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恋と深空 キャラの第一印象【シン編】
ゲーム体験に沿って、キャラクターから受けた印象を備忘録がてら書き残します。ネタバレを含みますので、未プレイの方は、ゲームをプレイしてから読むことを強くお勧めします。
1章「混沌たる謎」
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始めて見た時は、見た目がやくざのような派手さで、成り上がりみたいな出で立ちなのに対して、話し方は品のある人だと感じました。現実世界では富裕層は生地の質に拘り、模様がある服はあまり着ないイメージがあります。もしかしたら裏社会に溶け込むために、わざと派手な服を着ているだけで、元御曹司とかだったりするのでしょうか?
自ら囮になって暗点を探していたところ、ボスのシンにたどり着きました。出会い頭、私を捕まえていた黒服の男を、赤黒い霧で握りつぶしました。いきなりショックなものを目の当たりにして動揺してしまいました。
エーテルコアを狙っているのかと問うと、「たとえ魂を売るにしても、ふさわしい相手を探すべきだ。」と返されました。ずいぶんウェットに富んだ言い回しです。これは一筋縄ではいかない相手のようです。シンは「俺を見ろ」と言って顔を掴んできます。するとシンの右目が赤く光りました。
「その手で彼を飲み込めば、欲しい力が得られる」
「それはあなたの物」
「彼を殺せ」
頭の中に、女性の声が響いてきて、シンを殺すように言ってきます。危険を感じて目をそらして、反撃します。するとシンの右目は元に戻っていました。
「お前なりの挨拶か?何も覚えていないようだな。なら思い出させてやる。」
「お前の過去と未来、そしてこれから犯す罪。なにせ、俺達は正真正銘の『同類』だ。」
3日経つというのに、こんな簡単な共鳴すらできないとはガッカリだ。
様子を見ると、どうやら昔会った事があるようです。「同類」ということは、シンと私は共犯で罪を犯し、同じ穴ムジナだったという事なのでしょうか?覚えていないと分かるや否や、シンは共鳴を強要してきました。共鳴することでシンの頭の中を覗けという事でしょうか?共鳴に頼るという事は、どうやらシンの右目は記憶を呼び起こす力はないようです。そんなことしなくても、シンが話してくれれば済む話です。なぜ共鳴にこだわるのでしょうか?シンが話しても信じないと思われているのかもしれません。3日経っても、シンの思うような結果にはなりませんでした。シンの話によると、昔シンといた時は、私のEvolはもっと強力だったそうです。
「私の家族の死は…あなたの仕業ね…!」
「家族?最も親しい者こそが、お前の死を望んでいるかもな。」
シンはどうやら私の生い立ちを知っているようです。
(殺せ…殺せ…)
「黙れ!今すぐ…殺してやる!」
「殺したいんだろ?あれは口先だけか?」
「お前は死よりも盛大なカーテンコールに応える必要がある。」
シンは拳銃を渡してきて、自分を撃つように言います。老衰や病死ではなく、他殺による死がカーテンコールになるという意味でしょうか?殺されることに何か意味があるのでしょうか?シンへの殺意は、シンの右目が原因なので、シンは自分を殺すようこちらを誘導しているのでしょうか?
「なぜ震えてる?動揺か?あれはただのハッタリじゃないだろ?」
「動揺なんて…!私はただ…」
「俺が、手伝ってやろうか?」
「いや…」
これは、なかなか・・・。煽ってきますねえ・・・。こちらは、完全に飲まれてしまいました。これはもう勝敗が決まったも同然です。案の定、引き金はシンが引きました。心臓を撃ち抜きましたが、傷口はふさがりました。シンは肉体が再生できるようです。手に着いた血も消えました。傷口に吸収されたのでしょうか。
「欲しがってた俺の命は、渡したぞ。」
「何だ、心配してるのか?その心配は、本当に俺を殺せる時までとっておけ」
