2023.12月_東京建築巡り
2023.12月。
師走の世間がそわそわする季節に都内へ出かけることが多く、
見所のありすぎる東京建築を楽しめました。
2024年が明けて一週間たった今だからこそ振り返ってみようと思います。
①世田谷美術館
砧公園の銀杏が見事に色づき、親子連れやペットのお散歩とやらで平和な空気が漂うなか、『倉俣史朗のデザイン-記憶の中の小宇宙』を鑑賞。
アクリル、ガラス素材や形状が独創的な家具を手掛けているものの、そこには必ず機能性が備わっており、実際に目にした人や使用する立場の人のことを第一に考えられた作品はとても親しみが感じられました。
②目黒雅叙園
ここへ訪れるのは2回目ですが、毎回展覧会ごとに各部屋の世界観を活かした展示がされています。融合しながらも、やはり見惚れてしまうのは当時の芸術家たちが作り上げた美の世界です。美術館なのではガラス張り必須な装飾もここでは間近に目にすることが出来ます。
そしてもう一カ所訪れるべき場所は、
ホテル雅叙園の中にある「お手洗い」です…!
ぜひ実際に足を運んでみてほしいです。
③日本民藝館
言わずと知れた民藝の本拠地。
この日は年に一回の公募展『日本民藝館展』が開催されていました。
全国から出品された現代の作り手の品々が展示・販売されている貴重な機会となっています。(一目ぼれした小鹿田焼のお皿は売約済みでした泣)
国内外の世界中、時代も名工も関係なく陳列された品々を私たちにそっと語り掛けてくる、そんな親しみも感じられる私にとって安心できる場所です。
③紀尾井ホール
クリスマスの日にクラシックを聴きに行って参りました。
曲目は…ジブリ!アットホームな雰囲気のコンサートで、木材のあたたかみを存分に感じるホールで心豊かな時間を過ごせました。
ちなみに、紀尾井ホールの目の前は「ホテルニューオータニ」。
ホテルの庭園は誰でも無料で入ることができます。
予想を裏切る豊かな自然が広がっており、こだわりの石や灯篭などもあり季節によっても楽しめる癒しのスポットとなっていました。
美術館や買い物をしに行くだけの目的ではなく、建築を目的にして、
まだまだ知らない東京建築の魅力をこれからも探訪していきたいです。