部屋をきれいに保つために守るたった5つのこと
なぜかいつも部屋が散らかっていた僕
部屋が散らかって仕方がないと嘆く僕のもとに、お片づけ妖精ちゃんがやってきて、すごく部屋を綺麗にしてくれました。10ヶ月に一度、部屋が散らかって仕方ないと嘆く男性のもとに訪れて、部屋を綺麗にするのが仕事だと言っていました。しかも、今後二度と散らからないようにと「5つのメソッド」を教えてくれました。せっかくなので、皆さんにシェアしておこうと思います。部屋が散らかって仕方ないと嘆く一人暮らしの男性はぜったいに読んだ方がいい。レッツゴー!
01 家具にマルチタスクをさせない。
これ、シンプルにして最強だと思います。非常に効果があるのでオススメです。たとえばテレビ台の上に財布とか置くな、という話です。ベッドの上に服を置くな、ソファの上に本を置くな。これだけです。テレビ台はテレビを置くもの、ベッドは寝るところ、ソファは座る場所です。それ以外のことをさせるなというだけの話。服は洗濯機かクローゼットに、本は本棚に。財布の置き場所も決めろ、決められないならカバンに入れろ。って妖精ちゃんが言ってました。
02 ゴミ出しは毎日やれ。
これは難しいんですけど、やった方がいいですよ。僕は必ず毎日、ゴミ出しをすることにしています。とにかく毎日出せ、出すゴミがなかったらつくれ、生み出せ。ゴミすら生み出せない人間ならお前こそ本当のゴミだ、と妖精ちゃんが言っていました。
03 雑巾掛けを馬鹿にするな。
これも素晴らしいですね。01と02をやっていると床がちゃんと全部見えるんですけど、そうすると床を磨きやすいんですよね。だから僕は毎日寝る前にクイックルワイパーで床を綺麗にしています。1Kなので、ものの5分で終わりますよ。クイックルワイパーは本当に便利ですね。だからと言って、雑巾掛けを馬鹿にするなよ。人はすぐに文明の力を自分の力だと勘違いしてしまう。地獄には、生前に雑巾掛けを馬鹿にした者の頰を雑巾で往復ビンタし続ける悪魔もいるそうです。妖精ちゃんが言っていました。
04 毎日大切なものをひとつ捨てろ。
人間、生活を続けていたら持ち物は増えていく一方です。部屋は狭いくせに。散らかしたくないのであれば、何も買うなと言われるかと思いましたが、そうではなく捨て続けろとのことでした。それも、普段ならぜったいに捨てられそうもないものを。僕はこれまで冷蔵庫や洗濯機を捨ててきましたが、なくてもわりといけるもんですね。
05 ネットの記事を信用するな。
これが一番大事かもしれません。これまで僕は「部屋を綺麗に保つための3つのコツ」とか「たった3分でお部屋が一気にキレイになる方法」とかを読んで、それを実践していましたが、まあうまくいきませんでした。だから部屋が散らかっていたし、だからこそお片づけ妖精ちゃんがやってきて「5つのメソッド」を授けてくれたのです。いや、ほんとうにネットの記事だけは信用しちゃいけないな、と思います。
ちなみにお片づけ妖精ちゃんは本田翼にそっくりで、聞くと生き別れの姉なんだそうです。どうせなら本田翼本人がきてくれたらよかったのになぁと思いました。本人にこんなことを言うと、すぐに拗ねてしまって面倒くさいのですが。
部屋がきれいになって初めて気づいたこと
部屋をきれいに保ちはじめてから、人生がすごく上手に回りはじめました。いつ誰を呼んでも恥ずかしくないし、このあいだの期末テストでは90点以上を連発、部活でも毎打席ホームラン。これも全部、お片づけ妖精ちゃんがきてくれたおかげだ。いつもは面倒だとかなんだと素直になれないけれど、今日こそちゃんと、お礼を言おうと思う。お礼を言うのであれば、今日が最後のチャンスなので。
家に帰ると、ピカピカで、からっぽの部屋に、本田翼そっくりのお片づけ妖精ちゃんが待っていた。「おかえり」と振り返り、微笑む彼女。カーテンのない窓から夕日が差し込む。彼女の瞳が、潤んでいるように見えた。
さようなら、なのです。僕は必ず毎日、大切なものを、ひとつ捨てなければいけない。この部屋はからっぽで、待っていたのは彼女だった。それが意味するところは、たったひとつだった。
そう、僕は彼女を捨てなければならなかったのです。だけど、いつもおかえりと言ってくれる彼女を捨てるわけには、いかなかった。そうすると、ゴミを出せない。ゴミすら生み出せない人間は、本当のゴミです。だから僕は、僕自身を捨てました。高い、高いビルから投げ捨てました。
ということで
なので、この文章は地獄から打っています。地獄ってめちゃくちゃしんどいですよ〜〜(笑)。ちなみに、明日は雑巾での往復ビンタを6時間は受けないといけないらしいです。心のどこかで雑巾掛けを馬鹿にしてたのが、バレちゃったのかな〜〜。トホホ。