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ロンドン私立小 今の学校に決めるまで


まずは小学校の登録から

上の子が生後9ヶ月の時に、近隣ナーサリーの進学が多い共学プレップスクール(レセプションから2年生まではプレ・プレップですがまとめてプレップと呼びます)を3校、後に新設された男子校を一校登録しておきました。入学は満4歳になった後の9月ですからだいぶ早くに開始ですが、それでも遅かったようです。。
イギリスは小学校から男女別学が多く、共学の選択肢が限定的なのも印象的です:

  • 地元の大人気共学T校: 入学時の選抜テスト(「アセスメント」)あり。但し基準は学力ではなくハッピー、親切をモットーとする校風に合う子供を選びますとのこと。どうやってわかるんでしょう?!同僚の子供達が通っておりとても良い学校と聞き登録しましたが人気校のためこの時点では遅く、「リザーブリスト」への登録となりました。メインリストに名前のある子がアセスメントを辞退すれば繰り上がって呼ばれる仕組みです。

  • 穏やかな雰囲気の共学F校: 選抜テストなし、先着順。T校のバックアップ的位置付けのようですが、在校生の雰囲気や校風が穏やかで良さそうです。校長先生が「皆さん色んな学校に登録していると思いますが、私立であれば大体どこも良い学校で同じ水準です」と肩の力が抜けた感じが好印象です。シニアスクール(中学校)の合格実績はT、F両校ともに似通っていました。

  • 共学H校: 選抜テストなし、先着順。登録に先立ち学校見学が条件というユニークなスタイル。11-12歳の子供達2名がペアで学校を案内してくれます。私の時は男の子2人で、自由に色々喋ってくれたのでとても面白かったです。見学が終わると校長先生と面談し、無事登録となりました。明るく活発な学校という印象を受けました。合格実績は上記2校より若干良いか、似通っています。

  • 進学校を目指す新設男子校F校: アカデミックで有名な女子校が男子校をオープン。選抜テストあり。共学が希望でしたが家から近いので受けてみることに。厳格で伝統的なイギリスの学校という雰囲気でした。女子の方の進学実績はダントツですが、男子校は新設のため未知数です。

ナーサリーのママ達の意見

ナーサリーに行き始めると小学校の話題が頻発します。他にも色々な特色を持つ学校があり、親として重視するポイントもまちまちで。。。

  • ノッティングヒルの男子校W校:ウィリアム、ハリー両王子が通った先ですね。「出産当日に登録したのに無理だった」と言う声も。

  • 女子の有名小学校F、K、G校: 女子名門セントポール女子に大勢を送り込む「フィーダー校」が近隣に3校。登録の速さではなく、3歳児対象のアセスメントで合格するしかありません。K校に問い合わせたママ曰く「生後すぐ登録する必要も全くないし学校への熱意を示すためのレターや電話(する親がいるのです)も不要です。娘さんがアセスメントに受かれば入学できますから」と言われたとか。ちなみに子供達が通っていたナーサリーはK校の合格実績は悪くありませんでした。F校も一名の推薦枠があるという噂でしたが真偽は不明です(F、Gへの合格は毎年1-2名程度に留まっていました)。

  • 新設男子校2校: 女子校と比較して男子校が少ないエリアでしたが、ノッティングヒルのW校が近隣に新しく兄弟校をオープン。前述の通り有名女子校Fも男子校を新設しました。

  • お金持ちが入れたい学校: ナイツブリッジにある学校とチェルシーの学校の2校は学費が突出して高い!ため我が家は圏外でしたが、特にこのチェルシーG校の人気は高く、同じナーサリーから数名が進学しました。選抜テストがありますがアカデミック売りではなく、何を基準にしているのかちょっとわかりません。

セントポールとウェストミンスター

大聖堂ではありません!日本でいえば開成、灘みたいな学校でしょうか?どちらも男子の進学校で、7歳から18歳までが通います。セントポールは女子校のセントポールガールズもあります。
入試のタイミングは男の子の場合7、11、13、16歳。
よちよち歩きの頃から「セントポール(ウエストミンスター)に絶対行かせたいの。7+(7歳の受験)に強い小学校に入れる」という親達が一定数います。7歳の方が競争が少ないとか?しかしその年頃の子供にチューター(家庭教師)をつけることに抵抗を感じる親も多く、多数派は11歳か13歳での受験を選択しています。
いずれにせよロンドンでプレップスクールのアカデミック度を判断するには、この両校の合格実績がわかりやすいベンチマークになるのではないでしょうか?

さて、結末はいかに?

結論から先に言うと、アセスメントのある学校にはご縁がありませんでした。
今通っている学校には満足しているので、合った学校に落ち着いたとは言えます。でも、当時の息子に楽しくはない経験をさせてしまったわけで、ほろ苦い反省は残っています。本人は覚えていませんが。。反省を生かし下の子はどこもトライせず、上の子と同じ学校一択でした。

以下は、ご興味ある方にもう少し個人的な内容を共有させていただきたく、有料扱いでお願いできればと思います。
 

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