僕らの空に浮かぶ青い月を見上げて

2018/12/8(土)
8 beat Story♪ 8/pLanet!! 歩み 2016~2018...
に参加してきた。
今回に関しては、あまり綺麗にまとめられないので、雑になってしまうけど感想を書いていこうと思う。

12/8、この日を以て橘彩芽役の青野菜月さんが卒業となった。
この話を最初ツイッターで見たときからあまりに信じらなくて、信じたくなくて、ずっと現実から目を背け続けてきて、ついにその日を迎えてしまった。

イベント内容は当日公演が始まるまで、公式からなんのお知らせもないし、ライブ中心なのかトーク中心なのか検討もつかず。
ツイッターでは公式とハニプラのメンバー(の何人か)が「素敵な一日にしましょう」とか「楽しみましょう」とか言ってて、明るい雰囲気でやるのなと思ってた。
でもやっぱり悲しくて受け入れ切れてなくて、どんな気持ちでこのイベントに臨めばいいのか全然わからなかった。

当日はTシャツを買いに早めに物販へ。歩みTシャツが買えてちょっと安心。
このTシャツには1stライブDVDのジャケ写を思わせる8人の姿と、今までリリースした楽曲をモチーフにした花のイラストが描かれている。
「今まで歩んできた道に 綺麗な音楽 たくさん咲いたよ」のメッセージも。

物販を終えて列を抜けると、そこにはゲーム内ガチャで実装された歩み衣装を着た8人のキャラのスタンドパネルがあった。
その後ろには今までリリースした56曲のジャケ写とTシャツにもあるメッセージが書かれていた。
スタンドパネルには各メンバーからの直筆のサインもあった。
この時点で既にキツイ。

物販が終わったら列に並びながら見てたフラスタをじっくり観察。
ハニプラに関わるまでフラスタというものに興味が持てなかった自分だが、4thライブで初めて企画に参加して、今回のイベントも絶対に参加しようと思って参加した。
今回のイベントのテーマにもなってそうな「花」。
どのフラスタも綺麗で心がこもってて温かい。

今回のイベントは早めに指定席のチケットが運よく取れたので、開演までゆっくりと過ごす。
開演前アナウンスが金魚に似てる声だけどいつもと雰囲気違うから普通のアナウンスの人だと思ってたらやっぱり金魚だった。
そんなこんなでイベントが始まった。

いつもライブ前に流れる音楽にのせて今までのイベントの写真が次々と流れてくる。
そして、開幕は『おそろいさんぽ道』。少し驚いた。
3年生の二人がまだ中学生だったころの曲。
今よりちょっと幼くて無邪気な二人の「どこまでも"青"は続いてる」とか「ずっとキミと一緒ね」とかが染みる。
キャストの二人は歌詞に合わせておそろいの髪型。

おそろいさんぽ道が終わるとメンバー全員出てきて挨拶。
ライブが続くのではなく、今までの歩みを振り返るクイズコーナーへ。
みんな揃って和気あいあいとしたトークコーナーをするのは3rdライブのDVDリリイベ以来かな。ちょっと懐かしい感じ。
最近のエビストライブはというとMCがあまりなかったり、アッチの方では声優としてのMCは一切なかったりしたから。
クイズコーナーでは1stの『Lovely Summer』の初だし映像や、オフの社本の映像とか、3rdの『ふわりあるたいむ』の「たからもち」とか見れて楽しかった。
でも、楽しかったとか和気あいあいとか言ったけど、久しぶりだからどんな感じか忘れたのか、はたまた、メンバーもやっぱりそういうことを意識しちゃってるのか、今まで見たトークコーナーのような元気さはあまり感じられなかった。
頑張って明るく振る舞おうとしている感じが逆にいたたまれなかった。

クイズコーナーが終わると4thライブの映像化決定の告知がなされた。
ずっと待ち望んでいたので素直に嬉しかった。
発売したら穴があくまで見返したいと思う。
また、今までの8人での最後の曲であり、毎年恒例の冬ソング『つよがりDecember』の登場も告知された。
これまでの冬ソングと違って切ない感じの曲でこちらも楽しみだ。

告知も終わると、次は朗読コーナー。
朗読は去年の8月のイベント以来で、その時来れなかったあじゅも揃ってこの8人での最初で最後の朗読。
内容はハニプラの重要な楽曲の曲名にもなっている『BLUE MOON』について。
「ブルームーン」とはひと月に2回満月が現れることであり、奇跡の象徴らしい。実際に月が青く見えるわけではない。
ちなみに「ブルームーン」という青いバラもあり、その花言葉は「不可能、夢は叶わない」だったものが、「神の祝福、夢叶う、奇跡」へと変わったそうだ。
「ブルームーン」と呼ばれる2回目の満月を学校の屋上から見ようとする8人。
月に雲がかかって見えない間、8人は今までの楽しいことや辛いことを思い出す。
辛かったことを思い出して少し将来が不安になっている8人の前に"青い月"が姿を現す。本当は絶対に見えることない青い月。奇跡としか言いようがない。
奇跡を目の当たりにして不安が消えていく8人の前に遅刻してきた先生が登場し、8人は先生を一斉に呼ぶ。
8人から今まで一緒に歩んできてくれた先生に感謝の言葉が述べられる。
その中で青野さんが涙交じりの声を出す。