再生できるとはいえ、声や表情を見ると、かなり痛そうです。なのに、撃たせたということは、「俺は簡単に殺せないぞ」という牽制なのでしょうか?しかし状況は、怯えていたこちらに対し、圧倒的にシンが有利だった訳で、そこまでする必要性は感じません。「本当に俺を殺せる時まで」とは、シンは殺されたがっているのでしょうか?だから「撃っただけでは死なないから、殺せる方法を考えておけ」ということなのでしょうか?なんだか、今のシンからは、最初の高圧的な雰囲気は感じず、むしろ哀愁を感じてしまいます。
(またこの感じ…いきなりお腹が空いてきた…どうして…)
シンが手元のデキャンタを手に取り、私に近づき酒を注ぐ。
「どうせ逃げられないなら、俺と取引しないか?」
私は彼を見つめ、挑発的な顔で酒を飲み干した。冷えた酒が喉を滑っていくと、すぐに胃が焼かれるような痛みを感じた。思ったよりずっと強い酒のようだ。それでも私は酒を注ぐのを止められなかった。それは餓えと渇きのせいというよりも、感覚を麻痺させるためだったのかもしれない。
「欲求がある限り、取引はできる」
深紅の目には悪意が満ち、シンは微笑みさえ浮かべていた。その大きな体が明かりを隠し、彼の右目が赤く光っていくのがはっきりと見える。彼が何か力を使ったということだ。私の意識は曖昧になり、幻聴が聞こえてくる。
「もう何日も経った。自らの欲望は理解したはずだな。お前の欲望を満たせるのは、俺だけだ。だからお前は、俺の条件を受け入れるだろう。」
「条件?共鳴でしょ?いいよ、取り引きしてあげる。あなたと共鳴するだけで、暗点のオークションのエーテルコアを私にくれるならーー
なぜか目的が、家族が殺された真相を明らかにすることではなく、エーテルコアを手に入れることになっています。エーテルコアは、事件を捜査するための手段に過ぎなかったはずです。家族を殺害した犯人がシンだと分かれば、シンから真相を聞き出せば終わりです。エーテルコアをわざわざ自分の手中に収める必要はないはずです。シンは、その右目の力で、こちらの欲求を作り出しているのではないでしょうか?お酒も怪しそうです。不思議な空腹感もお酒の匂いが原因では?お酒を飲んでから、感覚が麻痺しているようですし、右目の力が効きやすくなるような薬物が混入しているのかもしれません。結局、交渉は成立してしまいました。
その後、シンに作業場のような場所に連れてこられました。Evolチェーン回路を改造して、共鳴できるようにしたいようです。
俺がいない間、奴らに動きはあったか?
臨空の北部地区と花浦区での爆発だけです。
(花浦区?おばあちゃんの家のことだ…)
完成したのは不良品ばかりだ。奴らを買いかぶり過ぎたな。
あんな卑劣な真似をしておいて、今更出てきてシン様に罪をかぶせようとは。
2つの爆発事件の真犯人は、他にいるの?
ん?ガッカリしたか?お前には真実よりも、気が楽になる嘘が必要みたいだな。
話を聞くところによると、シンは武器製造に関わっているだけで、実行犯が別にいるようです。以前、「私の家族の死は…あなたの仕業ね…!」と聞いた時には、否定しなかったので、誤解されたままでも支障がないということだったのでしょうか。なんだかシンの手のひらの上で転がされている気分です。
改造のために事前検査を受けたのですが、検査は不合格のようで、改造できないみたいでした。そうするとシンは改造ワンダラーを出してきて、一緒に戦うように言ってきます。共鳴せざるを得ない状況に追い込んで、共鳴を成功させようと考えているようです。しかし作戦は失敗し、共鳴はできませんでした。シンは業を煮やしたのか、改造に適さなくても、無理やり改造しろと言ってきます。そこで、改造技師が助太刀に入ってくれました。技師が言うには、共鳴できないのは、私がシンへ嫌悪感を抱いているからだそうです。シンは「つまり、彼女に問題がある」と言ってきます。ここは、普通、嫌われているシンの方に原因を求めるのでは?シンは嫌われている事を認めたくないのでしょうか?その後、技師が機転を利かせて話を終わらせ、シンの元から連れ出してくれました。技師と話していると、シンはどこかに行ってしまっていました。
2章「待望の狂冥の主」
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暗点が犯人だと思ってここまで来ましたが、振出しに戻ってしまいました。シンにもう少し話を聞きたかったのですが、いなくなってしまったのでは仕方がありません。
