健康とバランス感覚
健康ってバランスをとることなのかもしれないと、ここ数年で考え方が変わりました。
というのも、私は低用量ピルを2年ほど服用しています。
きっかけは、生理痛がきつすぎてなんにも集中できなくなったこと。体の痛み、むくみ、注意力散漫、感情の乱高下に振り回されて休日すらつらい。
幸いよい病院にかかることができてからは安定して過ごせています。鎮痛剤を飲む機会もめっきり減り、たぶん「健康」。
ただ、安定しているだけが健康なのか?とも思います。
例えば、服薬を始める前の私は感情の乱高下がある分、きれいな音楽や景色と出会ったときの感動も、それはそれは深くて2,3日はその余韻だけでうっとり過ごせた。
今はというと、相変わらずきれいな音楽や景色は好きだけど、何度も思い返したり妄想するまでではありません。感動の波の振幅がせばまった感じです。
そう思うと、そういった振幅を伸縮させるスイッチみたいなものが日常にはわりとある。
例えば、コーヒーを飲んだときはいつもより活動的になるし、日照時間が少ないととにかく面倒くさい。そんな波が毎日ちょっとずつあるけど生きているのが私なわけで、何かの作用を受けている一瞬を切り取って「私はこんな人だ」というのはなんか違う気がします。
なので、(ちょっと話が脱線してしまいましたが)そんな波にのまれない程度に振幅していることが、いまの私の健康のバロメーターです。
体もきついし感情に振り回されてしまったから今服薬しているけど、本来、波があることがだめなことじゃない。だから、自分を少し長い目でみたときにうまくバランスがとれて全体的に気持ちよければ、それは健康といっていいと思うんです。
今日の記事はあんまり普段書くような話題ではないので、あんまりうまくかけた気がしません。でも書いてみたのは、私の大切な先輩を思ってです。先輩は心が疲れきってしばらく会えないようですが、その時間も普通に必要な時間なんだと それが健康なんだと思って、ゆっくりしてほしいと思って書きました。同じような気持ちの方へも微力になれたらうれしいです。