♯2 駐妻を選択してよかったのか?〜やっぱり人に褒められたい私のあがき〜
♯1で書いた通り、イギリスにきて自己肯定感爆下がりの中、①自分で自分を褒める、②小さな幸せを感じる、という術で自分で自分の機嫌をとっていくことを意識していました。
ただ、強欲な私は、それだけでは物足りず、やっぱり何かを頑張って誰かに褒めてもらいたい!!!わかりやすい結果を出したい!と思っていました。
根っからのサラリーマン、登る山を探す
私は根っからのサラリーマンなので、何か目標を与えられると、それを達成するために全力で頑張る→達成する→褒められる→満足する、というループがルーティンだった気がします。
上司「あの山登れ!」
私「はい!頑張ります!」
私「登りました!!(褒めて)」
上司「よくやった!次はあの山だ!」みたいな。
当たり前ですが、今は誰も登る山を示唆してくれません。自分で登る山を探すか、はたまた自分で山を造るかしない。
やっぱり人に褒められたい私は、「わかりやすい山」を探して、登って、誰かに褒めてもらいたい笑
褒めれたい私のあがき①
そこで、元々の仕事にも関連する分野だったので、英国勅許公認会計士の資格へのチャレンジを始めました。全部で13科目もあって、到底駐妻期間で終えられなさそうですが、一つずつ科目受験ができるので、チャレンジしてみました。日本語でも難しい内容なので、テキスト見た時ムリゲーだと心が折れそうでしたが、なんとか1科目、2科目と合格していきました。「わかりやすい山」だったので、周りの人にもすごい!と褒めてもらえて、ちょっと満足。
とりあえず始めてみたものの、本当に私が勉強したいことなのか?この資格とって何に活かすのか?とかは今後少し考えたいと思います笑
褒められたい私のあがき②
他にも今後の仕事に活かせそうな勉強をしてみよう、ということでオンラインでやっているOxford大学のビジネススクールの講座を受講しました。英語で毎週毎週課題をこなして、なんとか修了。Oxfordという名前の威力も多少あって、よく頑張ったね〜と周りに褒めてもらえてそこそこ満足。
相対評価が軸の人生を抜け出したい
2つとも、会社に復帰した時に、有用なことを勉強しているのは間違いないのですが、そんなに仕事を意識する必要があるのだろうか?と、最近ふと思い始めました。
長年のサラリーマン生活で、登る山を与えられ続け、それに慣れていたから、自分で登る山を見つけるのが苦手なのかも。ただの兵隊じゃん。このままだとつまらない人間になりそう。褒められたい病を卒業しよう。
今は、仕事から切り離して、もっと自分の好きなこと、興味あることを中心に探求してみようかなぁと考えいます。たとえそれが人には「わかりづらい山」であっても、自分が楽しいから登っているって思えるものだったら幸せですよね。
私は、今まで人との相対評価が軸になりすぎていた気がします。高校、大学、就職、会社での評価・出世をそれなりに生き抜いてきて、満足していた。今後の人生でも相対評価とはずっと付き合っていくことになるとは思うけど、絶対評価の部分を作っておくことがより幸せに生きられる鍵なんだろうな、といい歳して気づかされました☺️
2つのあがきを終えて
ただ、この「わかりやすい山」を登った2つのあがいた経験は、私の褒められたい病を治めてくれて、精神衛生上もやってよかったなと思っています。
そして、元の会社を軸に考えすぎていた狭い自分の世界を広げたい、と思わせてくれる経験でもありました。何事も行動すると学びがありますね。とりあえずチャレンジした自分を褒めてあげたい。
超兵隊サラリーマン(?)を卒業して、登る山探しが上手な人になりたいものです。もしくは、みんなが登る山を造る側もいいかも、なんて思ったりしながら、いろいろ今後やりたいことを想像するのが楽しくなってきました。
こうしてあがいているうちにモヤモヤが徐々に消えていきました。仕事を休んでいることでみんなから取り残されていた感覚が、ほぼなくなり、自分で行動して学びを得る経験を重ねることで、イギリスに住めている状況に感謝できるようになったし、自分の将来が楽しみになってきました。
ということで、私がイギリスに来てからのモヤモヤを解消した方法は、簡単にいうと、
・自分に優しくすること(♯1)
・何か行動してみること(♯2)
でした。(めっちゃ普通なこと言ってますね😅)
私はモヤモヤが解消されるのに1年かかりました😂
私の場合、仕事を休みたい+海外に住みたいという動機で帯同したので、こうなったのかもしれません。来る前から目的意識ややりたいことが決まっていたらちょっと違ったのかもしれないですね…。反省。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
(♯3 最終回)〜駐妻は最高の越境学習〜
次回へつづく…
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