Music「REPLAY THE MAGIC」RAM RIDER
2024年11月1日(金)にRAM RIDERさんのニューアルバム「REPLAY THE MAGIC」が配信リリースされました。
CDが欲しい方は、来たる11月9日(土)渋谷Wombでのワンマンライブにて購入が可能だそうです。CDも買えるしライブも観れちゃうなんてすごい。
さらに特典付きチケットならCDが無料でもらえちゃうってどういうこと?
ご本人がアルバムリリースは”まだまだ通過点”とおっしゃっていることから、この11.9のワンマンライブで『REPLAY THE MAGIC』という作品の完成が見られるのかもしれません。
”まだまだ”ならば、その先の展開にも期待が膨らみます。
フォトブックとか映像化とか?映像化っていったら、あっコメンタリー付きがいいな!あとドキュメンタリー的な制作の舞台裏に密着みたいなものもだいすきなので期待してしまうな~。
そんなドキュメンタリー好きにはたまらなかったのが、スーパー・ササダンゴ・マシンさんのラジオ「チェ・ジバラ」と「チェ・ジバラのつづき」を舞台にした「REPLAY THE MAGIC手売り狂騒曲」。
8月24日 AGDX39に端を発した2か月半ほどの間、毎週末ずーっと楽しませていただきました。たのしかったなー。
最終的に万が一チケットが余った場合は、当然買取ですよね???
さて、楽しみで楽しみで指折り数えているそのライブの前に、アルバムについて思ったことをまとめてみようかとおもいます。
ファンになって初めてのアルバムリリースがうれしくて野山を駆けずり回りたいきもちでnoteを綴っています。
1.REPLAY THE MAGIC
8月13日に公開されたこのトレイラーの圧倒的イメージもあって、これはクラブやライブの現場で爆発的に盛り上がる曲になるんだろうなというのが最初の感想でした。
ミラーボールを映えさせる曲。曲の締め方もいい。胸に響く歓声が聴こえる。
このピアノリフ。一音目からこれこれ!きたきた!という期待感のままに盛り上がっていく気持ちとリフの駆け上がりの一体感は呼吸を忘れてしまいそうになります。
待ちわびたやさしい歌声からのコールアンドレスポンスパートで、さらに一体感が高まって、We are waiting for your music, Fxxking crazy!だよ!わー!
構成がドラマチックでストーリーがある上におしゃれで、音数というのでしょうか、音のレイヤーも好みの重ね具合だし、イヤフォンで聴いたり、ヘッドフォンで聴いたり、車のスピーカーで聴いたり、PCで聴いたり、何度も聴くたびにいまのこの音すき!という発見があります。ずっと楽しめる。
早朝に聴いても、昼下がりに聴いても、深夜に聴いても、知らずテンションを持ち上げてくれる、のに、いつだってうるさく感じないのは整ったミックスゆえなのでしょうか。
先行配信の一曲目、アルバム表題曲、ワンマンライブタイトルとしてありあまる説得力。今までとこれからを感じる、感じさせる、20周年の幕開けを飾るにふさわしい曲だなとおもいました!
歌詞と対訳、たいへんありがたい。
歌詞や意図を知らずに聴く音楽よりも、知って聴く音楽がすきです。音楽の知識がなく好き嫌いでしか図れないため、歌詞に重きを置いているところがあります。需要と供給のマッチングありがたい。
そして上記TEXTによると、”この楽曲にはもう一つ秘密が隠されている”とのことで、ずっとずっと気になっています。なんだろう。わたしは女性Voのことがずっととっても気になっています。
2.マルチトラックドリーマー’94
2019年からAUDIO GALAXYを聴き始めたわたしにとって「マルチトラックドリーマー」は、ファン人気の高い曲というイメージが強くあり、ライブやDJで何度か聴く機会はありつつも、曲自体のなりたちや文脈を知らず、音源が手元になく、ゆえにすこし遠くにかんじながらも、とてもすきな曲でした。
やっと歌詞の全貌が……!
