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【Part2】1高校生がNPO法人を立ち上げるまで

さて,前回の記事では法人化の前提となる私の団体について軽くご紹介して終わりました。

今回からは,実際に私が法人化に向けて取ったアクションについて時系列に沿ってお話しします。
(以下のアクションを取る前に、ある程度ネットで仕入れられる程度の情報は調べているという前提ですが)

まずは当然ながら親に相談しました。
父は会社を立ち上げて経営していますから,法人の設立に関しても詳しいだろうと言う期待もありました。
しかしながら,父が立ち上げたのは株式会社ですから,部分共通的な知識はあっても,NPO特有の知識は当然持ち合わせていませんでした。

そこで父の提案のもと,父がお世話になっている税理士の先生に相談に行きました。
その先生はNPOや一般社団法人も受け持っているらしく、両者の違いなども聞けると思っていました(当時はまだ一般社団法人とどちらにするかは決めかねていました)。

ところが税理士の先生には,決算上の義務の違いなど,実務面の話はよく聞けたのですが,立ち上げるにあたっての有益な情報はあまりありませんでした。

ですがとても幸いなことに,その税理士の先生の紹介で,実際にNPO法人と一般社団法人の両方を運営している方にお話を伺いにいけることになりました。

あまり詳しいことを書くと,お相手の方が特定されてしまうかもしれませんから深くは言いませんが,障害児や高齢者の支援施設(特老など)を運営していらっしゃる方でした。
税理士の先生は無料でお話を聞いてくださっていましたから,その上全く私とは関わりのない方をご紹介までしていただき,本当にありがたいことです。

その運営者の方から聞いたお話の中で,特に私にとって重要だったのは以下の点です。
1.NPOに比較し,一般社団法人は世間的な認知度が低いこと
2.1に伴って,一般社団法人は非営利事業を行なっているとの認識を得づらいこと
3.運営資金は十二分に助成金・補助金で賄えること
4.神戸市や県の窓口に相談に行ってから申請した方が良いこと(窓口の係の人は親切だ,とも)
5.設立準備から申請承認までのおおまかなスピード感について

ちなみにお相手の方からは,一社よりNPOにした方が良いと勧められました。1,2の話とも被りますが,やはりボランティア団体という側面から見ると,NPOの方が ”ウケがいい” らしいです。
個人的には,運営資金が助成金などで賄えるという話に非常に安心しました。というのも,今までの活動資金は街頭募金などの助成金で賄ってきたため,あまり安定性がなかったからです。

相談させていただいた内容を踏まえて,一社ではなく,NPO法人の設立準備を始めることに決めました。
続いては,設立登記に向けた役所の方との相談・書類作成についてです。次回の記事ではここから始めましょう。

それではまた。

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