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「キリカエの達人」に学ぶ、仕事に必要なマインド

「明日にも、台風が上陸します」

昨夜、お天気キャスターのその言葉を耳にしたとき、文字どおり、体中の力が抜けてしまった。

明日から群馬県へ行き、「前橋花火大会を見よう」と思い立ったのは、わずか2日前。

群馬にも、前橋にも、縁もゆかりもないけれど、「夏らしいことをしたい=大きな花火大会を見に行こう」からの群馬行きを決断したのだ。

急いで、宿とレンタカーを手配。あとはどうにでもなると、安心しきっていたが、台風発生から、上陸、直撃とは…。

執筆時点で、前橋花火大会は決行予定だが、天気予報は”雨”。状況はかなり厳しいと見ていいだろう。

子どもは非常に楽しみにしていたから、さぞ残念がるだろう、と思った。

ところが、「仕方ないから、旅館の温泉でゆっくりしよう」と伝えると、彼女から「うん!」という明るい返事が返ってきた。

花火を、楽しみにしていなかったわけではない。

ただ、予期せぬことが起こったとしても、「キリカエ」が非常に早いのだ。

アクシデントに遭遇しても、新たな楽しみを見つけて、矢印をそちらに振り切る。

単純なことのようで、簡単にはできない。それは一種の「才能」と言えるだろう。

仕事にも通ずる話かもしれない。

どんな状況であれ、
何に楽しみを見出すか。
何にやりがいを感じるか。

全ては考え方や捉え方次第、ということだ。

「商いのコツは飽きない」と言われるように、工夫する力、マインドを整える力は、仕事を楽しむコツとも言える。

「温泉では、プールできるの?」とちょっとズレた質問もしてきた娘だが、彼女から日々、学ぶことは少なくない。




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