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新米日本語教師 小1の取り出し授業始めます (2回目)

第二回目

今日からいきなり独り立ちです。
でも・・・ひとに見られているとあわあわしてしまう性質のため、どこかでほっとしていました。

教案を作るというプレッシャーはないものの
何もない状態で取り出し授業に臨むのは不安なので
パワポを作って臨みました。
今日の流れは・・・

1)まずは改めてKさんへのインタビュー
・好きな動物は?→ライオン:かっこいいから。でも本物を見たことは無い
・すきな食べ物は?→「肉」
・きょうだいはいる?→首をふるKくん。でも、「お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟、妹」とひとつずつ聞くと「お兄ちゃんがいる」とのこと。なるほど上位語、下位語も注意深く聞かないとね。
・好きなアニメは?→特にリアクションが無かったので、「ドラえもん?→まあ好き」「クレヨンしんちゃん?→知らない」「トーマス?→??」「サザエさん?→??」「ワンピース?」→好き!!! と目を輝かせました!

私も唯一知ってる「ルフィー」をあげて、ホワイトボードにひらがなで書いてもらうと「るひい」と書くKくさん。 「るふぃー」と書くことと、一緒に「るひー」と「るふぃー」を口に出して、その違いを体感してもらいました。

2)取り出し授業中の国語の教科書を音読
Kさんが「今日はここ」といった箇所を音読。しかし、実はまったく違う場所だとあとで先生に該当のプリントをもらって発覚。
このあたり、先生が45分で行うことをさっとやるにはむずかしいので苦慮するところです。

3)「ここ、そこ あそこ」「どこ?」
  「これ それ あれ」「どれ?」

前回おぼつかなかったけど、今日はすらすら答えます。
緊張していただけかな?子供の場合、より見極めが難しいことを実感しました。

4)促音「ちっちゃい『っ』」
   切ってください⇔来てください
   行ってください⇔居てください
→Kさんの促音は日常生活では支障ないレベルです。が、厳密にいえば確かに区別がゆるいです。
『こ・つ・ぷ』→『こ・っ・ぷ』と手拍子を一緒にしながら、音は消えても拍が残る ことを体感してもらいます。Kくんもノリノリでやってくれたので、もっと楽しいサンプル語彙があればよかった!

5)「ぶ」と「ぷ」
言葉遊び「いまなんぷん?」「たぶん 5ふんだ いや10ぷん!」
たしかに、「ん」が発音から消えがちなところが見られます。一方で、Kくんは「ぷ」と「ぶ」の発音の違いについては問題ありません。得意不得意を探ります。

6)早口言葉
飽きてくるところで、早口言葉を挟んで発音練習。
まずは楽しく「肩たたき機」←大うけ。
「炙りカルビ」「レモンも メロンも ぺろん とたべた」
早口言葉はとても食いつきが良い!
ここに本人の得意不得意に合わせた単語を踏まえたお題を持ってこられればとても良さそうです!

実は、「長音」を用意していましたが、まだカタカナがほとんど読めないため除外しました。
お列長音を絡めて、今後チャレンジです。

45分の授業時間はあっという間。
詰め込みすぎない
教えすぎない
飽きさせない。
人間関係がすこしできてきたところで、テキストを使った「学習」にも入っていこうと思います。


さいごに、今日は彼の国の言葉で「こんにちわ」を教えてもらいました。私も一つずつ、覚えたいと思います。

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