エーテルコアのもう半分は堂々とオークションリストに並べられていた。
私の中から散逸してしまったエーテルコアはオークションにかけられるようなので、オークションを探れば、真犯人が見つかるかもしれません。聞き込みをしていると、情報屋の店で、シンとは違う派閥らしき暗点メンバーが現れました。エーテルコアを持っている私を狙っているようです。戦闘になってしまったのですが、途中でシンが助けにきてくれました。
明日のオークションに行きたいなら、ここであと5分持ちこたえろ。
シンは別の事を対処しに行くらしく、この場は私に任せてくれるようです。戦力として認められているようで、嬉しいですね。この戦闘が終わったら、オークションに連れて行ってくれるようです。しばらくすると、シンの対処が終わったらしく、ワンダラーが止まり、戦闘が終わりました。
彼の右目の力の源は何なのだろう。なぜこんなにも懐かしさを感じるのだろう。エーテルコアと関係あるのだろうか。
「(もし本当に暗点内部に別勢力があるなら、おばあちゃんの家で起きた事は…そのコウジって人と関係あるの?)…きっと彼らもエーテルコアを狙ってるんだよね。ある意味で、私はあなた達の構想に巻き込まれてる。だからこそあなたはわざと私を置き去りにすることで、彼らをおびき出して一網打尽にしようとしたんだね?」
「不満なら直接俺にぶつけろ」
ぼんやりとした光の下で、シンの横顔は別人のような柔らかさを見せている。彼に文句を言うのは筋違いであると気づき、私は黙り込んだ。
(彼が裏切者を始末しようとしてたかどうかにかかわらず、彼らは私を狙ってたんだから遅かれ早かれ遭遇してた)
家族を殺したと冤罪をかけられても受け入れた時もそうでしたが、シンは自分が責を負うことに躊躇がない人ですね。余裕がある証拠なのか、独占的な性格なのか・・・。とりあえず実行犯は、暗点のコウジ派のようです。
「初対面の時、私達は『同類』だって言ったよね。もしかして…あなたの体内にもエーテルコアが埋め込まれてるんじゃない?私は心臓の中だけど、あなたはーー目の中?」
「・・・お前がそう思いたいならな。」
はぐらかしてきましたね。雰囲気的に、バレてしまってごまかしているという印象は受けません。どちらかというと、否定するのも億劫で、適当に返事しているように見えます。シンの右目にあるのはエーテルコアではないのでしょうか?懐かしさを感じる事が理由で、エーテルコアだと思わされていましたが、シンとは昔一緒にいたようなので、その時の記憶が懐かしさを感じさせているだけなのかもしれません。シンは冤罪も気にしないで受け入れるので、シンが肯定することは、本当かどうか疑わしく感じてしまいます。
「でも私のエーテルコアは普通のコアみたいで、何の役にも立たないの。あなたのはそうじゃなさそう。」
「こいつは人々が一番欲しがってるものを見せてくれる。こいつの前では、その者が認めたくないあらゆる欲望が剥き出しにされるんだ。」
つまり、食卓の前で私の意識の中に湧いていた混沌とした声と幻も、エーテルコアに影響された結果ということだろうか。そこまで考えて、私はふと彼のその目を再び見つめた。
(…を食らうの…それはあなたの…よ…)
いきなりペラペラと手の内を話し始めました。信用して良いのでしょうか?食欲に似た欲求は、私の欲求だそうです。全く身に覚えがありません。
後日、シンの協力のもと、オークションに行くことになりました。
まず、お前は参加者を油断させ、良からぬことを企んでる連中をおびき出して片付ける。最後に、俺がお前を守ってもう半分のエーテルコアを手に入れる。
シンに片付けられたら、事故の真相が探れないので困るのですが・・・。生かしておいてくれるのでしょうか?こちらの事情に配慮してくれそうには見えず、イマイチ不安です。
オークション会場に到着しました。
今ならまだ引き返せるぜ。
シンが発破をかけてくれました。シンは気立てが良い人のようです。シンの心遣いを無駄にしないためにも気合を入れていきましょう!