こうして歌詞を読み(特に英語詞部分)、曲とリンクできて、そしてあらためてライブで聴くのが非常にたのしみです。
イヤフォンで耳に直接ぶち込みたい系の曲。ブリブリビヨビヨだいすきです。その上に乗るやさしいボーカルと、力強いメッセージ、思春期、なにものでもないけれどなにものにでもなれる憧憬。目頭にくる。最高。
特に”starlight”の”gh”の発音が耳に心地よくてすきです。でもライブだともう少し衝動強めな歌い方にすき!を感じていたので、ボーカリストRAM RIDERの多彩さに何度でもときめいています。
3.But I Can Love
メジャーのゴールデンタイムのドラマのエンディングに使われていましたよね?というメジャーさというかポップさでありながら、時代を映すコンセプチュアルな歌詞とのバランス感覚。いい曲。
ゲストボーカルのMarnieさんの魅力全開かつ、RAMさんのボーカルもとてもすばらしい。付箋をべったべたに貼りまくって、ここのブレスがすてき!”I”の発音がいい!”Cause”の発音がたまらない!とかめためたに書きまくりたい。
歌声の素敵さとメロディの心地よさにうっとりしつつ、対訳の”私”と”僕”の目線であれこれ思いを馳せてみたり、英語詞を直訳的に翻訳してみたり。
難しいな、と思いました。わからない。
対訳は意訳だという前提がありながらも、英語詞の方が入ってきやすいというのは初めての感覚でした。正直に言うと、理解が及ばないことなのかもしれないというのは、すこし恐怖でもあり、フラストレーションでもありました。
歌詞について数日考え込み、ちょうど友人たちと集まる機会があったため、そこでもああだこうだと意見を交わし、わたしなりの答えを導き出すに至りました。
その体験が、いまになってみると宝物だなと感じています。すごくよい体験、どっぷり曲のことを考えた数日間だった。初めての経験でした。
そして後日、曲のテーマについて書かれたTEXTで、答え合わせ。
歌詞のとおり、わたしにも”I don't get you at all”だけれどもLOVEよ。
4.REPLAY THE MUSIC
interlude、わたしはすきです。
心理的な情景と体感のイメージが丁寧に描かれている歌詞がすきです。螺旋状と波紋状。光。
すきな音とすきな声で構成される曲って、なんて贅沢なんだろうと噛みしめています。上と下とどっちの声もいいこまる~。歌詞もいいってどうしたら。
心地よくて、目を閉じてどっぷり浸りたい曲。
5.TALK 2 TALK
この歌唱はいつ撮ったものなのでしょうか!
地声っぽい低めのしゃべくりボーカルは加工少なめで非常に聴きごたえがあって最高ですね。たのしい。RAM RIDERボーカルの華やかさと、まったく古さを感じさせないトラックに、天才によるミックス。すき~!
AGリスナーとしては、サビの”Ahhh”に、たとえば某新津さんのことなど話さないとやってられない!というRAMさんのあの語調を感じてウフフとなります。わあああ!が混ざってる。
ラジオ、特に中年男性2人のフリートーク、エピソードトークを楽しみに聴いている人間にとって、この歌詞は刺さりまくって、そしてわくわくしますね。いろんなパーソナリティーがテーマ曲に使いたがりそう。
ねえ、喋り続けてくださいね。
6.あふれる -Overflow-
コロナ渦にざっとトータル16時間ほどの作業配信を見守った曲は思い入れがちがう。一番覚えているのは、スナックを箸で食う姿だけれど。
いろんなひとにとって、やさしく寄り添ってくれる曲だとおもう。
適切な距離感で、少し離れた隣に腰を下ろして、ただ座っていてくれるような。
力強くひっぱりあげてくれるわけではないし、積極的な行為で立ち上がり方を教えてくれるわけではない。すみません、人によってはそうなり得る曲なのかもしれないけれど。
ついそうやって人や物に求めてしまいがちなのだけれど、あまりよいことではない。お互いにとって。それでも心理的な視野狭窄状態にあっては、目の前の手に、藁に縋って、どす黒いものがあふれてしまうことがあって、それはとても”面倒”なこと。
その面倒さをありのまま一部だと言ってくれるのは、とても、とてもやさしい。
個人的には、本当にだめなときは音楽を耳に入れること自体がむずかしくなってしまうのだけれど、それでもふと浮上するタイミングで頭の中に鳴るメロディーはこの曲になるのかもしれない。候兆の光に。
ライブでのパフォーマンスがどんなものになるのか、一番気になっている曲です。
7.VIVID
にじみ湧き上がるような多幸感。
朝方のクラブで、ああ、と声が出るような。ageHaのオールナイトイベントで、PARKエリアのチェアで酔いもさめはじめた朝方の情景を思い出しました。
2020年7月18日ageHa Summer 2020 Opening Party。あのイベントが本当にすきでした。もうあんな遊び方はできないかもしれないけれど、とてもいい体験だった。ヘッダーの写真はそのイベント時のもの。
歌詞は夕方、たそがれ時だけど、かわたれ時にも聴きたい曲。色彩のある時間に。
のびやかなボーカルがなめらかな流線的なメロディにマッチしていて、やさしい歌詞がいやみなくすんなりと染み込んできます。でもリズムは踊れるっていうRAM RIDERすごい。
コーラスワークもめちゃめちゃいいし、余韻ある締めもよい!
そしてアルバムのラストの曲として秀逸。でもリピート再生でREPLAY THE MAGICにつながる感じもいい。
ライブではどのタイミングでやるのか、とても楽しみです。
以上、拙い感想にお付き合いくださりありがとうございました。
ライブ本当に楽しみですね!初めてのアルバム発売にくわえ、初めてのワンマンライブ参加です。悔いなく全力で楽しみたいと思います。
RAM RIDER 20th Anniversary LIVE 「REPLAY THE MAGIC」
2024年11月9日(土)at WOMBLIVE(渋谷WOMB)
開場 17:30/開演 18:00/終演 20:00(予定)