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2年連続婚約破棄の女⑦~裁きを~
一晩で慰謝料請求のための内容証明のたたきを作成
彼を帰らせて、すぐにSちゃんが返事をくれ、とにかくなんでもいいからご飯を食べてしんどいことを吐き出して、と言ってくれた。やさしい。。
まだこのころは現実感がなくてどこかふわふわしてたし冷静でもあった。
ここから高速LINE
うま「これって婚約が破棄されたってことでおK?」
Sちゃん「うん、現状該当する。婚約は口約束でも成立するし、うま子ちゃん何か婚約してたことがわかるデータとってない?」
うま「あるある、婚姻届、LINEの履歴、念書、新居の見積もり、結婚指輪の保証書、婚約指輪とかある」
Sちゃん「十分!とりあえず内容証明書こう、テンプレ探すわ。あらかたうま子ちゃんが書いてくれたらチェックして直すし、判例探す。」
うま「おK、おK、ありがとう、とりあえず時系列でばーっと書くから、Sちゃん添削してととのえてもろていい?」
Sちゃん「まかせて!判例でてきたわ、この昭和●●年のやつと、これつかお。」
仕事が早すぎる
内容証明のたたき台ができた
1晩で作り上げてしまった。
はじめての内容証明書みたいなものを。
2人とももちろん婚約破棄の経験はないし、法学部でもない。
この内容で過不足がないか弁護士にみてもらいたいねということで、
父親の懇意にしている弁護士に相談に行くことになった。
敏腕人権派弁護士A先生登場
父の連絡に、弁護士のA先生は早いほうがいいだろうとすぐに予定を開けてくれた。
相談に行くときに、Sちゃんと作り上げた内容証明書のたたきをもっていった。先生はそれを読みすぐに事情を察してくれた。
なにも用意せずに一からわたしがつらつらと話していたらかなり時
間がかかっただろう。
まず先生は、2択を提示した。
・自分自身の救済を目的とする、か
・相手への制裁を目的とする、か。
わたしは自分自身が失った時間とお金と妊娠出産のタイムリミット、精神的苦痛を救済することを選んだ。
内容証明の書き方にはやはりコツがあるようで、ここは争点がずれるから削る、ここは足す、などなど。
慰謝料請求の額の相談、話はぽんぽんと進んだ。
(めっちゃ勉強になった)ここ伏線です
A先生に代理人をお任せすることに決め、
ここから泥沼の戦いが始まるのである・・・
次回お楽しみに!
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