ガンマ計算ができるようになるまで
こんにちは。
薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。
日々の業務で感じたこと、疑問、気づきをつづっていますが、今回は私が業務中に実際に焦った薬の濃度や速度のことです。
先輩たちの会話にたまに出てくる単語「ガンマ(γ)」。
「何γくらいで落としますか?」
「◯γだと、◯mL/hですかね。」
こんな感じの会話。
ええ。こーゆー計算をしなければいけないことはわかっていました。
知っていましたけれども、もともと割合とか速さの計算が小学生時代から苦手だった私は、見て見ぬ振りをしていたんです。
でも、ついに向き合わなければいけない時が…。
そもそもこのガンマ計算は、どういうものなのか?
体重10kgの赤ちゃんと体重100kgの力士に、ある薬をそれぞれ3mg/h流しました。
その時、効果は同じように出るでしょうか?
いやいや、きっと赤ちゃんにとっては多すぎるかもしれないし、力士にとっては少なすぎるのかもしれない。
では、基準になるものはないの?
そう考えられたものが「ガンマ計算」みたいです。
単位は「μg/kg/min」
体重あたり、1分間あたりにどのくらいの量が投与されるかということらしい。
もう、この単位を見るだけでも意味わからなくて、なぜ「/」が2つも?!
とパニック!!
でも、少しわかってきたので、今回は復習がてら記事にしてみました。
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