楽しんでくれ。すぐ戻る。
流石の完璧な演技です。こちらも負けていられませんね。シンとはここで別行動です。コウジを無事に見つけられると良いのですが。
コウジという男がやってきて、恭しくシンの前で頭を下げた。
深い色の霧が男の襟をつかみ、抗えない程の力で地面に投げつけた。
「ぐあっーー!」
丹念に練り上げられた全ての計画は、絶対的な力の前にあっけなく葬り去られた。
「俺の時間には限りがある。言い訳の時間は省かせてもらおう。」
「違いま…断じて裏切ってなど…」
「確かにお前一人じゃ、そんな度胸はない。だが、助けがあればお前は俺にとって代われると言った奴らが、断りがたい条件をお前に提示したんだろう。」
地面に這いつくばっている男のそばに行くと、その右目が微かに赤く光った。
「なるほど。奴らが人を買収する手段は、変わってないということか。」
別行動だったシンは、無事コウジを見つけたようでした。シンの右目は、欲望を顕在化するだけじゃなく、思考を読み取ることができるのでしょうか?それとも画面外で交渉の末、情報を得たのでしょうか?嫌な予感がしていましたが、やはりシンは、コウジから情報を引き出した後、始末したようでした。・・・これ、後でちゃんと元締めを、私にも教えてくれるんでしょうか・・・。・・・というか、コウジの態度を見るに、私が囮にならなくても、コウジと会えたのではないでしょうか?これでは、私がピエロではありませんか。
コウジを始末したシンが戻ってきました。
「エーテルコアだ」
「在処が分かったの?」
「1曲踊れば、答えはわかるだろう。」
すっかり目的はエーテルコアを入手することになっているようですね。家を爆破させた元締めを知りたいのですが・・・・。在処を聞くと、誤魔化されました。
「本当にエーテルコアの手がかりを見つけたの?」
「普通に考えたら、そんな情報を彼らが簡単に教えるはずない。唯一の例外はーーそれが罠の場合」
「正解だ」
「静かにしろ。せっかく連れた魚を逃がすな。」
シンが掴まされた情報は罠のようです。罠にかかったふりをするように言われました。しばらく踊っていると、ホールが爆発しました。シンは起爆装置を手に入れていたそうです。一網打尽です。残党をシンと協力して始末します。
「行くぞ。」
シンは明らかに待っていられない様子で、私の腕を引っ張って歩き始めた。
「お前の欲しいものを探しに。」
始末し終わった後、シンに引っ張られて屋上に連れてこられました。余裕がないシンは始めて見ます。屋上はEVERに廃棄された基地で、引力錨がありました。共鳴してエーテルコアを取り出します。シンは嘘の情報を掴まされたと思っていたのですが、そういう訳ではなかったのですね。しかし、引力錨からエーテルコアを取り出せていないのに、なぜエーテルコアをオークションリストに並べたのでしょうか?これでは落札されても譲渡できません。譲渡するつもりはなく、開錠できるEvolverを探すために、客寄せパンダとしてリストに載せただけなのでしょうか?それに私達はまんまとひっかかったのでしょうか?それとも取り出せるEvolverはいるけど、エーテルコアは、引力錨の中じゃないと、状態を保存できないのでしょうか?
引力錨を開錠してエーテルコアを取り出した瞬間、屋上にある深空トンネルからワンダラーが出てきました。エーテルコアの盗難防止セキュリティシステムでしょうか?ワンダラーの出現ってコントロールできるのでしょうか?
やっとまともなものが出てきたな。
シンは今までの戦闘では物足りなかったようです。やる気満々です。シンはバトルジャンキーのようです。
ワンダラーを撃破すると、昔の記憶が蘇ってきました。
「ここは…どこ…血が…いっぱい…」
「ここで倒れるな。」
「これは…」
「お前が倒れたら…もう後戻りはできない」
「シン」
夢の中で、溶岩があふれ出す場所で、化け物の姿のシンが、杖のようなものを私に握らせていました。夢から覚めると、意識混濁のためか私は倒れていました。
ここで倒れるな。俺から借りた命を、まだ返す時じゃない。
シンは、夢の中と同じような事を言ってきます。「ここで倒れるな。」とは、俺を殺すまで死ぬな、という事でしょうか?シンは自分を殺させたがっている節がありました。私はシンに命を助けられたことがあるのでしょうか?しかし、そうであるのなら、助けられた命が亡くなると借りを返すことになる、というのは意味不明です。私の命は、私が倒れると、シンに渡るような仕組みになっているのでしょうか?それとも、昔シンは私を殺したがっていて、今は一時的に生かされてるという意味でしょうか?
シンが手を差し伸べてきて、シンの手を取ると、今まで失敗していた共鳴が成功します。そうするとエーテルコアのエネルギーが私に吸収され、コアはヒビが入ってしまいました。シンに共鳴することで、シンのEvolが増幅されて、エーテルコアのエネルギーをコントロールしたのでしょうか。
シンを見上げると、空を見上げてぼんやりしていました。深空トンネルを見ているのでしょうか?ため息までついて、残念そうにしています。
「その力はもうお前のものだ。砕けて当然だ。」
「これはお前が望んだ結果じゃないのか?」
私がエーテルコアを手に入れたいと言ったから、シンはEvolを使ってくれたのでしょうか?取引条件の共鳴はもう済んだという事なのでしょうか?では、共鳴を強要してたのは、シンの頭の中を覗くためではなく、エーテルを統合するためだったのでしょうか?
