はじめての扁桃摘出手術【手術を受ける決意をするまで】
急性扁桃炎。かかりはじめると繰り返しやすくなる、厄介なヤツです。
私は12月初旬に急性扁桃炎になったあと、12月下旬、1月中旬、2月中旬とほぼ月イチのペースで急性扁桃炎に繰り返しかかってしまうようになりました。
急性扁桃炎になると、熱は38℃を超え、ひどいときには40℃を記録することもありますが、解熱剤を飲んでしまえば多少下がるので楽にはなります。(熱に対する耐性など、個人差はありますが…)
一番厄介なのは、「口の中が痛すぎて解熱鎮痛剤を飲まないと食事をすることができない」ということです。私はこれでプリンやアイスなどしか食べられず、水も飲めず、寝てるだけで、出かけてないのに数kg痩せることがありました。これが扁桃炎の中で一番ツラい。最悪の場合、点滴を3日連続で受けに行くということもありました。体力が落ちるので快復してからまた体力をつけようと無理をするとのどが痛い。次の日病院行ったら扁桃炎、手術したい…(泣)となるわけです。勉強も、プライベートも、というかそもそもの日常生活を送ることさえままならなくなります。(外出していて、ちょっとでも疲れを感じたらダメになります)
やたら扁桃炎を繰り返しているので、このままでは就職活動などにも影響すると思い、扁桃を摘出する手術についてググりました。中には、扁桃炎を繰り返していることで、IgA腎症という、腎臓の中の糸球体というところに免疫物質がたまって炎症反応が起きてしまう病気になる可能性がある、ということを見つけました。炎症が起きているので、血尿がでたり、最悪の場合、人工透析か…。と思い、このままでいることに怖くなってしまいました。
手術について調べた結果、手術&入院は大体の病院で1週間くらいの期間、ということがわかりました。
費用は病院によって差がありますが、12万円くらいからということもわかりました。再出血のリスクについてはよくあがっていましたね。
これ以上繰り返すのは辛かったので、1月に扁桃炎になったときに、かかりつけの耳鼻科の医師に「手術したい」ということを伝えたら、現在では『手術の適応は4回繰り返しているか』が問題になるそうです。
扁桃というのは、専門的には口蓋扁桃といって、イメージ的にはのどちんこ(これを口蓋垂というらしいですが)の後ろの両側にくっついている免疫器官らしいです。役割としては、のどへのウイルスを扁桃でブロックしているわけですね。大切な器官だから一律に摘出するというのはあまりよろしくないということになったのでしょう。だから4回繰り返しているか、というガイドラインができたそうです。
私はまだ通算3回目だったので、これを聞いたときは「え~」ってなりました。しかし、すぐに「2月にもう一回扁桃炎になって、手術するぞ」という感じになりました。
ちなみに、私の知り合いに、扁桃摘出経験のあるかたがいて、その方に話を聞いたら、「昔はちいさいときに取ってたんだけどね~」と言っていました。
ほかにも、扁桃が大きかったりすると呼吸がしにくくなったり、いろいろあるみたいですね。
予定通り、2月に扁桃炎にかかりました。40℃の熱が出たり、いつものようにのどが痛くてなにも飲み込めない感じになりました。(1月のときは、鼻水が止まらず、きたない鼻水がのどに落ちてしまって喉頭炎になり、のどは腫れるわ声は枯れるわでひどかったです。)基本的には抗生物質を服用してだんだん回復していく、ということになるのですが、先生が「抗生物質が少なくなってきているなぁ~」とボヤくところまで来てしまいました。抗生物質も菌を増やさないためのものなので、同じ抗生剤ばかり続けてしまうと耐性菌ができてしまい効かなくなります。
自分のQOL向上と、抗生剤がない、という理由で手術を決意しました。「手術する?」という先生の問いに対して、即答で「はい(キッパリ)」と答え、紹介状を書いてもらいました。
手術をする、紹介先の病院も、駅前の大学病院だと、建て替えの話はまとまっているんだけども、いかんせん暗くてマリオに出てくるテレサより不穏なものが出そうで怖いのと、地味に遠いという理由で却下。自宅から近い総合病院になりました。
2月末に手術先の病院で診察。前日入院することを含め、3月末頃の手術日程になりました。
先生から注意点として、扁桃を摘出しても咽頭炎や喉頭炎にはかかることがあるということ。(免疫のブロック効果がなくなるため)
再出血をしたら縫合のため全身麻酔で手術する可能性があること。
手術前に扁桃炎にかかったら手術延期になって日程組みなおしの可能性があること。の3点について説明されました(本当はもう少し多かったかな…?)
あとはもう念願の手術ですから、あまり出歩くことのない生活が始まります。そのおかげで術前検査の日も、入院前日も、よく起きれたなぁ、というくらいの昼夜逆転生活。5時に寝て昼起きる生活になってました。
入院前の説明として、サプリメント類は禁止になります。ということが言われました。ビタミンBやビタミンKに確か血行をよくする成分が入っていたような…。出血したときに、血が止まりにくくなるらしいので、そういったものを飲んでいるかたには要注意です。あとは今服用している薬を全部もっていって、薬剤師に渡すことになります。
そして人生初の入院生活がスタートすることになります。
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