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ついに初めてエミラティに会えた!驚きの連続(9/28)

今日は8分遅れで終わった授業のあと大慌てでメトロに乗り込み、旧市街のアルファヒディへ。月曜日には別の旧市街アルシーフにいったばかりで、今と昔を瞬時に行き来しているような感覚になる。

今日の目的は、UAE生まれUAE育ちの生粋のアラブ人「エミラティ」と会うこと。せっかくUAEに来たのに、学校でよく関わるのはタイ人とコロンビア人と日本人。街中でよく見かけるのはインド人とパキスタン人。果たしてエミラティはどこにいるのか?このまま帰るわけにはいかない笑

そう思って、ある観光団体が主催している「エミラティとの昼食ツアー」に参加することにした。ちょうど、先月この団体が主催するモスクツアーに参加したときに、チケットを見せるとサマーオファーでご飯を食べるツアー料金が50%オフになるという広告を見て、ずっと気になっていたところ。絶好のタイミングだ。

施設の中へ入ると、当然ながらエミラティのスタッフしかいない。赤い伝統的な模様のカーペットの上に料理がずらりと並べられていて、日本と同じように靴を脱いで上がってすわる。観光ガイドはエミラティの女性2人だ。メインのガイドはシャルジャ出身で、結婚して今はアブダビに住んでいるらしい。

「ついに念願のエミラティに会えた!」と思った私。「ドバイに来たけど、これまでエミラティを見たことがない」と伝えると喜んでもらえた。私の住んでいるエリアは、エミラティのエリアからすると遠すぎるらしい。自分の行動範囲が狭かっただけかと思うと、少し恥ずかしい笑

まずは、アラビックコーヒーとデーツでお出迎え。小さなコップを回したり振ったりすることで、おかわりがほしいかいらないかなどを伝えるらしい。茶道に近いのかな?ガイドは「砂糖を入れなくても、デーツで甘さを調整できるからこの組み合わせがいいのよ」と言っていた。なるほど!

料理は、ビリヤニ3種類(鶏肉、羊肉、ベジタリアン用)と白米&野菜スープ、サラダ、そしてデーツシロップ漬けサフランドーナツだ。

朝は薄いアラビックパン、昼はご飯、夜は朝と昼のミックスが基本らしい。「私は牛のミルクのほうが好きね。ラクダミルクはちょっと・・・」とも言っていてちょっと意外に思う笑

エミラティの豆知識を色々と教えてもらったが、とくに印象に残ったのは服装について。女性は昔、頭からつま先まで一枚の布で覆っていたが、今はドレスやアバヤといった服と、頭に巻くスカーフは別々らしい(色は合わせる)。アバヤの下は基本的に自由。ガイドはこの日、Tシャツに白のジーパンを着ていると言っていたので「結構ラフな服装なんだ」と驚き。

男性の場合は、白い小さな帽子の上にスカーフ、その上に黒いわっかをつけるのがフォーマルスタイルだ。エミラティのスカーフは白無地が基本で、ドバイでよくみる赤と白のチェック柄はサウジアラビア由来。何だかこれまでの小さな謎がするすると解けていって面白い。

エミラティの男性が着る、ボタン付きの白いカンドウーラにはこんなエピソードも。昔は男性が長旅に出る際、奥さんが愛用する香水を白いひもの先につけて、そのひもを首元のボタンから垂らしていたそう。ラクダに乗りながら女性を思い出して落ち着けていたのかな?素敵じゃないか。

でも、結婚式では女性は西洋式の純白のウエディングドレスを着ると聞いて衝撃を受けた。「じゃあウエディングドレスにスカーフなの?」と聞くと、「違うわ。結婚式は男女別々だもの」と返ってきた。そうか、女性の親族や友人だけならいらないのか!

このあとアルファヒディのコイン博物館、コーヒー博物館などをめぐり、そのまま入り江沿いにひたすら歩きまくってアルグバイバという地区へ。他の首長国行きのバスも出ているところ。ドバイ中心部ほど街並みが綺麗だったり、治安がよさそうな訳ではないこのあたりでも、1人で来れるほどにはたくましくなった。




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