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"好き"に向き合う【蓮104期6話感想】

蓮ノ空104期6話、大好きなお話でした。
感想を書いていきます!
(自分の"好き"を深掘りするのに書くってめちゃくちゃいい手段だよね)

◯テーマ
「自分の"好きなもの"がなぜ好きか、どんな風に向きっていきたいかを考えることの大切さ」っていうのがテーマかなと思いました。
ゲームでもみらぱの活動でもスランプ気味の姫芽ちゃんが、このテーマに向き合うことでスランプを解決していくというのが話の軸です。

みらぱの物語という視点(みんなを巻き込んだ楽しい!をし続けるたのめ話)では、複数の"楽しい"の両立をどのように実現するかというテーマを、加入前の時点でみらぱとは別の自分の"楽しいこと(ゲーム)"を確立していた姫芽ちゃんを使って描きたかったのかなぁと思ってます。

◯姫芽ちゃんのスランプ

ゲームもみらぱの活動も不調な姫芽ちゃん。

不調のひめっち
ひものっち

不調の原因はゲームとみらぱの両立が上手くいっていないこと、と姫芽ちゃんは自己分析をしていました。
ラブライブにエントリーする意志があるかをめぐちゃんに聞かれ、姫芽ちゃんはこのままだと自分が大好きな2人の足を引っ張ってしまうと考え、自分の状況を2人に伝えます。そして助けて欲しいとお願いします。
ここまで自己分析ができて、助けが必要な時に素直に助けてと言える高校1年生凄すぎる......

この間(3rdツアーで)制圧してたらしい

◯対策案1:好きなものを増やす

好きなものを増やして、頭を切り替える。
めぐちゃんらしいパワー的解決方法。

正直今回の課題に対するアプローチとしては微妙かなと思っていました。
今回の姫芽ちゃんのスランプは、姫芽ちゃんの"好きなもの"に対する熱量が人一倍強いから、"好きなもの"が別の好きなものに取り組んでいる時間にも入り込んでいる状態なのかなと思ったので、好きなものを増やす→切り替えられるようになるには繋がらないかなと。

なんでだよ

"好きなもの"を増やすためにスクールアイドルクラブのメンバーの"好きなもの"に触れる姫芽ちゃん。その途中で、メンバーがなぜ、その"好きなもの"が好きなのかに興味を持つようになります。

(姫芽ちゃんの現状を釣りに喩えてて上手いな〜と思いました)

しかし、姫芽ちゃんがスランプを抜け出すことはできませんでした。
復調を証明するために挑戦したゲームの大会、そこで負けてしまい別のアプローチを探すことに。

◯対策案2:好きなものを増やす

次の対策案は1と逆に好きなものを減らすことでした。
最近うおおおおってなかった姫芽ちゃん。

増やすアプローチで結果が出なかったら、当然減らすアプローチが浮かんできます。
2つの好きを天秤にかけて、彼女は"居場所"としてのみらぱを選んだのかなと思いました。

このアプローチは効果的でした。
好きを絞ったことで別の好きに思考を割くことがなくなった、今回の原因を根本的に取り除いた状態です。

でも本当に好きなものを減らすことはとても辛いことです。

◯対策案3:好きなものについてとことん考える

めぐちゃん、ここまで事実を捉えて解決までの糸筋を描けるのに勉強できないの本当になんでだよ。

また、今回のスランプの根底には姫芽ちゃんの"ラブライブという大舞台で推しの足を引っ張れない“という思い込みが寄与していた部分もあると思う。
(姫芽ちゃん側からのるりめぐは信仰対象のように見てしまう部分があるので仕方ないことではあるが......)
その思い込みをこの一言で粉砕する藤島、強すぎます。楽しいが1番に本気で向き合ってる。

姫芽ちゃんが好きになったみらぱは絶対に好きを諦めなかった。
ここで今回のクリア条件が姫芽ちゃんが"スランプを脱却する"から"姫芽ちゃんが好きを諦めずランプを脱却する"に変わりました。

好きを増やしていく中でなぜ好きなのかをメンバーに問いかけた姫芽ちゃん。
今度は自分の好きに向き合って、なぜ好きなのか、とことん考えます。

スクールアイドルの、みらぱの、どの部分が好きなのか、姫芽ちゃんにとってその答えは1つでした。
再現性はありませんが、姫芽ちゃんのスランプの原因はこれで消え去りました。

好きなものについてとことん考えて、好きなものの中の特にこの部分が好きだと言えるようになって、そうしていった結果向き合う方向が今までよりも具体的になる。
今回姫芽ちゃんは"対人戦"の部分が好きだ!と好きなものの解像度が上がりました。仮に好きな部分がスクールアイドルとゲームで違っていたとしても、これによって向き合う方向性が明確になっていたのでスランプを脱せたんじゃないかなと思います。

◯最後に

姫芽ちゃん、みらぱ、大好き〜〜〜〜。

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