朗読が終わると3年生だけがステージに残り『Still...』が披露される。
金魚の涙声の歌声には、曲名通りの「まだ」という気持ちが痛いほど表れていた。
「何故 何故 答えを出さないといけないのよ もう少しだけ、、、」
「分からない事ばかりだとしても 選んだ道が間違いだとしても」
「ホントに大事なことはいつでも 自分の胸の中にあるでしょう」
もうここら辺から自分も耐えられなくなっていた。
何故こういう答えを出さなければならなかったのか、自分には知る由もない。もう少しだけでもいいからいてほしい、そう思ってしまうけれども、その選択が、選んだ道が、間違いであるはずもなく…
別のコンテンツの話になってしまって申し訳ないが、来月1月には『正解はひとつ!じゃない!!』と歌っていたグループが解散する。
本当にその通りだ。
メンバーたちや先生のまだいてほしいという思いも、青野さんの胸の中にあるホントに大事なこともどっちも正解だと思う。

Still...が終わると青野さんが彩芽について語る。
最初のソロ曲にして今まで未披露だった最初で最後の青野さんによる『U・RA・RA』が披露される。
この曲は自分がエビストを知るきっかけにもなった曲であった。あのジャケ写がツイッターで流れてきたときのことは今でも覚えている。
今までのライブでのソロ曲披露時のような特別な演出はなかったが、ステージに一人で凛々しく立ち、力強く歌う様はまるで本物の彩芽のようだった。
この人が彩芽でいてくれて本当に良かったと思った。
同時にこんなに彩芽である人が彩芽でなくなってしまうことが一段と寂しくなった。
この曲の歌詞にある「歩めよ乙女」という言葉は、ゲーム内で彩芽のプロフィールを解放すると見られる言葉だ。
今回のイベント名「歩み」もここから来てるところもあるのではないだろうか。
「歩む」とは「自分の足で歩くこと」の他に「月日を経る、人生を送る」という意味もある。
青野さんは今まで約2年半、ハニプラとしてメンバーと歩んできた。そして、これから新たな人生を歩み始めるのだ。

U・RA・RAが終わるとメンバー全員が出てきて一人一人青野さんへ手紙を読み始める。
・3年生として一緒に多くのことをやってきた金魚。夜中にハニプラの事について二人で話していたらしい。
・同じ事務所の後輩のみーちゃん。
・「青野」呼びのななみん。「ずっと一緒にやりたかった」と泣き崩れる。
・泣くことなく笑顔で送るあじゅ。練習に参加できなかった時に青野さんが助けてくれたらしい。
・「もっと大きな会場で一緒に立ちたかった」と正直なことをいうみさみさ。ここで自分もついに涙腺が大決壊した。
・1stライブでの『Distance』について話すあやみん。
・最後はしゃも。しゃもは2ndライブで3rdライブが決定した後「この8人じゃなきゃやだったので」と語っている。またライブで8人全員で歌うのが好きらしい。
おそらくこの8人でやりたいという思いが人一倍強かったと思う。センターとしても。
みんなの手紙を聞いていると、青野さんがハニプラにとってお姉さん的、リーダー的存在で、本当に彩芽みたいな存在だったんだなっていうのがひしひしと伝わってきた。
ステージ上で泣くメンバーを優しく抱きしめる姿もそうだし。
また、自分なんかよりメンバーたちの方がよっぼど悲しくて、悔しくて、受け入れたくない思いが強いということに気づかされて少し我に返った。

ボロボロになって記憶があやふやなところがあるが、手紙が終わると『BLUE MOON』が披露された。
この8人での最後に披露する曲。
「君がいてくれるならば 何も怖くなかった 僕らの空に浮かぶ青い月を見上げて」
「今なら言えるよ胸を張って 大好きだよ これからもずっとよろしくね」
「この世界のどこかで 同じ月を見てる 心は繋がってる」
BLUE MOONを最初に聞いた時は、青い月と青野菜月はたまたま被っているんだろうなんて考えていたが、ここまで来ると最初から決まっていたんじゃないかとすら思えてしまう。
橘の花言葉は「追憶」、あやめ(菖蒲)の花言葉は「希望」だし…

始まる前はどんな気持ちでいたらいいかわからず、公式やメンバーの言う通り明るく楽しく努めようとしたが、終わってみると自分からもメンバーからも悲しさ、悔しさ、切なさ、そういった生の感情が曝け出されてしまった。
正直、まだ受け入れ切れていると言ったら嘘になる。悲しいというよりは、あの8人でもっと大きなステージに立たせてあげられなかったことが悔しい。
それでも歩み続けなければならない。これ以上悔しい思いをしないためにも。アッチの言葉を借りれば、今を生きれるのは今だけなんだから。

最後に。
8 beat Story♪ 8/pLanet!! と青野菜月さんのこれからの歩みにブルームーンの祝福あれ

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