話していると、シンと私の手に手錠のような形をした光が現れました。伸び縮みする線で繋がっています。
「アンタとボスが裏切り者を一掃して、エーテルコアを壊したって?やるな!蟻の巣の方はオレ達が片付けた。アンタを狙う奴はもういない。」
「いつの間に…」
「ボスの命令だ。ボスは怖い顔をしてるけど…」
「切るぞ」
「ボボボボス!?これはそのーー」
蟻の巣でばら撒いたエーテルコアの情報に釣られた連中は一掃してくれたようです。これしか方法がなく仕方がなかったとはいえ、こちらの無謀な行動の後始末までさせてしまって申し訳ない気持ちになりました。
「…これ、どうするつもり?」
「切る」
「これはエネルギーチェーン回路でしょ?物理攻撃が効くの?」
「お前の手のことだ。それか、N109区に泊まるか?お前と一緒に問題解決を図る時間ならある。」
「いや、もっと効率的な方法を取ろうよ。」
「なら、お前のエーテルコアを壊そう。」
「エーテルコアが関係してるの?ならあなたのを壊せば…」
「まあいい。今の共鳴強度なら、そのうち解決するはずだ。」
手錠のような光は、エネルギーチェーン回路でした。エーテルコアを起点にして、共鳴強度が強いほど、チェーンの強度も強くなるようです。
このエネルギーはエーテルで、シンはエーテルコアを持っていて、エーテル同士は引き合う性質を持っており、その性質が共鳴によって増幅されたということでしょうか?しかし、私のエーテルコアは手ではなく心臓にあるので、手を切り落としたとしても繋がる先が手から別の部位に移動するだけで、解決しないのではないでしょうか?
やはり「エネルギーチェーン回路」というくらいですから、この現象はシンのEvol「エネルギーコントロール」が稼働したことによって起こっている現象だとは思います。エーテルコアを動力源とすることで共鳴の馬力が上がって、シンのEvolが過剰増幅しているという事でしょうか?・・・であれば、シンが私と離れたくないと思っていることになりますが・・・。シンは泊まるように提案してきていますし、「時間ならある」とわざわざ念押しまでしています。本心を隠そうとしている事に反して、Evolが動いてしまったということなのでしょうか?こちらのエーテルコアを壊そうと言われたので、そちらのエーテルコアを壊せばいいと言い返すと、話を逸らしてきました。シンの性格なら「威勢の良い猫だな」くらい言ってきそうですが。以前、「あなたの体内にもエーテルコアが埋め込まれてるんじゃない?」と言った時、シンは「・・・お前がそう思いたいならな。」と言って誤魔化していました。やはりシンはエーテルコアを持っていないのでしょうか?
「あなたと共鳴する前、奇妙な幻覚を見たんだ…」
「奇妙じゃない。今後はもっと見るだろう。」
共鳴する前だったので、幻覚を見たのは深空トンネルに近づいたことが原因なのでしょうか?今後はもっと見るだろうということは、深空トンネルに近づいたことが起爆剤になったということでしょうか?それともエーテルを吸収したからでしょうか?エーテルには私の過去の記憶が保存されていたのでしょうか?それともエーテルの吸収はストレージ容量が増えた事を指し、深空トンネルから記憶をダウンロードしたという事でしょうか?シンは深空トンネルを見つめていました。深空トンネルの先に、シンと私が一緒にいた場所があるのでしょうか?
「あれは現実なの?」
「そうだと言ったら、謝るつもりなのか?この世界はお前が見てるものとは違う。だが、今は話す気分じゃない」
「謝るつもりなのか?」とは、シンが私を助けたことに対して「迷惑をかけておいて、今さら謝るつもりなのか?」という意味でしょうか?それとも「助けるのは当然で、謝るような事ではない。それなのに謝るつもりなのか?」という意味でしょうか?シンは以前、「お前の過去と未来、そしてこれから犯す罪。なにせ、俺達は正真正銘の『同類』だ。」と言っていました。共犯だから謝る必要はない、という事なのでしょうか?
「まずはN109区を離れた後のことを考えろ。ただし、俺との取り引きを忘れるなよ。」
「言っておくが、外の方が危険だぜ。」
「とにかく、共鳴の件が解決するまで、俺たちは常に会うことになる。」
屋上で共鳴に成功したので、取り引きはもう済んだと思っていたのですが、まだだったようです。エーテルの統合が目的ではなかったのでしょうか。共鳴の強度が増せば、チェーンの強度も増し、手錠が外れなくなってしまうので、共鳴しない方が、問題は解決するのではないでしょうか?言っていることが矛盾してます。今は話す気分ではないそうですが、後でちゃんと共鳴の目的を教えてくれるのでしょうか?家を爆破した元締めもまだ教えてもらっていません。いったい何のためにN109区に来たのか、分からなくなってしまいました。
しかし、ここで一旦お開きのようです。よく分からないまま終わってしまいましたね・・・。
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