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JAPAN CH BRIDGE : Clubhouse タウンホール日本語解説 3.21

毎週月曜日午前8時のタウンホール・ブリッジでは、Clubhouseのクリエーターを招いて、創業者によるタウンホールの解説やコミュニティ構築のコツを共有しています!

さて、AYDEAチームによる今週のClubhouseの日本語解説はこちら!- 翻訳 by Chisa Harrison

今週のクラブハウスのハイライト

先週のハイライトは「マイルストーン・節目」がキーワードだった。毎日こうやって生きていることだけでもちろん素晴らしいのだけど、人生には誰にでも特別な日があり、誕生日、夢が叶った日、大きな勝利の日など、これらのマイルストーンは一旦立ち止まり注目すべき日だ。

マイルストーンは私たちにとって逆境を乗り越え成長するための糧となり、また新たな試みにチャレンジするエネルギーとなる。

そしてマイルストーンには必ずそれぞれの想いがこもったストーリーがついてくる。人々が集まりそれぞれのストーリーをシェアし讃え合う動きはClubhouseならではだ。

・The Authenticated Clubは故Ruth Bader Ginsburgの80歳となるはずだった誕生日を祝福し、息子のJamesと義理の娘のPatriceをゲストに迎え、Ruthがよく聞いていた音楽から、大好きだったデザートで彼女の夫がよく作ってくれたフローズンライムスフレなど、Ruthを忍ぶ思い出が語られた。
・Demi LovatoがClubhouseに初登場。新アルバム「Dancing with the Devil」のリリース日を発表し、彼女が出演するドキュメンタリーシリーズ、そしてGlamour Magazineのカバーについても語ってくれファンを大いに喜ばせてくれた。
・Christina Williamsを筆頭にWNBAのプレイヤーたちがWNBAの25周年記念を祝い、女性によるバスケットボールリーグを作ってくれた先人者たちを称えた。
・Bighani Energyは100回目となるThe Love Bomb Roomを開催した。まだこのクラブについて知らない人は是非とも参加して多くの褒め言葉を受け取ってもらいたい。
・Lullaby ClubはサプライズゲストとしてJohn Mayerを呼び、Axel Mansoorを大変喜ばせた。JohnはAxcelが大好きな歌のパフォーマンスでLullaby Clubによる65日連続Room開催を祝福した。
・Leiti Hsuが自身のバースデーパーティを開き、Drue Kataokaと共に「Stop Asian Hate」キャンペーンのプロモーションを行い寄付金を集めた。
・Princeによる「3121」アルバムの15周年記念にちなに、Princeの前マネージャーRuth ArzateがSheila Eと Dave Chappelleと共にPrinceを忍んだ。
・Gaia CeccaroliがGreencardを取得したことを記念しアフターパーティを開き、彼女の半生及びアメリカンドリームについて語った。
・Press ClubのJosh ConstinはMark Zuckerberg、Spotify創業者のDaniel Ek、Shopify創業者Toby Lütkeをゲストに呼び、経済発展におけるクリエイターの重要性についてディスカッションが行われた。そしてたまたまRoomに入っていたアーティストのfnnchが、3人のゲストを巻き込み自身の手がける・「The Honey Bear」のライブプロダクションを行った。
・PaulとRohanと共にClubhouseの一周年を祝うイベントが行われ、スタート時から関わってくれた関係者やクリエイターたちが駆けつけパーソナルなストーリーをシェアしてくれた。

Paul:LeitiやDrueはじめStop Asian Hateキャンペーンのため活動してくれているClubhouseクリエイターたちに心からお礼を言いたい。最近多発しているアジア人差別による犯罪に深く心を痛めているが、Clubhouseでは沢山の人がこの件につき関心を持ちディスカッションをしてくれいるし、少しでもClubhouseがこの問題の前進に関われることを祈っている。

そしてClubhouseの誕生日を祝ってくれた皆さんに心から感謝したい。Clubhouseでは今まで本当に多くの人との出会いがあり、ここまで来れたことを大変嬉しく思っている。今後このアプリをより良いものにするため精進するし、2年後、3年後、そして更なる先の将来を楽しみにしている。

