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犬の介護と犬のプライド

私の宝物、ミニチュアダックス ラムさん 16歳。
ただいま自宅で介護中です。

自宅の酸素ルームの中で一日中過ごしています。

病名は「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」

病気とはいえ、9月までは、奈良の自宅と丹波の家を、私の仕事の都合で一緒に行ったり来たりしていました。
9月後半、いよいよしんどそうになり、長年住み慣れた奈良の自宅で介護をすることになりました。

自宅に酸素ルームを作り、その中で過ごすラムさん。

最初は酸素ルームから出てきて、リビングをうろうろする時間もありましたが、だんだんと酸素ルームから出てくる時間が少なくなってきました。
(㊟酸素ルームの片面は出入り自由にできるようにタオルでのれんのようにしています)

今はトイレ以外は酸素ルームの中。
トイレだけは、頑張ってむくっと起き上がり、よろよろしながらも酸素ルームから出てきて、トイレシートの上でしています。

絶対、寝ながらおしっこしない。
固い意志を持って起きあがり、トイレシートまで行く様は、ラムさんの誇りの高さを感じます。
ラムのプライド。

だから、おむつはしない。
たぶん、おむつした方が楽なんでしょうが。
粗相も気にしなくてよいので。

だけど、それはこちらの都合だからね。
誇り高きラムのプライドを尊重します。

一日何度もラムに語りかけます。
「大好きよ、愛してるよ。
ママの宝物だよ。
ありがとうね、感謝してるよ」

きっと私の言葉を理解していると思う。

クルクル同じ場所を旋回するなど痴呆の症状も出てきていますが、
私が語りかけると、喜怒哀楽を示さなくなっているラムさんの表情が、
ちょっと安心したような顔になるんです。

きっと、全部わかってるんだろうな。

ラムの命の灯がつきるまで、なるだけ側にいてあげるよ。
側にいさせてね。


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