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日日是彩日 「紫陽花の練りきり」
練りきり自主練、6月はやはり、この花。
「手毬花」「七変化」の異名の通り、紫陽花という花は色や形がデザイン意欲をかき立てるのか、和菓子の意匠で一番多いのでは?と思うほど、いろいろある。
それらを参考に、自分なりに考えてみたけど、何かとプラン通りにはいかず。
今回は、初めてのことが多々。
まず、練りきりあん。
これまで、老舗和菓子店製のものを使っていたけれど、初めて自作。
白あんに求肥(白玉粉)を混ぜて、練って切ってを繰り返す。
ここでしっかり水分を飛ばし、空気を含ませると、細工しやすく、色も白く美しく仕上がる、らしい。
…が、その加減がやや甘く、柔らかすぎ、色もあまり白くならなかった。
なので、白地にほんのり中の色が透けて見える、内ぼかしという技法はやめた。
錦玉(寒天)も、初。
着色は、これまた初のバタフライピーのシロップ。
そのままだとブルー、レモン汁を加えると紫やピンク色に変わる。
この寒天ゼリーはきれいにできたけど、練りきりあんにくっつかないので、全体を包むのはやめて、窪みを作ってのせる。
何とかリカバリーしたものの、思っていたより地味なので、庭から切ってきた葉っぱを敷き、錦玉を周りにも散らしてみた。
お茶席にはありえない、写真的演出^ ^
でも、食してみると、あんはなめらか、錦玉も微かな酸味が爽やかで、なかなか美味しい。
いろいろ課題はありながら、今月も勉強になりました^ ^
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