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その笑いって、、病気から来てたの?
唐突なタイトルですみません。(笑)
看護師を生業にアクセスしている私です。
病的な笑い
脳出血や脳梗塞の後遺症で、意図せずに不随的に何かの拍子で感情が付いてこない笑いや泣きの症状
本人も、その病的な笑いの症状については意識がある状態なのです。
私は、患者さんを笑わせたり楽しませるのをモットーにしています。
今回、脳出血の後遺症に『構音障害〜音を発声する事が難しく発語がしづらい状態』上手く発語ができない方と発声と発語のリハビリをしていました。
実は訪問看護師なので、在宅での看護をしています。
リハビリは楽しくやりたいと思うので、患者さんが好きな事を取り入れながら遊びながら(ほとんど遊んでますが笑)やっています。今回はYouTubeを見ながらカラオケをしていたんです。
発語のリハビリにはパ行などの破裂音などが言いづらいので、そこの練習も兼ねています!
私がカラオケで音程を外して笑っちゃったんです!患者さんも一緒に大笑い!
最初のうちは、楽しんでる♪楽しんでる♫あら?まだ笑ってくれるの?嬉しいわぁ!
なんて思って調子に乗ってたんですが、少し時間が経って、患者さんが落ち着いた時に、「病気で笑いが止まらない」って、つたない発語で教えてくれたんです。
もう!ハッとさせられました。
恥ずかしいのと、すぐに患者さんの哀しさが込み上げて来て、ごめんねって感情が溢れました。
私が、もう少し察しが良くて、相手の表情が読めて、ケアを、楽しめているけど患者さんの中での感情は落ち着いてきているのに、まだ笑いが止まらない切なさに気づけてたらと、、、
まだまだ、看護として未熟者めっ!!!と自分を叱責したくなる一瞬でした。
優しさってなんだろう?
病的な笑いの裏に、冷静になっている患者さんを置いてけぼりにして、自分だけ楽しんでいた私、、でも、患者さんからは
「病気になって後遺症で良く笑うようになり(病的に)昔よりは、いろんな人から笑顔で話かけられやすくはなったよ」と、私めを慰めてくれるエピソードを伝えてくださって、、、
患者さんの優しさに、公用車の中で、涙した事は内緒です。
看護の働き
ひたむきに相手を見つめる。
真剣に相手に向き合う。率直に疑問に立ち向かう。
全てに、おいて前向きな活動も大事何だけど、そこに立ち止まってる人の側に、黙って寄り添う事も大切なのかもしれない。
相手の気持ちに気付かされて、気遣い方を学んだ看護体験でした。
読んでくれてありがとうございます。