見出し画像

【感想】マイ・オンリー・ブルー【ユーフォ】

ユーフォ3のキャラソンが凄すぎる。
まず聴いてきて。

久美子×麗奈の”音色の軌跡”でボロ泣きしてからはや数ヶ月。
(アニメ12話の時の2人の心情、そして未来であの日の決別からの歩みを2人で振り返っている楽曲。もはや続編です)
今日解禁された優子×夏紀の”マイ・オンリー・ブルー”も大大大文脈楽曲過ぎました。

飛び立つ君の背を見上げる(久美子2年生編大会後の話)で優子と夏紀は”さよならアントワープブルー”というツインギターユニットを組んだ。
今の仲間たち、当たり前の日常に別れを告げるための文脈で付けた名前だ。

同じ大学へ進学した優子、夏紀はバンドを組んでいる。
さながら”さよならアントワープブルー”という名前との関係が匂わされる”マイ・オンリー・ブルー”という曲名。
この曲は響けユーフォニアム3のキャラソンであるが、作中の優子と夏紀が実際に作った曲ととらえることはできないだろうか。(今回はそういう前提で話してます)

『届かなかったって顔を上げて言ったんだ 悔しさ抑え込んでいないで
 顔を上げていったんだ 「ブルーにさよなら」』

冒頭があまりにも”飛び立つ”すぎる。
アニメの最終話を見た後に、優子先輩と夏紀先輩は北宇治高校が全国金賞を獲ったとき何を考えていたんだろうと、考えていた。
無論、喜びの感情が最も大きいだろうがあの舞台に立つことすらできなかった悔しさも、心の一端に湧き出ていたのではないだろうか。
この曲は2人がその時の心、卒業前は部長・副部長として押し込んでしまっていた優子・夏紀としての悔しさを消化して間に進むために二人で作った歌なのではないかと考えた。

1コーラス目は優子の書いた夏紀のこと。(サビは夏紀の書いた自身のこと?)
2コーラス目は夏紀の書いた優子のこと。(サビは優子の書いた自身のこと?)
こう読み取ってみた。
『いてくれて良かったっていう相手がいないと
 本音なんて 空は見えない』

2人とも、口だと喧嘩ばかりするくせに文字だと意外と素直なのだ。
(明確なの優子⇒夏紀だけだっけ?後で確認します)
お互いがお互いを役割でなく個人として向き合い続けたからこそ、こうして本音を(恥ずかしいけど)言葉にできるんだっていうお互いへの感謝が詰まってる。
絶対に口では言わないんだろうけど。

『一つの当たり前にさよならして
 他に変わりがあったって 変わったって
 選びたいものがあって
 自分は自分 おんなじ青はない
 後悔も理想も一緒に見てた空の、
 あの時間の青をもってたい』

届かなかったとしても、その日を全力で生きてたことを見てくれている人が隣にいて、本当に良かったね……(吉川優子さんの限界オタク)
優子先輩が”届かなかったこと”に区切りをつけて踏み出してくれていたことが知れて本当に嬉しい。ありがとう。

ユーフォニアム3のキャラソン、本当に全部凄いので聞いてください。
奏×梨々花の”ラブリー♡ I know”とか凄いですよ。萌え萌えすぎて。

追記(2024.11.21)
作編曲者様が「2人が組んだバンドの曲としてのイメージで書いてる」ってポストされてました。
『先走っていった言葉も 溢れそうな想いも
違っているように見えて 同じ空の青だった』

のところ優子先輩のことを本当に分かってないと出てこない言葉なんだけどこれが2人で紡いだ詩なのって本当にやばくない???

いいなと思ったら応援しよう!