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新米日本語教師 小1の取り出し授業始めます (4回目)

ここまでで感じた、Kさんの「聞く、話す、読む・書く」の学力レベルについて、「書く」がネックになっていると感じています。

小学一年生は、先生が指導したことをきちんと書き写すことが基本です。Kさんの場合、そこに苦手意識があることで、答えは頭にあるのにぼんやりしているように見えてしまう気がします。
(算数も、国語も、書き写さずにいるのに手を挙げるので、「大丈夫か?」と心配していても、ちゃんと答えることができます)

よって、「書く」技能を上げていくことが、日本語補助教員が一番すべきことだと考えました。

この状況では、取り出し授業によって通常の授業を受ける機会を逃すデメリットの方が大きいという点で担任の先生と意見が合いましたので、今週からは入り込み授業をメインに進めることにしました。

入り込み授業で心掛けていること

これは、Kさんのレベルだからということもありますが
・声をかけすぎない
・自分の存在で生徒たちの気が散ることをできるだけ避ける
・存在をなるだけ消しつつ、彼の現状を観察し、指導する
・指導はポイントを押さえて最低限にする。
ことを心掛けるようにしています。

ベテラン先生に教えを乞う
この学校には、担任を持たずに全学年の新任教員をサポートする指導教員というベテラン先生(M先生)がおられ、初日から私にも声をかけてくださいました。
ですので、一方的にとても親しみを感じておりました。
私の勤務時間内には、担任の先生とがっつりお話をする時間がないのですが、職員室でそのM先生にお声をかけさせていただき、教えを乞うことができました。
Kさんに対して上記のような考えでいることや、それに対してどう対処していこうと考えているという前述の内容を聞いていただき、それについてアドバイスを頂くことができました。

基本的に、方向性については間違っていない事を先生の見解からもご指導いただき本当に心強く感じました。
やはり新米で経験が浅いため、このようなフィードバックはとても参考になりますし、なにより自信になります。

また、私がクラスに参加するようになったのかを無邪気に質問(なんでKさんのお勉強見てるの?等)してくるクラスのお友達に、どの程度情報開示するのかという問題についてはやはり担任の先生の考えに沿うべきだという貴重なアドバイスをいただきました。なるほどー。

また、今回の日本語補助教員という形でクラスに入る場合は、あくまでKさんの担当であり、他の生徒に対して授業中に声をかけることについては不用意にすべきではないことも理解しました。

あくまで今の指導校の考え方ではあると思いますが、このような小さな疑問をお伺いできる方がいらっしゃるのは本当にありがたいです。なぜなら、担任の先生は本当にお忙しそう!!!

先生のフォローができれば、と思える方でよかった(笑)


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