今週のアナウンスメント

1. クリエイターアクセラレータプログラム「Clubhouse Creator First」について

このプログラム発足の何よりのモチベーションとなっているのは、Clubhouseのユーザー全員がアプリを開く度、素晴らしいRoomで素晴らしい会話を聞けるようになること。そしてこの素晴らしいRoomをホストしたい人たちを我々は全力でサポートしたいと思っている。

最終的には全てのクリエイターを多角的にサポートできるようなツールを導入したいと思っているが、まずはこのプログラムでは約20組に絞りよりハンズオンなサポートを提供していく予定だ。

毎日定期的に開かれるRoomのように、より活動頻度が高いクリエイターたちを優先的に選出したいと思っていて、幅広いジャンル及びフォーマットから参加してもらいたい。

プログラム期間は3ヶ月で、選ばれたクリエイターたちと直接やりとりしながら番組をより良いものにし、必要な機材を提供し、番組のプロモーションを手伝い、適切なマネタイゼーション方法を模索していく。そしてそこからの経験と学びをもとに、全ユーザーがアクセス可能なツールをアプリ内に導入するため開発に繋げていきたいと思う。

締め切りは3月31日で、皆からどんな内容の応募があるのか今から楽しみにしている。

2. Clubhouse Townhall World Tour(タウンホールのワールドツアー)

先週イタリアでキックオフを迎えたワールドツアーは大変楽しく有意義な回となった。参加してくれたイタリアのClubhouseコミュニティーにお礼を言いたい。言語、カルチャーの側面からイタリアならではのClubhouseエクスペリエンスについて知ることができたし、イタリア人クリエイターたちとも直接話をする機会に恵まれ、多くの学びを得ることができた。

今後もより多くの言語・カルチャーと触れていきたいし次回を楽しみにしている。


プロダクトディベロップメントについて

先週はリリースがなかったが、数日以内に新しいアップデートを予定している。

プロダクトリリースの大まかな流れとしては、開発→Quality assurance(品質保証)のチェック→バグの修正→App Storeへ承認申請→承認が降りる(その前に質問が来てその応答が必要な場合もある)となっており、予定よりもリリースが遅れることが多々ある。

今日もしくは明日App storeへ申請する予定で、全て問題なければその1〜2日後にアップデート可能となる。

次回の主なアップデート内容:
Notification(通知・ベルマークボタン)では通知内容によってはアクションなしでは消えないものがあり、人によっては常に5〜10の通知がトップに固定されたままになっている。これにより最新の通知が埋もれて見逃してしまうことがあるためこの点改善される。
Trust and safety(信頼と安全性)のアップデート
ディスカバリーに関連するアップデート
いつも話している4つの柱
1) Welcoming more people (アンドロイド、ローカライゼーション、マネタイゼーションなどより多くの人がこのアプリを使えること、使いたいと思ってもらえること)
2) Scaling and performance(インフラ及びパフォーマンスの向上、スケーリング)
3) Discovery
4) In-room experience(Room内機能のアップデート)
次回のリリースでメインとなる「ディスカバリー」について:
- 世界中でユーザーが増えたことで参加したいと思えるRoomを探すのに苦戦しているユーザーが沢山いる。ここに時間と労力を費やし、各ユーザーにとってフォローすべき人(Follow suggestion)、参加するべきクラブやRoomがより見つけられやすくなるよう改善する。例えばフォローの提案において、各ユーザーが選択しているしているトピックの内容が考慮されるように変更される。
- Notification(通知機能)の改善。Clubhouseはライブベースのソーシャルメディアだ。聞き逃してしまったら再放送はない。通知機能の精度を上げ、より興味の対象に沿ったイベントのみ通知を送り、逆にそうではない通知をなくすことで特定の人、Roomの聞き逃しを減らす。また、ユーザーそれぞれが自分に合った通知内容及び通知頻度を選べるようなツールを今後導入する。
・クラブサーチ機能改善の第一弾
これらのアップデートは新機能として可視化できるもではないが、今後数週間、数ヶ月かけて徐々に改善されていき、それによりユーザー体験も向上していくだろう。

