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「ひゃくえむ。」 感想
どうもはじめまして、あややという者です。
今回は、陸上漫画の「ひゃくえむ。」について語っていきたいと思います。
※1~5巻、つまり全巻のネタバレ全開で行くので、嫌な方はnoteを閉じて、早く読んできましょう。
目次
・あらすじ
・この漫画の醍醐味
・ラストについて
・最後に
あらすじ
この記事を読んでいるほとんどに人が読了済みだと思いますけど、いちよう、ね。
ただ足が速かっただけの少年「トガシ」
そんなトガシが100m、たったその距離に、その一瞬に、人生を狂わせられるお話。
この漫画の醍醐味
この漫画の1番の醍醐味は、何と言っても「セリフ」だと思います。
そのセリフ一つ一つが心にくるんですよ。
さらには、競技者としての考えとして参考になるのもちらほらと。
という事で1つ、好きなセリフをピックアップしてみました。
それがこちら。
お話の序盤と終盤でてくるこのセリフ。
このセリフが言っている事はつまり、何か優れているものがあるのならば、それで全部解決できる、って事だと思います。100mに限らずね。
例えば、人よりも優れているならば、文句を言ってくるやつも結果で黙らせれるし、優れているならば、それを楽しむことができるし。
優れてるって、時には自分や他人をめちゃくちゃにしてしまうけど、それは強い力を秘めているという証拠。
優れてるって凄いよね。
それともう1つ、語らなければいけないのが「迫力」です。
まずはこのシーンを見てください。
やばくないですか?この迫力。
画力は決して、漫画家の中では高い方では無いと思います。
しかし、このシーンを筆頭に、迫力のある絵を描くのは十八番なんでしょうか?絵から「熱」がひしひしと伝わってきます。
この絵が、この漫画をさらに面白くしているんだと思います。
ラストについて
最終話の決勝戦、そこでは勝者は描かれていません。そんなラストが気に食わない方もいるでしょう。でも、自分はこれで良かったのかなと思います。
ここでは描かなかった理由の考察をお話したいと思います。
描かなかった理由の考察の結果を単刀直入に言いますと、あのトガシと小宮が「好き」だから走っているというのを理解したから、だと思います。
その領域にやっと気づいたのか、はたまたようやく辿り着けたのかは知りませんが、そうなるのに20年以上(?)もの長い期間費やしたのは、悲しいというかなんというか。
結局、人がに何かをやるという事の裏には、それが好き、という感情があると思うんですよね。
まぁその話は置いといて、好きだから走っている、それはつまり、結果は第1優先のものでは無い、という事。あくまで結果は、好きで走ってたら後から付いてきたもの。
それ故に、描かなかったのではないのでしょうか。
最後に
この漫画の1つのテーマである、「勝利と敗北」など、まだまだ語れる事はあると思いますが、今回はここまで。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
初めてのnoteの記事、いかがだったてしょうか?
自分的には、少なくとも、この漫画に対する情熱は伝わったんじゃないかと思います。
自分も陸上選手で、100mの試合にも出たことがあるのですが、本当に一瞬なんですよね。どんなに遅い人でもそう感じると思います。走る事に、自分という存在の全てを注げてるからでしょうか?
本業は走高跳の人なんですが、助走から着地までの数秒間が、言葉では言い表せないような楽しさがあるんですよ。
中高生の人は、是非やってみるといいですよ。
話は逸れましたが、最後に一言。
是非、陸上競技を!(結局、話が逸れてるやーん)