メンヘラ母さん、旅に出る
8月1日、家族旅行に行ってきました。
暑いのが苦手な私。昨年までは旅行に行くなど考えられなかったし、体力も気力もなかったのですが、子どもたちに少しでも思い出を残したかったのと、何かピッとくるものがあって、8月の頭に旅行日を決めました。
行く先を決めるのに若干時間がかかったのですが、一緒に働く先生から瀬戸内海を勧められ、地図で見てみるとうーん、4歳を連れていくにはちょっと遠いぞ…と。壁に貼ってある日本地図とにらめっこしているうちに、ふと鳥羽が目に入りました。
そうだ、お伊勢さんにいって、鳥羽水族館に行こう!
夫は思いもしなかった行先にびっくりしていたみたいですが、ネットでトランクも買って、前日にひーひー言いながら荷物をつめて、宿と新幹線の予約だけをして、いつもの出勤時間に出発!
東京駅は平日だったせいか団体客以外はそこまで混みあっておらず、とりあえずカフェで各々飲みたいものを購入し新幹線乗り口へ。
あれだけフラフラして人にぶつかりそうになっていた息子も、妹の手を引いてくれる?とお願いするとしっかりお兄さんしてくれて助かりました。
新幹線の先頭車両の前で写真を撮るも、あれだけ子鉄だったのに記念写真くらいにしか思っていない兄。そして「早く乗らなきゃ置いていかれる!」とやたらと焦る妹。
娘はまだ乗車券がかからないので3人席に4人詰め込んでる形になったんですが、兄とうまいこと窓際をシェアして乗っていました。
名古屋について、駅地下の飲食街で名古屋飯。タイミングよく並ぶ前に御店に入れて好きなものを食べました。
娘もきしめんを上手に食べてくれたし、息子もびっくりするくらい食べてたので、暑い中の移動が続くことを考えたら一安心。いつも食事の時は左手の置き場やくねくねしていたり、こぼしたりで夫も怖い顔をすることが多いんですが、なんだか久しぶりに笑顔でみんな食事できた気がします。
そこから特急にのってまた移動。早めに食事が終わったので、予定より早い電車に乗れるかと思いきや、そうは上手くいかず。周遊きっぷを買って、他の特急を見送ったりしながら待ち、ようやく乗り込みました。
青空と田園と山が広がる風景にかわると、子どもたちも外を眺めてワクワクしているようでした。乗車中、一度もゲームしていい?って聞かなかったな。
伊勢市駅につき、伊勢神宮外宮へ。就いたのが14時半くらいだったのですが、手荷物預け所の人に聞いたら「今日内宮まで見るのはちょっと無理かな」と。じゃあプラン変更で外宮だけ見て鳥羽に行こう!ととりあえず外宮へ向かいました。
ちょうど気温が一番高い時間帯で、帽子は被っていたものの夫は娘にずっと日傘を差しだし、娘はハンディ扇風機を手放さずに歩いていました。
外宮の森の中は若干涼しかったけれど、それでもお宮への石段だったりたくさん歩いて汗びっしょり。お守りを頂いて、外宮の橋を渡った後は即行赤福のお店に入ってかき氷を食べていました(笑)
そこから周遊きっぷで特急に乗って鳥羽まで出るのですが、思いがけず伊勢志摩ライナーにのれてゆったり向かえました。
鳥羽駅ではリムジンがお出迎えしてくれて、他の家族と一緒にホテルへ。
リムジンに大興奮の子どもたちがおかしくて笑
ホテルについてもすごいすごい!と跳ねていただけど、なぜだかあまり気になりませんでした。海のおかげかなぁ。
夕飯はこれでもか!というくらいてんこ盛りのお部屋食。子どもたちも普段の夕飯の3倍くらいの量があって、お菓子もたべていないのにギブでした。
もったいないからと親のお腹につめこんだので、この旅行で2キロ太りました。
娘と温泉に向かい、熱いお湯が苦手な娘っ子ですが、露店の方が温かったのでなんとか浸かってくれました。
夜は部屋から花火が見れて、それもとても嬉しかったみたいで。
あっという間に終わってしまったのですが、2泊なので明日も見られる!と嬉しそうでした。
2日目は鳥羽観光。朝イチで水族館に行って、ラッコやジュゴンなどこちらで見られない生き物を見てきました。イルカショーとかは「鴨シーが一番だな」とどや顔でいう息子。失礼な。
そのあとイルカ島と志摩湾めぐりの船に乗る予定が時間が空いたので、ミキモト真珠島へ。ちょうど海女さんの実演の時間と被ってよかった。暑さで娘が不機嫌すぎたけれど、お土産屋さんのきらきらの真珠をみてたらご機嫌回復していました。
イルカ島も暑かったけれど、島の小山をリフトをつかわず登り切り、また降りてイルカをみて。小さな浜で貝殻拾いして船へ。
鳥羽駅にもどり、口コミで評判のよかったトレジャーハンター(天然石掬い)へ。息子も娘も大喜びで参加してくれてよかった。
最後の最後で娘がトイレに失敗するという事件が発生して、ちょっとキレそうになったものの、一時行方不明(パンツ買いに探し回っていた)夫の方に怒りが向いたので子どもたちは無事(?)でした。
3日目は伊勢神宮内宮へ。やはり暑くて不機嫌な娘。
コロナ禍で生まれて、暑さでじゃぶじゃぶ池も閉鎖、なかなか外で遊ぶこともなく4歳まで来てしまったので、そのせいなのかなぁ。
兄は全然平気なので、余計そう感じます。
内宮では鹿の子が鳴いているのをみられました。
自分の病気の治癒を願うよりも先に「娘のイヤイヤが減ります様に!」とお願いしてしまった本殿。それでもイヤイヤしていましたが。
おかげ横丁で、行きたかった組みひものお店で、自分に帯締めと帯どめを買ってもらいました。
帰りの新幹線、娘は爆睡、兄は意外と元気で楽しかった思い出を振り返っていました。
子どもたちのキラッキラした笑顔がたくさん見られた旅行になりました。
こういう時間て、お金かかるからいかない、とかじゃ片づけられないなということを改めて感じました。
いつもと同じ家の中じゃやっぱり閉塞感もあるし、イライラしやすいのかも。物価高もあって安く済ませられるようなところは少ないけれど、少しずつ旅行資金を貯めて、親と行動しなくなる前にまた行こうと思います。
こんどはどこにしようかな。