私が写真を撮る理由
この1年、人生でいちばん働いていて、
noteを書くのがかなり久しぶりになってしまった。
(と、ここまで書いてから、すでに2週間ほど経っていて。今は旅行帰りの新幹線で、いつもよりものんびりした気持ちで続きを書いています笑)
今の私は、それなりに落ち込んだり幸せを噛み締めたりしながら、
なんだかんだ元気にやっています。
今日書きたいのは、写真について。
好きは得意じゃなくていい、なんてコンセプトのイベントを主催しているくせに、やっぱり自分の写真に自信がなくて、
とはいえ「あゆの写真が好きだよ」と言ってくれるひとがいるのにそんなことを言ったら失礼だろう、と思う自分もいて。
ラブグラフに所属し、お仕事として写真を撮るようになってからもうすぐ2年。
このタイミングで、改めて「私が写真を撮る理由」に思いを馳せてみようと思います。
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GWに友人や知人から立て続けにご依頼をいただいて、夫婦の節目の写真を撮影させてもらった。
間も無く30代へ突入することもあり、周りの友人がライフイベントを迎えることも増えているように思う。
そんな折に「あゆに撮ってもらいたい」と思い出してもらえるのが、とても嬉しい。
もともと私が写真を撮り始めたのは、大切なひとの大切な瞬間を残せるようになりたかったからだ。
はい、チーズ!とみんなでポーズを決めた写真だけでなく、その場の空気や温度まで思い出せるような、そんな愛おしい写真を手渡せるようになりたくて、写真を学んだ。
そうやって言ってもらえるのが、
何より嬉しかった。
一期一会のゲストさんの撮影も、
それはもう心から喜んでいただけるように全力を尽くすし、撮影は毎回とっても楽しいけれど、やっぱり友人からの依頼は格別だった。
ありがとうと感謝してもらうたびに、
わたしの方こそ、こんな素敵な想いをさせてくれてありがとうと幸せな気持ちになった。
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写真がいちばんの価値を発揮するのは、
時間が経って見返したときだと思っている。
「あんなこともあったね」と、
思い出話に花が咲くのが、本当にいい写真だと思う。
だから私は、そういう写真を撮り続けたい。
今見たら、当たり前すぎる瞬間かもしれない。
なんてことのない日常で、わざわざシャッターを切らなくてもと苦笑してしまうかもしれない。
でも、その当たり前の日常が、
未来から見たらかけがえのない愛おしい瞬間になると信じている。
照れながら残したいつものデート。
ポコっと動くお腹の中の動き。
眠たい目をこすりながら撮影したお宮参り。
全然言うことを聞かずに走り回った七五三。
しっかりみんなでカメラを見て微笑む写真と同じくらい、当たり前の日常を、愛おしい瞬間を、逃さぬようにシャッターを切りたい。
(※プライベートで撮影したお写真も混ざっています)
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ラブグラフに関わるようになって、
日本全国に憧れの背中が増えた。
こんな写真を撮りたい、こんな瞬間を残せるようになりたいと思うこともたくさんある。
完璧主義の負けず嫌いだから、
すぐに不足を探してしまうし、自信を失ってしまうけれど、
私にしか残せない、私だから撮れる写真をこれからも撮り続けていきたいと思う。
今の時代、スマートフォンで誰もが簡単に写真を撮ることができるようになった。
だからこそ、タイムカプセルのような写真をたくさん残してほしいなと思う。
そして時折、私たちのことを思い出して節目に写真を撮らせてもらえたら、そんなに嬉しいことはない。
写真なんてなくても、生きていけるかもしれない。
けれど、大切な写真があるからより豊かな人生になるし、もっと生きようと力をもらえる瞬間が、きっとあると信じている。
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2024年5月17日より、「私が写真を撮る理由」をテーマにした写真展をWONDER PHOTO SHOPさんにて実施します。
ぜひ、足を運んでもらえたら嬉しいです。
▼プレスリリース
▼ラブグラフサイト
▼WONDER PHOTO SHOPさんサイト
会場で出会えたら、ぜひ「あなたの写真を撮る理由」を教えてください!