばさん。。
今回の入院、手術でお世話になった人みんなにありがとうって言いたい。
久しぶりの外の世界
そして、
ついに病棟を出る。
看護師さんたちに、病棟から見えなくなるまで手を振ってバイバイした。
(ついにこの瞬間が…!!)
病院の外に出ると、久しぶりの外の空気が懐かしく感じた。
入院した時は、3月下旬で少し肌寒かったけど、
もう退院した日の今日は、桜も散りかけていて、ポカポカ暖かった。
ストマとか気にせず、外に出かけられるのが久しぶりですごく嬉しかった。
ストマのない幸せな生活。
退院してからは、心の底から笑うことができるようになった。
ということで、今回はここまで!!
最後に…
今回は、
私の闘病日記vol.41
『待ちに待った退院』
をみなさんにお話しました。
いかがでしたか?
次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!
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