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小高い丘にたたずむフジャイラ要塞(10/2下)

もしかして現金しか使えないかも…アパートの家賃もおろさなきゃ!

そう思ってフジャイラまで来て、バス停を降りて最初に探したのは、いつも使うエミレーツNBD(手数料が安い。そのあと、今回の目的にしていたフジャイラ博物館やフジャイラ要塞、ヘリテッジビレッジがあるエリアを目指して20~30分歩く。

道を歩いて思ったのが、ラウンドアバウトが多すぎてなかなか道を渡れないこと。歩行者用の信号も少ないので、渡る時には辛抱強く待ちタイミングを見計らう。信号機には待ち時間をカウントする機械もついていて、フジャイラの人はせっかちなのだろうか笑 歩行者優先で停まってくれる人が多いドバイが珍しいのだろう。

博物館は、まるで西洋に来たかのような緑の芝生に建っていてとても新鮮。フジャイラにある山やアブダビにあるアル・アインから噴出した鉄器やアクセサリー、コインなど古いものが色々飾ってある。UAEで最も古い石でできたモスクが、海岸沿いのバディヤという町にあるらしい。博物館が改装中で明日からオープンするとのことで、すべて見られなかったのが少し残念だ。

博物館から少し歩くと、昔の家々が残るヘリテッジビレッジ。そこを抜けた小高い丘にフジャイラ要塞がたたずんでいて、それを見た瞬間、UAEで初めて威厳を感じた。中には、街並みや相手の攻撃を観察するためのたくさんの窓や囚人を入れる部屋があり、歴史を感じる。この要塞の横には小さなモスクがついていて、たとえ戦いの差中でも毎日お祈りを欠かさなかったのだろうと考えるとすごい。

バス停へ引き返す帰り道。行きに見て一際引き付けられた大きな真っ白のモスクを「もっと近くで見たい」と思って目指す。遠くからでもドバイでは見たことないほどの大きさで、近づくごとに期待感が増す。着くと、ちょうど夕日が出ている時間だったというのもあり、白いモスクがより映えていた。塔(ミナレット)が5つもあったはず!

そんなこんなでバスとメトロでアパートに着いたのは夜10時半。観光時間と往復時間ほとんど同じだ笑 メトロで一駅進むごとに見慣れた景色が目に入り、「あ、帰ってきたんだな」と安心感を抱く。たった数カ月でも、ドバイにホーム感が芽生えている自分に気が付き妙にうれしかった。

写真は、要塞の窓から見た景色。こんな風に敵が来ないか見張っていたのかな。



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