見出し画像

写真を買いました&写真の買い方

写真を買いましたー!!

LUMENS: LM-001469

こちらの作品は2024.5.28(火)- 6.9(日)の期間で東京のJINEN GALLERYさんにて行われていた井上雄輔さんの個展「LUMENS」にて展示されていた作品で、展示を見に行った時から欲しいな〜とは思いつつ口を開けてぼ〜っとしていたわけですが、この度一念発起して購入しました! やっぱり物体として手に入るといいですね〜! 今回は小さめの作品を購入したのですが、両手に収まるサイズ感というのもなかなか良いです。買ってよかった! 井上さんは他のシリーズもめっちゃすごいので、ぜひ公式サイトでご覧いただければと思います。私のお気に入りは「No Parking」です。


さて、写真を買うというと写真集や学校での運動会の写真などが思いつきますが、写真というのはアートの一分野ですので、作家が売りたいと思っている場合は、当然作品そのもの、要するにプリントを購入することができます。絵と同じだと思っていただければいいです。

しかし、いざ写真を買おうと思っても、なかなか方法が思いつかない。
そこで、写真の買い方について今回はご説明したいと思います。
なお、ここに挙げた以外の方法ももちろんありますので、参考程度にしていただければ幸いです。

1.通販で買う

ものすごく手っ取り早いのは、ECサイトで買う方法です。
古物商がやっている怪しいサイトでもいいのですが、例えば美術手帖がやっているOILというページでも写真を購入することができます。

ここで例えば「森山大道」と検索すれば作品が出てきますし、購入できます。
ピンとくる写真があったら購入するのもいいと思います。
ただ、お気に入りの写真に出会えるとは限りませんので、お気に入りの写真を買いたいという場合は次以降の方法がベターです。

2.ギャラリーで買う

次は一番メジャーな方法で、作品を売っているギャラリーで展示されている作品を買う、もしくはそのギャラリー経由で購入する方法です。
ギャラリーに行って作品を買う方法ですが、展示に行くと全ての写真に値札がついていたり、入り口のカタログに価格が一覧で載っていたりするので、欲しい作品があったらギャラリーの方に言うだけで購入できます。
また、展示後もサイトで注文を受け付けているギャラリーがあるので、そちらで購入する方法もあります。
作品の買えるギャラリーは例えばどんなところがあるのかと言いますと、多分かなりいっぱいあるのですが、私が行ったり取引したことがあるのは以下の4つです。

作品をギャラリーの展示で実際に見て、値札がついていたら購入するのが一般的かなと思います。

3.オークションで買う

敷居が上がる感じがしますが、最後にオークションで買う方法です。
オークションといっても、ヤフオクではありません。古物商の人に聞いたら芸術品のヤフオクは妖怪しかいないので素人立ち入り禁止と言っておりました。
そういうのではなくて、アートオークションと言われるやつです。

ザザビーズフィリップスなんかは有名なので名前を聞いたことがあるかもしれません。そういうのはなんか審査があって、資産があったり、資格があったり、地位があったりしないと取引できないような感じがしますが、実はメールアドレスで登録すれば誰でもタダでオークションに参加できます

ただ、サイトが英語なのでとっつきにくいのと、世界が相手で相場がお高めなので、よりカジュアルに写真を買いたい場合は次の2つがおすすめです。

SBIアートオークション

マレット

この二つも誰でも登録可能で、運転免許証などによる本人確認が必要ですが、本人確認後オークションに参加することが可能です。登録料とかは特に要りません。本登録はネット上での仮登録後1〜2営業日でやってくれるのでスピーディです。また、オークションはネット入札が可能で(平日の真っ昼間だったりしますが…)、気に入った作品を競り落とせばあなたのものになります。
アートオークションの敷居は案外低いんです。

そして、例えばピカソなんかも出品されています。

著作権の関係でぼかしていますが、オークションサイトではちゃんと見られます

ピカソが30万から40万円くらいで買えると思ったら、夢が出てきませんか? もちろん予想なのでこれより高い場合もあるし、安い場合もあります。注意点として、通常は最低落札価格が設定されており、入札があっても安すぎる場合はお流れになるので注意が必要です。

また、あるある話として、オークションに出品したけど入札が一人もいない場合、出品したギャラリーが自分で落とすことがあります。これを繰り返して落札実績を作り、最終的に高値でコレクターに買わせるというババ抜きもありますので、慣れないうちは投資とかではなくて欲しいから買うと思ったほうがいいです。また、何か事件があると入札がめっきり減ったりします。近年では安倍晋三元首相が狙撃された月は入札がほとんどなかったりしました。金額が世相に反映されるのもオークションの特徴といえます。作家本人から寄贈された作品をオークションで売りまくっている誰かがいる、というのもカタログを見ると分かったりします…。

写真の出品は、最近は森山大道がなぜか多いのですが、たまに奈良原一高とか植田正治といった作品が出てきます。有名な作家のプリントが手に入るってワクワクしませんか? しませんか…。でも有名な画家の作品も出品されているので、見てみる価値はあります。みるだけはタダなので。

写真の買い方について、でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?