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我が子が先天性奇形を持ってるお母さんへ

私は右足の真ん中3本が「巨指症」さらに「合指症」で生まれました。

両親は形成手術を何度何度も受けさせてくれ、
結局21歳の時に中指を切断して幅を狭くし、
その後はヒールのくつを履けるようになりました。

こんな見た目じゃ結婚とか彼氏とか、できないかもって小学生のころは思ってました。

中学に入り、「そうだ。見た目を上回る中身になろう。」と思うようになりました。

毎年プールの授業の前は「今まで普通に接してくれてたクラスメイトにびっくりされたりコソコソ言われたらどうしよう」と涙してました。

高校生のとき、初めて彼氏ができました。
足のことを知らずに告白され、付き合って少し経ってから打ち明けました。

もはやあまり覚えていませんが、「抱えてることがあったんだね。なんでも受け止めるよ」というニュアンスでいてくれてました。

その後、2人と特に足の問題はなくお付き合いしましたが、なんとなく足のことには触れない状態でした。触れてほしくないんだろうと察してくれてたのかもしれません。

そのあとお付き合いしたのがうちの夫。中学の同級生。足のことは知らなかったよう。
これがなんと今までとは違う。

足のマッサージをふつうにしてくれる。
そして、なんと右足のことを、にこにこしながら「かいじゅうあし」と名付けるではありませんか!!

私はこの人と一生を過ごしたいと感じました。
触れられないより、いじってくれる方が気が楽でした。足のことは「別に、だからなに?」としか思わないそうです。

今は1歳の娘がいます。
エコー写真では「足、遺伝してないかな?」と心配で見てました。
でもそもそも、手足があるエコー写真をみて、それだけでもすごい、ありがたいと思いました。

自分に障害的なことがなく、お子さんが何らかの障害を持って生まれてきた方もいると思います。

私は「足のハンデがあっても、元気に走り回って、バレー部にまで入ってがんばっててすごい!」と親に言われたのが嬉しかったです。
また、困ったことを抱えてる分、幸せも多く訪れるよと言われて育ちました。

そして、自分で未来を切り開き、成長し、大好きな娘、夫と、たくさん笑って過ごせています。足はコンプレックスですが、ただコンプレックスなだけです。

だから大丈夫です。大丈夫!

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