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春分の日の日の出と魂が震えた話
畑薬膳アカデミー主宰されている大好きな竹村享子先生が
「唐古鍵遺跡から春分の日の日の出を見ませんか?」
とFacebookで投稿されていた。
去年も参加させてもらい、今年で2度目の参加(秋分の日は寝坊した……)。
思い返せば小学生の頃から歴史の授業が好きで、それが今の「お寺好き」「仏教好き」「遺跡好き」に繋がっているのだと思う。
新婚旅行も遺跡を見に行ったくらいだ。
奈良に住んでいると、歴史の教科書に出てくる地名が至る所にあるし、子どもたちが昔遊んでいた公園の隣は古墳だし。
歴史好きには「萌える」土地だ。
日の出を見に行った唐古・鍵遺跡は、幾重もの環濠に囲まれた弥生時代の集落の遺跡だ。
詳しくはこちら。
我が家から唐子鍵遺跡まで、車で20分ほど。
6時前には現地に到着した。
いつも早起きできないと嘆いていたのに、相当楽しみだったようで、この日だけは4時20分にスッキリ起床できた。
朝の澄んだ空気の中。
日が昇るのを今か今かと、お仲間さんたちと待つ時間。
この日は天気も良く、寒さもなく、とても穏やかな時間が流れた。
楼閣の横から日が昇り始めた。
今年の春分の日は
「宇宙元旦」
と言うらしい。
朝日を見ると、無意識で拝んでいた。
太陽の光のエネルギー、大地からのエネルギーを身体いっぱいに感じることができた。
今、生かされていることへの感謝。ありがたさ。
おかげさまで、生かされているんだなあ。
気付くと涙があふれていて、そんな自分に少し驚いた。
2021年も、唐古鍵遺跡が栄えていた2000年前の弥生時代も。
この日と同じように真東の龍王山から太陽が昇っていたのだ。
時代はどんどん進んでいって、日々のあれやこれやに一喜一憂してしまいがちだけど、人類の歴史、地球の歴史の視点でみると、なんかとってもちっぽけなことで、もっと根源的なことを見る目も持っていたいと思う。
それと同時に、目の前のこと、「今」を味わい尽くす、ということをしていきたい。
先輩たちが歩んでこられた歴史も「今」の積み重ねであり、一瞬一瞬を大切にしたい。
大きく深呼吸してみた。
感動で涙があふれる。
日の出を拝んだ後は、享子先生が
「煎り玄米小豆粥」
を炊いてきてくださり、皆でありがたくいただいた。
基本的に糖質を摂らない生活をしている私も、この日だけは特別。
お祝いのお粥をありがたく頂戴した。
お腹の底から温まり、じんわり優しく身体の隅々にまでエネルギーが行き渡るお粥。
またしても涙があふれる。
この日はものすごく特別なパワーをいただいた気がする。
お声がけくださった享子先生。
ご一緒してくださった皆さん。
ありがとうございます。
私が奈良の地にご縁をいただいたのも、きっと意味があるのだろうなと思う。
大自然と歴史の流れの中に身をおくと、魂が震えて感動する。
「今」を味わい尽くして生きよう。
集まった皆さんで集合写真。
この中には歴史の専門家(しかも弥生時代の!)もいらっしゃって、詳しいお話も聞かせていただき、大満足。
弥生時代って前期から後期まで700年間続いたそうですよ。
昨今の時代の流れのスピードと比べると、もっとゆったりしていたのか。
それともやはりその時代はその時代で、忙しくしていたのか。
そんなことを考えると、ワクワクする。
次回は秋分の日です!!