2023 桜花賞 予想
事前予想ではやはりリバティアイランド一強の気配が強い。さすが昨年の阪神JF覇者といったところだろう。
枠順確定前の事前予想を考えていく。
①エミュー
フラワーC勝ち馬。1勝クラスデイジー賞も勝っている。騎手が乗り替わりになること、相手関係的に格段強い相手に勝っているわけではないことから、あまり買い要素はない。
②キタウイング
新潟2歳S、フェアリーS勝ち馬。阪神JFは14着。重賞2勝は実力上位だろう。フェアリーSは出遅れてから終始内をロスなく回り続けて最後抜け出した。前が結構速いペースで走っていたので展開は恵まれたが、強い印象。チューリップ賞は7着と負けたが、勝ち馬が終始内をロスなく回り、さらには前残りの状態。その状態で大外から差しに来たが間に合わなかったことから、これは度外視してもいい。毎回上がりを使う馬なので、差し向きの展開になるなら絶対抑えたい1頭。
③コナコースト
チューリップ賞2着。このレースは勝ち馬の後ろを付けて、かつ前残りだったことを考えると、かなり恵まれたレースだった。次に、前走エルフィンSはスローで勝ち馬ユリーシャのペースだった。そんな中外から伸びてこれたのは見た目以上に強いように感じた。2走ともスローペースだったので、瞬発力勝負には向いているのだろう。キタウイングと似た脚質になるので、この2頭はしっかり比較したいところ。
④コンクシェル
アネモネS2着。最後の直線で不利を受けながらも上がり最速で追い込んでの2着。ミドルペースだったことから差しが決まりやすかったのだろうが、それでも見た目以上に強く感じた。終始外を回って、最後も大外から追い込んできた。1着のトーセンローリエがかなり展開に恵まれていたので、実際はこちらの方が強かったのではないか。トーセンローリエを買うなら、こちらを買った方が良さそう。
⑤シングザットソング
フィリーズレビュー1着。アネモネS3着。フィリーズレビューのレベルが疑問。2着のムーンプローブは阪神JF17着。同レース10着だったブトンドールが5着だったことからも、他のJF出走馬よりは割り引いて考えるべき。アネモネS上位馬を差し置いてこの馬を買うのは微妙。
⑥シンリョクカ
阪神JF2着。前走は12番人気の中激走で2着に入線。このレースは、3番と内枠に入り、1番に抜群のスタートを切ったサンティテソーロが抜けたことから、内をすんなりと確保できて終始ロスなく走り2位。過大評価しすぎてはいけないと思う。
⑦ジューンオレンジ
フィリーズレビュー3着。シングザットソングの時に言及したように、このレースはそこまでハイレベルではない。出遅れはしたが、ハイペースだったので差しが決まったのでだろう。これもあまり買い要素がないと思う。
⑧トーセンローリエ
アネモネ賞勝ち馬。逃げていたスピードオブライトを終始マークして最後に捉えて勝った。展開に恵まれていての勝利なので、コンクシェルよりは買いづらい。フェアリーSとアネモネSともにスピードオブライトが出走している。フェアリーSで3着、アネモネS4着だったことから、アネモネS組のほうがレベルの高いレースだったのかもしれない。
⑨ドゥーラ
札幌2歳S勝ち馬。阪神JF6着。札幌2歳Sは外伸びの馬場で最後に大外から伸びできた。ドゥアイズを終始マークしているような走り方をして、最後に差し切ってゴールした。先頭集団が先行争いをしている中、中段から差しが決まったので、展開には恵まれたと思う。チューリップ賞については、モズメイメイがスローペースで逃げを打ち、前残りだった中追い込みが決まらなかった。また最後の直線で完全に道をふさがれていたので度外視でよい。しかし、スローになるなら買いづらい。ハイペースで前がばてるところに差しが決まる可能性は十分に考えられる。
⑩ドゥアイズ
札幌2歳S2着、阪神JF3着。ドゥーラのところで言及したように、札幌2歳では、ドゥーラに最後差しきられている。力関係的には、ドゥアイズの方が上手だと考える。JFはシンリョクカよりも終始外を回ってのほぼ同着の3位なので、こちらを評価したい。
⑪ハーパー
クイーンC1着。正直、2着ドゥアイズの方が力はあると思う。2着のドゥアイズが最後の直線で道がなく、抜け出すのに少し苦労した。その間にハーパーが抜け出したが、危うくドゥアイズ差されそうになりながらの先着。ドゥアイズには力負けの印象。
⑫ペリファーニア
チューリップ賞3着。終始外を回って前目につけていた。最後はコナコーストに差しきられて3着となったが展開的にはあまり恵まれなかった。内を終始走ったコナコーストよりは評価すべき。個人的には横山武騎手が騎乗するので応援したい。
⑬モズメイメイ
チューリップ賞1着。終始スローペースを上手く逃げ切った。終始うちを走ることが出来たので展開には恵まれた。ユリーシャなど、ほかの逃げ馬との競り合いになると厳しいが、上手く内枠から前目を狙える位置なら買いたい一頭。ただ、騎手の乗り替わりはマイナス評価。
⑭モリアーナ
コスモス賞1着。阪神JF12着。クイーンC3着。コスモス賞は出遅れから最初に脚を使って先行しようとしていたが、そこからは結構恵まれた展開になったとおもう。2着のドゥアイズには勝ったものの、ドゥアイズのほうが負けて強しの印象。少し走路が被りそうになっていて減速したのが痛かった。クイーンCもいい所を走っての3着。直線を塞がれたドゥアイズと競っていたことを考えると、ドゥアイズの方が高く評価すべき。正直、消しで問題ないと思う。除外の可能性が高い。
⑮ユリーシャ
LエルフィンS1着。スローを綺麗に逃げ切った。走路が塞がれたコナコーストが最後追い込んできたものの、それでも2と1/2馬身つけて勝っているのは評価すべき。モズメイメイとスローでの逃げになった場合は結構面白い展開になるのでは無いか。枠次第だが個人的には結構狙いたい1頭。だが、除外の可能性が高い。
⑯ライトクオンタム
シンザン記念1着。正直、あまり買いたくはない。シンザン記念で倒した馬たちが各段強い訳では無い印象。2着はファルコンSで掲示板を外しているし、他もあまりパッとしない。かなり縦伸びした隊列の中、内を綺麗に周り最後大外に出て差し切った。展開が恵まれていることと、相手関係的に見た目ほど強くなさそう。
⑰ラヴェル
アルテミスS1着。阪神JF11着。アルテミスではリバティアイランドに勝っている。リバティアイランドが最後の直線で走路がなかったとはいえ、終始外を走らされての1着は結構強い。阪神JFは大外だったことと、明らかに出遅れすぎた。ちゃんとスタートを決められるのであれば高く評価すべき。
⑱リバティアイランド
アルテミスS2着。阪神JF1着。アルテミスはかなりマークされていたのと、直線で走路がなく、スパートを決められなかったのが痛かった。ラヴェルと同等の力があると思う。JFはかなり力が抜けている印象があり、やはり1強になりうると思う。それでも過信すべきでは無い。綺麗に外に出て差すことができたのと、ハイペースで前がばてたところをさしにいくことができたので、同じ展開になるかどうかと言ったところ。スローで前残りなら、この馬も前からの競馬にしなければさすがに厳しい。ラヴェルとの枠順しだいでどちらを本命にするか決めたい。
枠順未確定予想
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