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感覚の違いを楽しめた日。

なんとなく、行くことにしたAWA展。
そこには、素敵な世界と新しい感覚が待っていた。

開催期間中、すごく話題で人気だった展示。
それはよく知ってはいたけれど、なんとなく私はそんなに惹かれてはいなかった。

なぜなら、それにはいくつかの理由がありました。
ひとつは、私は岐阜に住んでいるから、展示のためにわざわざ東京まで行こうとは思えなかった。

2つめは、海外にあまり興味がなかった。また、ウェス・アンダーソン監督のことを知らなければ、映画も知らない。だから、写真にも惹かれることはなかった。

3つめは、わたしはどこか、″流行り“や″人気“といったものが苦手である。そういった対象のものには、興味のパラメーターが下がってしまうのだ。

そんな私がなぜ、AWA展に行ったのか。
そして、そこで何を感じたのか。
日記に残しておこうと思いました。

長くはなってしまいますが、
良かったら読んでいってください。

単純に行こうと思ったはじめのきっかけは、
東京に会いたい人がいるけれど、一緒に何をしたらいいのかわからなかったからでした。

会いたい人というのは、昔は仲が良くてよく一緒にいたけれど、お互い住む土地が離れてしまって疎遠になってしまった人でした。

あることがきっかけで、再会して、ここ最近少しずつ会うようになりました。

だから、お互いの好きなことはよく知っているから、好きなことをして遊べばいいんだけど、なんだか、離れている間の相手のことがわからなく、当時の温度感でいっていいものか悩んでしまう自分がいました。

そこで、わたしは話題のAWA展を思い出したのです。わたしは、写真や展示が好き。でも、これはその人と離れている間に好きになったものでした。そして、当時のその人だったら、絶対に興味を示さないものでした。

このときのわたしは、ちょっとした賭けに出ました。わたしの趣味に相手は興味を持ってくれるだろうか…。

恐るおそる声をかけてみると、一緒に行ってくれるとの返事が、、。その人は、自分の興味のないことは、ばっさり切り捨てるタイプなので、驚きました。

そして、やっとやっとAWA展へ。
興味がないと言っていたわたしも、なんだかんだ世界観に圧倒され、展示会を楽しみました。

一緒に行ってくれた彼に、興味なさそうなことなのに、本当にいいの?と聞くと、うん。とのこと。感情が読めない…。笑

感性の違う私たちの旅の始まりです。
海外に行ったことのないわたしは、
これから目の前に広がる世界にわくわくしていました。
まず、最初に目に入った大きな写真。

わたしは、単純に色味が綺麗だなぁと見ていると、彼は「これ何してるんだろう。なんでこの瞬間を撮ったんだろう」と。

よく写真を撮ったり、編集をしているわたしは色味に注目したが、彼は違った。普段写真を撮らない彼は、そもそもなぜこの写真を撮ったのが気になっていました。

ナガシマスパーランドのジェットコースター

ここでも、わたしはきれいな空の青色と、雲とコース機材の白色に惹かれていました。
彼は、実際にこの風景を見たことがあるらしく、こんな綺麗に切り取れるんだと驚いていました。

これから向かう先との間を繋ぐ。
そんな言葉が良かった。
展示の並びに、そんな意味を持たせるなんて素敵。

彼の目に留まった車掌さんの写真。
わたしの目には留まらなかった写真。

でも、彼からあの写真って…って話を聞いたことで、わたしの目にも留まった写真。

壁の黄色と、車の黄色のバランスがとても良かった。
AWA展といえば。という写真。

この写真を見てわたしは、きれいな景色の中にあるホテルだなぁと。それに対して彼は、このホテルに泊まる人はどんな人たちなんだろう。どうやってくるんだろう。って言ってた。

ちょこんと置いてある椅子が可愛かった。

プールの写真が並べられた空間。
スペースも縦長に作られていて、
なんとなくプール感を感じました。
空間作りも大切だなあと思いました。

扉ひとつでも、絵になる風景。それを捉える感覚。
わんこが可愛すぎた1枚。

同じ趣味、同じ感覚を持った人とお互いが好きなものを味わうのはもちろん楽しいと思う。

でも、今回のAWA展で、違う感覚を持った人と、自分の好きなものを味わうことも楽しいのかもしれないと思えました。

感覚が違うからこそ、自分にはない発想を聞けたり、目に留まることのなかった写真たちを見ることができたと思いました。
もっともっと、いろんな世界を知りたいと思いました!!

旅で得るヒントもたくさんある。また旅に出たいな。

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