上記の後に続く今後のアップデートは、主にClub創業者がメンバーシップ管理をより簡潔に行えるようにし、オーディエンスを拡大していくためのサポートにフォーカスする予定だ。現状クラブを検索するとメンバー数しか見れずフォロワー数は表示されないため、フォロワーをメンバーに変換したい場合難しい。また、Clubhouse内に留まらずClubhouse外からもイベントに人を呼べるようにしたり、よりクラブの認知度を上げリーチを広げるための手助けをしていきたい。

Q&Aセッション

以下、別途明記されていない限り、回答は全て共同創業者の一人Paul Davisonによるもの。

1. 招待性モデル

Question 1
現在アプリは招待制となっているが、今後このモデルが変更される、または招待されずともアプリに登録できるようになるのか。

Answer
Clubhouseは世界中の人に平等に使って欲しいと思っていて、そのために日々開発にあたっている。
現在招待制にしている理由はスケーリング。急いで全世界へ向けオープンにしてしまうとインフラが追いつかず様々な問題が発生してしまうため。その上で、ユーザー自らが招待したい人を選択するというシステムを作り、そのユーザーの貢献度または招待した人の貢献度により招待枠が増え、ポジティブな連鎖反応によりClubhouseが盛り上がることを意図している。知り合いがClubhouseに参加すれば個人的にウェルカムセッションを開きアプリの使い方を教えることもできるし、住んでいる地域や地位などのバックグラウンドに関係なくClubhouseでは誰もが会話に参加しクリエイターになることができる。これはClubhouseの理念でもある。

具体的にいつ招待制システムをなくすのかはまだ決まっていないし、スケーリングの観点から改善すべき点がまだ残っているが、数ヶ月後を目標にしている。

Clubhouseをオープンにすることで、Clubhouse外で多くのリーチを持つ新しいクリエイターたちが参入し、彼らのオーディエンスも制限なしに招待できるようになれば益々活気が見られるようになるだろう。

これに関連し前回のアップデートでは、招待リンクを使いクラブとして多数の人を同時に招待することが可能となり、その場合招待バッジが個人名ではなくクラブ名となる。

また、アクセシビリティの側面からもClubhouseをより早く大勢の人に使ってもらえるものにしたい。これはアンドロイドやローカライゼーションに限らず、このアプリが世界中全てのユーザーにとってより自然でパーソナルなものになることを意図している。

最後に、Clubohouseを使いたいがまだ招待されていない人は、Clubhouse.com経由でサインアップしアプリをダウンロードすることにより招待枠なくともClubhouseを使えるようになる。Clubhouseが既にアプリを使っている知り合いを探しその人に通知を送り、そのユーザーが承認すれば登録可能となるため、招待枠待ちの人を知っていたら是非この方法をシェアして欲しい。

Clubhouseを使いたい全ての人が現状使えないのはとても残念なことだと思っているし、少しでも早くこのアプリを皆に使ってもらえるよう引き続き開発を進めていく次第だ。

2. Roomの見つけ方

Question 2
人気のあるRoomの見つけ方を教えて欲しい。フォローしている人が少なくフォローによる通知をあまり増やしたくない。フォローベースではなくトピックや人気度によるRoomの表示を増やして欲しい。

Answer
Paul:
新しくチームに加わってくれた新マーケティングヘッドのMayaが今正に関わっているところだ。現状ホールウェイに表示されるRoomはフォローがベースとなっているがそれ以外にも考慮されるべき点がある。フォローしている人が少ない、もしくはあまりフォロー数を増やしたくない、フォローすべき人が分からない場合でも、選択しているトピックを元により興味の対象とマッチしたRoomが表示されるようにするべきだ。

人によって興味の対象が異なるため一概に「人気」と言ってもそれは人それぞれ異なる。全てのユーザーに同じRoomを提案するのではなく、前述のトピックや使用言語など、自動ではなくClubhouseがある程度キュレーションし各ユーザーにあったRoomを紹介できるようになる必要がある。これは単純な作業ではなく、複数のバックグラウンドや興味の対象が複雑に絡み合ったコミュニティーを分析しより精度の高い提案をするため、Maya率いる担当チームが現在開発に当たっているし、今後もチームの人員を増やし近い将来ディスカバリーの改善を行っていく。

