第7話「いつか絶対全国大会で会って勝負してください」
第7話は、北海道の小学5年生!「 #遠くても心はつながる 」のタグを考えてくれた少年剣士です!
♦︎お名前をイニシャルで教えて下さい。
「T.O」
♦︎何県で剣道をしていますか?
「北海道」
♦︎たくさんの大会がなくなったり、けい古ができなくなった時、どう思いましたか?
「6年生と団体を組めるのは今年しかなかったのに、その機会が無くなるのは、くやしかった。けい古ができなくなった時は、つらすぎて帯状ほうしん(帯状疱疹)になりました。改めて自分は剣道が好きなんだと自覚したし、けい古ができていた環境がありがたいと思った。」
《あやめTの一言》
悲しい…確かに悲しいけれど、そこで当たり前のありがたさや、本当の自分の気持ちに気づけていることが、とても素晴らしい!私もそうありたいです!
♦︎けい古がお休みの間、お家でけい古やトレーニングなど、何かしていましたか?(していた人は、どんなことをしていたか教えてください!していなくても全然OKです!)
「トレーニング(筋トレ)とすぶりカレンダー(500本)をしていました。トレーニングは走ったり、腕立て、けんすい、バランスボール、体幹トレーニングなどです。色んなジュニアアスリートが通うスポーツ整骨院に通っていますが、そこも一時コロナで自粛していたので、トレーナーの先生と仲間で200Mでトレーニングをしたりしていました。いつけい古が始まったり大会が開催になっても、優勝できるようにメンタルトレーニングもしていました。」
《あやめTの一言》
メンタルトレーニングでは、大まかにいうと「溜める→練る→爆発(実力発揮)」のような流れがあって、突然持っている実力を発揮させるのではなく、T君のように「いつ始まってもいいように」と準備することや、力や気持ちを溜めることも重要視されているそうです。T君、流石の一言です!
♦︎あなたが今、剣道で「一番したいこと」はなんですか?
「いろんな先生とたくさんかかりけい古、地稽古がしたいです。」
♦︎全国の、同じ剣道をする仲間に向けて、一言コメントお願いします!
「コロナを乗り越えてお互いにがんばろう!いつか絶対全国大会で会って勝負してください。」
♦︎保護者の方からも、何か思われていることや、お子様に一言ありましたら、よろしくお願いします!
「全国の小学生剣士にスポットをあててくれているあやめ先生に感謝しています。どうか子供達が元気を取り戻して剣道を楽しめますように。。。」
《あやめTの一言》
このインタビューからして、きっとT君はコロナ禍でなくとも普段からトレーニングや素振りをされていたのだと思います。強くなるため、上手くなるため。そして、次の大会や審査のために。
いろんな「次」があるからこそ、人は頑張れます。しかし、大会が出来なくなってから今日まで、そのあらゆる「次」が失われてきました。
それでも諦めずに、自分で「次(目標)」を作り、信じて頑張っているT君は本当に素晴らしいです!君の頑張る姿が、いろんな人に勇気や元気、感動を与えています!勿論、私もそれをもらった一人ですd( ̄  ̄)
そして、T君のお母さん、こちらこそありがとうございます!T君のお母さんは、コロナ禍での活動やその中で気づかれたことを、私にも共有して教えてくださいました。お母さんも水面下で少年剣道界を盛り上げようと行動されているんですd( ̄  ̄)私も負けずに頑張らないとですね!
素敵なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
あやめT.