音を楽しむということ

さすがにこんなに連続して更新する日がくるとは思っていませんでした。
今日も彩花です。

本日チケット発売ということで、今日までに全演目ご紹介を終えたい…!という、己のペース配分の下手くそさから、こんなにも連投になってしまいました。
またゆっくり読んでください。

第五週目 歌います、
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
文字通りです。
歌います。
読点にしたのは、きっと歌はこれからも続いていくものだと思ったから。

歌は私にとって切っても切り離せないもの、というのは、何度もお話してきたことかと思います。
私の芸術は歌から始まりましたし、能動的に「これがやりたい」と主張をしたのも、歌が初めてでしたから。
小学校3年生〜高校卒業まで合唱部に所属、短大や研究所でも歌の授業はあり。
こんなに長いお付き合いになるとは思っていませんでした。

とはいえ、研究所を卒業してから歌う機会はなくなり、どんどん声帯が衰えていくのを感じてからは、人前で歌うなんて、考えられませんでした。
それなりに歌えていた過去があるから、それよりレベルの低い歌声なんて披露できない。
劇団時代最後の本公演の冒頭で歌を披露した時も、ヒロインである重責より、歌うというプレッシャーの方が大きかったです。

そんな昨年夏。
まさかの、お歌一本でステージに立つ機会を与えて頂きました。
出演するか否か、だいぶ迷いました。
過去うまく歌えていても、今歌えていなければ意味がない。
出演了承してからも、暫くは心配が拭えずにいました。

そんな時です。
ピアニストの太郎さんが、伴奏してくださると言うじゃないですか。

合唱をやめてから、ピアノ伴奏で歌える日がくるなんて、そんな奇跡みたいな機会、逃したくない。
そこからですね、あのLIVEに出るにあたり、気合が入ったのは。

とはいえ、精神論で技術があがるわけではなく。
太郎さんには弱音をぶちまけまくっていました。
だけど、どんなに私がぴーぴー泣こうが、太郎さんは「大丈夫ですよ」と励ましてくださってました。
いや絶対大丈夫じゃないんですよ、息のスピードが遅くてフレーズ感がないし、響きが低くて音もぶら下がって聞こえるし。
その「大丈夫」って言葉はどこからやってくるんだと…笑
でも、絶対的な味方がそこにいてくれるという安心感は大きくて。
本番は太郎さんの言葉通り、「大丈夫」でした。
楽しかったんだよね。
あの時の楽しさをまた味わいたいわけではないけど、やっぱりまた太郎さんのピアノで歌いたいって思ったんです。

一曲はひとりで。
もう一曲は、絶対的相方、愛実さんと歌います。

表現活動をしてきた中で、愛実さんと歌った回数がダントツに多いです。
志語りも、劇団卒業イベントも、レコーディングも…
本当は、本当はね、当初は愛実さんとの歌はプログラムに入れていませんでした。
一緒に歌いたかったけど、私、お誘いブスだから。
これやって、って言えなかったんです。
そしたらなんと、愛実さんの方から声をかけてくれて。
今回のご出演が叶いました。
愛実さんと沖村の声は、相性がいいと思います。
得意な音域は違えど、ユニゾンになった時の綺麗さは、唯一無二だと思う。

そして、何よりですが。
私は、太郎さんと愛実さんと、3人で歌うことが好きなのです。
偉人うたにお呼ばれして、3人でお話したり。
志語りでお歌の練習をしたり。
私にとって甘えられる御二方といられる時間が、居心地がいいのです。
だから、ここでもやはり、我が儘を。
3人で大切に、音を紡ぎたい。

愛実さんと歌う曲、ぶっちゃけまだ決めてなくて。
もう少し考えます。
ひとりで歌う曲は、2人芝居の演目決める前から実は決まっていて、どうやら意思が揺らがないので、そのままに。

音を、楽しんで。


彩花

いいなと思ったら応援しよう!

沖村彩花
頂いたサポートは、今後の活動に使わせ頂きます。巡り巡る表現の為、応援して頂けましたら、しあわせます。