Anu:
一つ目の質問と関連し、アプリに登録したばかりでClubhouse内でのコミュニティーをまだ構築できていない新ユーザーにとってより関連性の高いRoomを表示していくことは大きな意味を持つと思う。

3.クラブ検索表示順位 

Question 3
検索の際、ある特定のトピックにおける専門家・エキスパートとして表示されるようになるにはどうしたらいいか。また、クラブ検索で上位に表示されるにはどうしたらいいか。

Answer
Paul:
検索機能はまだ初歩段階にあり、改善点が多くある。

エキスパートとして検索上位に表示される方法についてだが、一つ言えるのは、検索アルゴリズムは各ユーザーが選択している興味のあるトピックリストを考慮していないという点。検索条件をトピックベースにすると、それを逆手にユーザー検索でより上位にヒットされるよう、それ程興味のないトピックを多く設定することに繋がるかもしれないから。

それ以上に、逆にそのトピックに興味を示していないユーザーや、Roomの参加者保持率、Room開催頻度、そのトピックをタグ付けしているクラブとそのアドミンが誰なのかを加味するなど、トピックとは違った角度から検索されるようにしている。

クラブ検索に関しては、各クラブ3つまでしか関連トピックを選択できず、その分より慎重に考慮しているはずなので、トピックが検索要素の一つとなっている。その他、フォロワーやメンバー数、活動頻度など、他検索要素をアルゴリズムに追加し今後も改善をしていく。

総合的には、一ユーザーとして検索及びClubhouseアプリ内でより多くフォローすべき人として提案されるためには、Roomを開催しリスナーがもっと聞きたいと思えるような話題の会話を継続的に行うこと。これをクラブ傘下で行えば、自分の専門分野に特化できるしその分野に興味を持つリスナーが自然と集まるため、ディスカバリー率も上がり検索画面でもそのトピックの「エキスパート」として自然に上位に表示されるようになるだろう。

Anu:
この質問では「エキスパート」という言葉を使っているが、私たちの答えで指している「エキスパート」はClubhouseへの貢献度が高い価値の高いクリエイターたちと言った方がより分かりやすいのではないかと思う。

Paul:
最近Clubhouseの長期ユーザーであるFadiaがClubhouse運営チームの一員として加わり、メディアパートナーシップ及びクリエイターのサポート業務を担う。今後Clubhouseで活躍するクリエイターたちがより一層活動の場を広げていけるよう、ディスカバリーはじめ多角的な面からサポートしていく。

4. オーディエンス情報

Question 4
自分が作ったクラブをフォローしてくれている人やメンバーとなってくれている人、またはクラブが開くRoomのリスナーについてもっと知りたい。これを可能にするため何か機能追加を考えているか。

Answer
自分のクラブに誰かをメンバーとして追加する前にその人がどのような人物かもちろん知りたいと思うし、オーディエンスのアナリティクス情報があったらよりリスナーが求めているコンテンツを提供できるので便利だと思う。

現在数多くの会話やディスカッションがクラブが開くRoom、もしくはソーシャルやプライベートRoomで行われている。クラブ運営者がディスカッション内容によりオーディエンスをキュレートしたり、自身のコミュニティーに参加してくれる人を厳選することを希望しているのであればそれを可能にしてきたい。

また、Room内オーディエンスのアナリティクスに関しては、例えばリスナー総数、ピーク時のリスナー最大数、リスナー保持率などの情報共有ができると思う。メンバーやオーディエンスから彼らの個人的な情報を得るという点については、実際クラブ運営者たちから要望も多いしとても有意義な情報だとは思うが、フィードバックを得る方法に関しては透明性を重視しあくまでも各メンバーの同意の元慎重に行うべきだと思う。

我々のビジネスモデルは、ユーザーから情報を搾取したり広告費をベースにしたものではなく、クリエイターが意義のある活動を行いそれに対し直接リスナーが対価を払うというシステムだ。クラブ運営のためにユーザー情報を活用しより良いコミュニティーやRoomを作っていくという意見には大いに賛成するし、同時にユーザーから得る個人情報は必要最低点に抑えつつ、これらを可能にするツールを今後導入できるよう慎重に考えていきたい。

