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ちゃんとする。

「ちゃんとする」ってなんだろう。

そもそも「ちゃんと」ってなんなんだろう。

”ちゃんと”は、”きちんと”だよ!!
とか、そういうことではなくて。笑


例えば、
私は生活リズムが規則正しいタイプではありません。

朝に起きる時もあれば、お昼頃に起きる時もあります。
(ひどい時は夕方に起きたりも…)

毎日を規則正しく、朝〇時に起きて夜〇時には寝る。
の生活を送っている方にとっては
あやちの生活は「ちゃんとしていない」かもしれません。


ですが、
私の知り合いには、週替わりで勤務時間が変動するタイプのお仕事の人がいます。
毎週毎週のことなので、勤務時間に応じて朝に起きることもあれば、昼に起きたり、夜中に起きることもあります。

それは、ちゃんとしていないのでしょうか?

あやちはその人のことを「ちゃんとしている」と思います。


お仕事上、仕方ないのならそれはちゃんとしている事になるのか??
お仕事の都合が無いのに、生活リズムが変だとそれはちゃんとしていないのか??


「ちゃんと勉強しなさい」
「ちゃんと歯磨きしなさい」
「男の子なんだから〇〇でしょ」
「女の子なんだから〇〇しちゃダメでしょ」
「大人なんだからちゃんとしなさい」

ねぇ、ちゃんとってなぁに???


この世界は不思議だ。


朝型生活しかしていない人からすれば、夜型や週替わり生活の人は理解できないだろう。
ずっと正社員でバリバリ仕事している人なら、アルバイトしかしたことない大人を理解できないだろう。
自分がたくさん勉強して宿題も真面目になってきた人なら、宿題未提出で遊んでいる人を理解できないだろう。
自分が女に生まれたのなら、男の気持ちやカラダの感覚は理解できないだろう。
自分が男に生まれたのなら、女の気持ちやカラダの感覚は理解できないだろう。

ううん、
同じ女同士や男同士でもお互いのことを100%理解することはできない。
(LGBTQのお話とは違うので、そこの理論はそっとしておいてね)


同じ「にんげん」という生き物でも
それぞれから見える景色はまったく違うもの。

だから、みんなそれぞれ自分が正しくて
自分以外は間違えているの。

「俺か、俺以外か。」


ローランドさんのこの言葉って、実は真理だと思っている。

みんな自分の生活や自分の考え方
自分の気持ちの動き方を軸にして、他人を見る。

自分の”常識”というフィルターを通して世界を見る。

だから、まわりの人が
”ちゃんとしていない”ように見える。


もちろん、自分から見て”すごく頑張っている人”を見ると
自分がちゃんとしていないように見える逆パターンもある。


でもそれって
なにか【正解】があって、その正解とのズレで
正しいとか間違えているとか「ちゃんとしてる」「ちゃんとしていない」のジャッジをしているだけ。

【〇〇とは、こういうものだ。】と決めつけた定義の中で生きている。


親の教えかもしれないし、先生の教えかもしれない。
自分で決めたものかもしれない。

あなたが生きる定義の中で
私は間違えた生き方をしているかもしれない。

でも定義は違って当たり前。
みんな違う目線があるから、それぞれの景色から見えるものを持ち合う。

違うからこそ「仕事」が成り立つ。
自分の苦手は他人の得意。
他人の苦手は自分の得意。

みんながみんな全部ひとりで出来ちゃったら「仕事」を依頼する必要がない。
どんな仕事もすべて誰かの何かの役に立っている。

そうやって支え合っているのが「人」なのだ。


私から見て、ちゃんとしている人も
ちゃんとしていない人も。
みーんな一生懸命に”自分”を生きているのだ。

表面しか知らない他人だと、そこまでの気持ちを持って接することは難しいかもしれないけれど。
深い部分を知れば知るほど、その人のことを好きになる。


あなたから見て「ちゃんとしていない人」も
あなたの見えないところで「ちゃんとしている」から、今を生きれている。

人間はなにかをするために生まれたんじゃない。
生きるために産まれたのだ。
この世界での生をまっとうするという事は、
この世界の酸いも甘いも全部全部を味わい尽くすという事。

だれかと比べて、自分が偉いだとか相手のほうが勝っているだとか
確かにそれも含めて喜怒哀楽を味わっていることにはなるかもしれないけれど。
他人をジャッジするという事は、自分もだれかにジャッジされているという事。
それってなんだか生きづらいなぁと感じます。


と言っても、
この考えも「あやちのフィルターを通した考え方」のひとつでしかないのです。

もしも今、生きるのがつらくて悩んでいる人がいたら
少しだけでも届けばいいなぁと思って書いてみました。


人生は案外、ちゃんとしていなくても大丈夫にできているのです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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