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【N.I.A編】花海咲季の担当Pになりました【学マス】

決め手はプロデューサーのこの台詞でした。

初公演にて花海咲季は「たった一度でも花海佑芽に負けてしまったら、私はぐちゃぐちゃになって2度と立ち上がれなくなってしまう」と語りました。(花海佑芽に対して)常勝無敗の花海咲季に敗北は、IFの世界(花海佑芽√)ですら訪れませんでした。
花海咲季の根幹をなすものは圧倒的な自信であり、それは成功体験を重ね続けることにより築かれたものです。この自信は勝ち続ける限り割れることはありませんが、たった一度でも一度敗北によるヒビが入ったときに、それを修復する術を花海咲季は持ち合わせていないのです。彼女は花海佑芽との闘いに、常にそれを賭けてきたのです。

花海咲季は、初公演で「常勝無敗のアイドル」であり続けることを誓いました。しかし、必ずいつかは負ける日はやってきます。
(胸の内に激情を秘めつつも)徹底的にリアリストとして描かれる花海咲季は、そんなことは理解しています。理解した上で、今を走り続けるために誓いを立てていた。この誓いは、祈りの様なものです。いつか必ずやってくるその日、花海咲季は2度も立ち上がれなくなるのでしょうか。

○花海咲季がそんなに弱いはずがない

そんな訳が無い。

勝手に立ち上がって、ぐちゃぐちゃに破壊された自信を踏み台にしてまた走り出す。
これまでの彼女の原動力が粉砕された程度で花海咲季は止まらない。誰にも止められない。

この台詞はもう、愛の告白だ。
花海咲季を私は信仰する。その代償として、自分を差し出す言っているに等しい。

私が花海咲季に対して持っている感情は恐らく"信仰"だ。プロデューサーがこのセリフを発したことで私は花海咲季をプロデュースすることが許されたと感じた。
花海咲季の強さを、世界中に魅せ付けてやる。

○IFの世界について(花海佑芽√)

花海佑芽NIA編で、花海咲季は人生で初めての(花海佑芽に対する)敗北を味わうこととなる。

自信を砕かれた彼女は、実に晴々としていた様に見えた。"花海佑芽の姉"花海咲季であり続ける(≒勝ち続ける)ことは今までの彼女の強さの根幹であると同時に、全く別の可能性を封じ込める楔でもあったのだと思った。

花海咲季は、少なくとも一時的に"花海佑芽の姉"花海咲季ではなく"花海咲季"となった。
楔を抜かれた彼女は死に物狂いで先をいく妹を追いかける。次に花海佑芽が戦わなければいけない宿敵は、きっとはるかに強くなっている。

○"花海佑芽の姉"

"花海佑芽の姉"花海咲季でなくなることで花海咲季は圧倒的な力を手に入れる。

じゃあ"花海佑芽の姉"花海咲季であり続ける先にいる花海咲季は、嘘を付き続けた先にいる花海咲季はどんな結末にたどり着けるのだろうか。
限りなく険しく、一度の敗北さえも許されない修羅の道。プロデューサーや彼女自身ですら心の底から踏破できると思えていないその道を超えた先にある花海咲季の未来を、ぜひ見たいと思っている。

生涯、花海咲季の味方でいます。

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