5. Clubhouse上でのビッグカンファレンスについて

Question 5
Clubhouse外で普段開かれているようなビッグイベントをClubhouse内で開く場合、どのような点に気をつけるべきか。Clubhouseでそういったビッグイベントを開いた場合どのようなユーザー体験が生まれると思うか。

Answer
こういったビッグイベントは既存のClubhouseコミュニティーから自然と開催される傾向がある。South by Southwestのイベントが良い例だ。Clubhouse上でビッグイベントを開催するための特別なプラットフォームを作る予定は今のところないが、クリエイターたちの活動を今後サポートするため、例えばチケット購入制のRoom(ペイドイベント)など、マネタイゼーションという側面から可能にしていきたいと思っている。

Clubhouseをカンファレンスに例えるならば、ホールウェイがメインのコンベンションで、各Roomがトピックごとのパネル形式のインタビューやディスカッションRoomとなる。カンフェレンスとは共通の興味を持った人々が集まり交流したり専門家の意見を聞き質問をする場だが、Clubhouseもまさにそういった役割を果たしている。

もしイベントを企画しているのであれば我々に知らせて欲しい。アプリの機能としてサポートできる段階にはまだないが、一対一でニーズを聞きアドバイスはできると思う。

6. サウンド機能のカスタマイズ

Question 6
ユーザーによって話す時のボリュームに差異がありすぎるため、スピーカーがサウンド機能をそれぞれカスタマイズできるようにして欲しい。

Answer
Paul:
実際にそのような状況に遭遇したことがあるが、私の理想としてはサウンド機能そのものを向上しスピーカー個人がボリュームをカスタマイズする必要性をそもそもなくすこと。Rohan - この点につき何か意見やフィードバックはあるか?

Rohan:
何かしらの方法でスピーカー内でのボリュームの差を感知して自動で均一にすることができたらいいと思っている。しかし、例えば「Lion King」のようなミュージカルを上映するRoomもあり、全てのRoomでこれが適切な方法とは言い切れないが。

Paul:
具体的なソリューションを提示することは今はできないが、エンジニアチームは随時増員しているし、今後対策を練っていきたい。

7. Room内でのブレイクアウトRoom

Question 7
Room参加中にアイデアが浮かび他の参加者とディスカッションしたい時など、ブレイクアウトRoomを作れるようなボタンをRoom内に作って欲しい。メインRoomではこのように派生したアイデアやトピックをカバーするのが時間的に難しい。

Answer
現状、同じRoomに参加しているリスナーの中から相互フォローユーザー同士、ブレイクアウトRoomを作ることが可能だ。「Start a closed room together」をタップするとその相手に通知が行きプライベートRoomが開かれれる。通知が行った相手はもちろん断ることもできるし、プライベートRoomからオープンなRoomへ変更することもできる。

今後今あるこの機能をより洗練されてものに改善していきたい。

8. 録音機能

Question 8
以前、録音機能がClubhouseに追加されるという話があったが、全てのRoomが録音機能が付くのかもしくは特定の種類のRoomに限定されるのか。また録音機能により、はライブで聞くのか後で録画を聞くのか選択肢が生まれユーザー体験が変わってくるのではないか。

Answer
録音の件については内部でも何度もディスカッションが行われ、一つ言えるのはClubhouseの理念としてクリエイターファーストであることを何よりも優先する。つまりクリエイターが録音したいのであればするべきだし、スピーカー全員の許可さえ取れば録音は可能だ。

もう一つの質問はClubhouseとしてアプリ上で録音を可能にするかどうか。機能として録音ボタンを表示し、スピーカーから承認を得た上で録音された音声を提供をすることはできるが、これにより会話の内容に影響が出ないか。スピーカーとして参加することに躊躇するユーザーが出てこないか。ライブ感が失われることでユーザー体験にも影響が出ると思う。

録音機能を追加した場合、クリエイターがそれを使うかどうかの決定権を持ち、あくまでもクリエイターの選択により録音されたオーディオをPodcastなど外部のメディアで使用できるようになることを考えている。そしてClubhouseが録音されたオーディオをアーカイブを残すことはないだろう。

