立場はひっくりかえる とても簡単に
「もう嫌!、わたしここに居たくない!」
POCグループでの対話から、突然叫んで逃げ出したのは、シャンタールだった。アフリカンアメリカンの可愛い女性。その時、シャンタールと議論していた私は、何が起こったのかわからずに呆然とした。私は議論で彼女を追い出してしまったのだろうか。タエが、私を責めるように睨んだのが目に入って、胸に棘がささった。
講師でファシリテーターのゲリーは、落ち着いた様子で、ランチタイムにPOCグループでの対話を再開することを提案してくれた。再び集まった私たち