まだまだ運営チームでこの録音機能についてはディスカッションを重ねていく必要があるし、詳細についてはまだ言及できない。

9. マネタイゼーション

Question 9
マネタイゼーションはいつローンチされるのか。どのようなマネタイゼーション方法が最初に導入されるのか。アプリ内で直接支払いが完結する機能はできるのか。

Answer
近々リリースできるようにしたい。

マネタイゼーションには主に四つの方法がある。
・一つ目はクリエイターに直接支払うダイレクトペイメント。
プロフィールにVenmoをはじめとする現金による支払いができるアプリのリンクを記入しているクリエイターもいるがこれをアプリ内でより簡潔に行えるようにしたい。
・二つ目はサブスクリプション。
・三つ目はペイドイベント。
・四つ目はブランドによるスポンサーシップ。
現状多くのブランドからクリエイターとのコラボ要請が来ていて、それによりクリエイターに支払いが行われることはとても素晴らしいことだと思う。

具体的なタイムラインはまだ決定していないが、マネタイゼーションに関しては少しでも早く実現したい。リリースの順番としては、まずクリエイターに直接支払いができるダイレクトペイメント、その後サブスク制度とペイドイベントが続くだろう。

ブランドのスポンサーシップは上記の通り自然と発展していくものでリリースという意味ではここには含まれない。

10.Clubhouseリアルイベント

Question 10
Clubhouseのリアルイベント(IRL: In Real Life)はあるか?対面のイベントやRoomを開催する予定はあるか?

Answer
ぜひやりたい。2022年について考えていたとき、リアルClubhouseが必要であるという議論をしていた。ローカル・ミートアップや、様々な街に住むコミュニティのメンバーで会ったり。もうみんなのことをよく知っているから会った事がないと信じられない。Climate Club、Lullaby Club、Cotton Clubは想像を超えてきた。今ほとんどのメンバーがオフィスもない状態で、リアルを超えた体験がここにはある。

COVIDがもっと制御された状態になってきたら、是非やりたい。大きな空間に、コミュニティイベントを展開して、物理的な部屋がいくつかあるようなイベントを考えている。やるとしても今年の後半、早くて来年の頭だろう。

11. 信頼性と安全性

Question 11
信頼性と安全性に関する質問を4つほど共有したい。まず、どのようなフォロワーがいるのかの適性調査。匿名の人から寄せられた質問。突然大量にフォロワーが増えたけれども、その時間Roomにいなかったので、オーガニックな増加ではないと思う。その人たちはどうやって私のことを見つけたのだろうか?また、彼らが人間なのかロボットなのかを把握することはできないのか?

Answer
まずロボットでないことを願いたい。私たちはロボットの特定に力を費やしている。

ともあれ、探索される方法はいろいろある。Roomで話している中で、Topic Directoryの中で、Sign Up時のFollow Suggestionsの中で。あるいは、誰かをフォローすると、他にもフォローする人を推奨しているので、そこから発見された可能性もある。もしフェイクアカウントだと思うような事があれば、教えてほしい。フォロワーのいない、プロフィールのない、ソーシャルコネクションのないアカウントは怪しいかもしれない。

12. 模倣アプリ

Question 12
模倣製品・海賊版について。PC版のアプリがあるらしい、これは本当か?誰かが模倣しているのかも?

Answer
ClubhouseはPC及びandroidでは使えない。成長するにつれ、何個か似た事例があった。また、Clubhouseのためのツールエコシステムも出来上がってきた。例えばプロフィールの書き方、イベントの作り方、イベントへの参加、イベントの分析など。素晴らしい。この精神は好きだしありがたい。よい意図をもった個人のデベロッパーが素晴らしいものを作っていたりする。

一方、模倣をしようとする人も確実にいる。Androidで見つけたらそれはClubhouseではない。使わないことを強くお勧めしたい。危険なアプリである可能性もある。PCも同じ。今、Android版の開発に向けて努力しているが数ヶ月先となるであろう。デスクトップ版も同様だ。

13. スポンサー明記

Question 13
ブランドがRoom/モデレーター/スピーカーをスポンサーしている場合、ユーザーがそれを分かるようにするか?透明性についてどう考えるか?

Answer
賛成、透明であるべき。何が起きているのかを知る権利があるし、どういう部屋なのかを知る必要がある。これらを可能にするため今取り組んでいる。お金を払いたいブランドとクリエイターを繋げることはクリエイターの直接の収入源にもなるしとても良いことだと思う。そうすることで会話を広告に邪魔されるのではなく、ただ流動的で健全な成長市場となる。

14. フォロー強制するモデレーター

Question 14
モデレーターの人からフォローをするように言われる、あるいは、しなければならないと言われることがある。そういう習慣があるのか?許されているのか?

Answer
Paul:
今のところコミュニティガイドラインに反してはいない。けれどステージにいるときにフォローを依頼するのは文化的慣習に合わないという感覚はあると思う。恐らく、一般に晒されている中で、自分がしたくないことをさせられている感覚が生まれるから。このことについてオリエンテーションで話した、しない方がいいかもと。

とはいえ、もし誰かが会話をホストしてて「やあ、もしこの会話が気に入ったならクラブをフォローしてね」というのは健全だと思う。聞いてる側が意識してなかったかもしれないから。それをしたくない人もいるかもしれないがそれは自由。

今はルールに違反していない。もし違反行為があればスパム報告をしてほしいし、私たちが調査する。これは他のどんなツールでも一緒。

Raise Handのところで自分のフォローをしている人やクラブに参加している人に限定して選別する機能がある…はずだよね?

Anu:
もう少しで展開されるはず。

Paul:
もしRoomをホストしていたらよりコミットし、献身的で、信頼されている人たちに手を挙げる人を限定できる。Roomで宣言もできる。そうしてRoomやクラブにもっとエンゲージしてもらえるのではないか。

ともあれ、ガイドラインに違反していないけれども、エクスペリエンスを害するものはすぐに連絡してほしい。コミュニティガイドラインは進化するべきものだから。

15. クリエータープログラムについて

Question 15
クリエイタープログラムについて。審査の際、応募者の何を重視するか?Clubhouseにとって良いクリエイターとは何か?

Answer
素晴らしい質問。まず、複数のプログラムがある。事務局もやりながら学んでいく、今回のアクセラレータプログラムのような形も固定ではない。

現時点では何をしてるか、共同ホストは誰か、どんなコンテンツかの内容・頻度・形式、そして自由記述。ショーがあってもなくても、お金があってもなくても、サポートしたい。

●第一には、毎日・毎週開かれるRoomなど、活動頻度の高いショー
朝起きた時や夜仕事をするときに必ず聞けるショー・声があるのは素晴らしい。頻度が低くてもよいが、いまは高い方を優先する。

●今まで見たことのない新しいフォーマットのショー
いま会の形式は限られている。Clubhouseがライブで、インタラクティブで、参加型であることを活かしてくれるような形式を見つけると楽しくなる。

●カテゴリーの観点から言うと、ニュース・バラエティーショー。ビジネス・エンタメ・テック・政治・ワールドニュース。歴史・ウェルネス (たとえば瞑想部屋) もおもしろい。

キーは継続的に開かれるイベントであること。既に数千の応募がある。将来的にはY Combinator がやっているように何かのショーをリクエストすることもあるかもしれない。Clubhouse運営側さえも思いつかなかったようなアイデア、フォーマットのショーがある。楽しみである。

Anu:ヘルスケアで言えば美容、妊活に関するトークもある。幅広い領域がある。

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さて、新しい形式といえばちょうどグラミー賞にノミネートされたFreestyle Love SpremeがClubhouseで今夜7時(PT)ライブパフォーマンス開催予定。

きっと今この瞬間もたくさんの興味深い番組が行われているはずだ。みなさんに日曜日を取り戻してもらいましょう。いつも言うことだが大事な週末を少しだけでも私たちと過ごしてくれて本当にありがとう。

今日答えられなかった質問があれば、来週答えられるようにしたい。もしあなたがClubhouseに参加したばかりであれば、私たちが立ち寄った部屋でも質問に答えたいと思う。私たちの仕事はお助け役になることなので。

Clubhouseは人がいないと始まらず、人と共にあるもの。この6週間はすごく忙しかったけれど、全員の力を合わせて今後も基本的な機能が守られるようにがんばります。



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